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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^
さて、今回は「普通」について。
皆さんは、生活していて、
なにを求めますか?
自由。
愛。
幸せ。
楽しさ。
映画「ラビング 愛という名のふたり」は、
1958年、アメリカでは異人種間結婚を認めていない州がいくつもあり、
異人種間結婚の罪に問われ、バージニア州を追放されたラビング夫妻の実話に基づく作品です。
簡単に言えば、白人と黒人の結婚が認められておらず、
結婚しただけで罪になり、罪に処されないために、
泣く泣く州から追放される二人が描かれてます。
普通に愛する人と結婚し、
住みたいところに住みたい。
現代の日本では当たり前のことですが、
当時のアメリカのバージニア州では許されていませんでした。
そして二人はアメリカ自由人権協会の支援から、州を相手に裁判になるのでした。
それは、長く辛い時間です。
いつ逮捕されるか、連れ去られるかわからない恐怖。
周囲からの視線。
裁判は最高裁へ。
400件に一件くらいの確率でしか審議されない状況に、弁護士たちは高揚します。
「裁判官に伝えたい事は?」と聞かれ、「あるよ」と応えます。
皆さんは、どんな言葉を想像しますか?
「当然の人権だ!」
「こんな世の中は不当だ!」
「この不条理な法律を変えてくれ!」
そういった言葉ではありませんでした。
「俺は妻を愛している。」
それだけなのです。
それだけのことが、自由に叶わない。
州の不条理に疲れ、彼を支えたのはただただその気持ちだったのでしょう。
「普通」ということに退屈し、
「楽しさ」だけを追求したとき、「普通」にあるものは見えなくなります。
見えなくなったとき、アダムとイブみたいになってしまいますよね。![]()
いつも有難うございます。

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