ターミネーター化する私
歯医者に行って、矯正装置の調整をしてきた。
昨年の9月から始めて4か月ほどだが、まさか30過ぎのおっちゃんの歯がこれほど動くとは。ほぼ、上の歯も下の葉もラインが揃い、あとは全体的な歯列の幅や噛み合わせの調整段階に入った。三末納品は難しいかも知れないが、GW前までには銀色の装置ともおさらば出来るんじゃないかと目論んでいる。
何年か前のレーシック手術に続き、歯列矯正。
レーシックの手術の時も感じたことだが、今日も、下の前歯の間をヤスリで削ってワイヤーと輪ゴムでくっつけるという、まるで自分がターミネーターというか人造人間にでも変わるかのような作業が続いた。
しかし、この苦難を乗り越えた先には間違いなく以前に比べて快適な生活が待っている。(はず!)
私は親からもらった身体を大切に思っている。また同時に、『利己的な遺伝子』で書かれる“身体は、DNAのビーグル(乗り物)”という発想に共感している。
そのため、この身体はこの世を生きていく上でのビーグルだから、修理・修繕、もしくは改良が出来るのであれば積極的に取り入れたいと考える。
そんなことをぼんやり考えているうち、ふと、
もし今の健康な右足を根本から切断し、超合金の新たな右足に変えるとよりパワーも得られる上、あらゆる痛みからも解放されるとしたらどうする?
という問いを思いついた。私の答えはこうだ。
切断はしない。しかし、もし、現状の右足の一部(関節部分や骨の1、2本程度)を超合金に変えることで凄い効果があるのであれば容認するかも知れない。また、全体的な機能を向上させるサポート機器の取り付けであったなら、必要に応じて取り付けるだろう。
何を真面目くさって偉そうなこと言ってんだべ?っていう話もあるけれど(笑)、我々の身体が衰えてくるであろう40年後(30年後だったりして)の世界には、どんな凄い改造手術が出来るようになっているか分からないだけに、こんな想像も楽しい。
利己的な遺伝子 <増補新装版>/リチャード・ドーキンス

¥2,940
Amazon.co.jp
昨年の9月から始めて4か月ほどだが、まさか30過ぎのおっちゃんの歯がこれほど動くとは。ほぼ、上の歯も下の葉もラインが揃い、あとは全体的な歯列の幅や噛み合わせの調整段階に入った。三末納品は難しいかも知れないが、GW前までには銀色の装置ともおさらば出来るんじゃないかと目論んでいる。
何年か前のレーシック手術に続き、歯列矯正。
レーシックの手術の時も感じたことだが、今日も、下の前歯の間をヤスリで削ってワイヤーと輪ゴムでくっつけるという、まるで自分がターミネーターというか人造人間にでも変わるかのような作業が続いた。
しかし、この苦難を乗り越えた先には間違いなく以前に比べて快適な生活が待っている。(はず!)
私は親からもらった身体を大切に思っている。また同時に、『利己的な遺伝子』で書かれる“身体は、DNAのビーグル(乗り物)”という発想に共感している。
そのため、この身体はこの世を生きていく上でのビーグルだから、修理・修繕、もしくは改良が出来るのであれば積極的に取り入れたいと考える。
そんなことをぼんやり考えているうち、ふと、
もし今の健康な右足を根本から切断し、超合金の新たな右足に変えるとよりパワーも得られる上、あらゆる痛みからも解放されるとしたらどうする?
という問いを思いついた。私の答えはこうだ。
切断はしない。しかし、もし、現状の右足の一部(関節部分や骨の1、2本程度)を超合金に変えることで凄い効果があるのであれば容認するかも知れない。また、全体的な機能を向上させるサポート機器の取り付けであったなら、必要に応じて取り付けるだろう。
何を真面目くさって偉そうなこと言ってんだべ?っていう話もあるけれど(笑)、我々の身体が衰えてくるであろう40年後(30年後だったりして)の世界には、どんな凄い改造手術が出来るようになっているか分からないだけに、こんな想像も楽しい。
利己的な遺伝子 <増補新装版>/リチャード・ドーキンス

¥2,940
Amazon.co.jp
(他人の)棚から、(他人の)ぼた餅
少し前にあったニュース↓
江戸時代の根付けが人気 英競売で3千万円の高値も
象牙や木を彫ってつくった江戸時代の小型の装身具、根付けが海外で収集家の人気を呼んでいる。英国では、根付けをモチーフにした本がヒットしたこともあって注目され、オークションでは日本円で3千万円を超える史上最高値をつけるものも現れた。
根付けは、薬を入れる印籠などを帯に下げる際、外れないようにひもの先端に付けた留め具で、さしずめ“江戸時代の携帯ストラップ”。[続き]
---
世の中には、思いもよらないブームというのが起こるものだ。昔から、根付けの愛好家たちはいて、それなりの市場もあったのだと思うが、そういう人たちもまさかこれほど世界的に評価される日が来るとは思わなかったのでは。
出入りの古美術商に言われるがままオークションにコレクションの数点を出品し、それらが思いがけない金額に吊り上り、一躍、金持ちになってしまった根付け愛好家を想像してしまう。
しかも長年、家族に理解されず「あなたの道楽もいい加減にしてほしいわ!」などと煙たがられてかと思えば、(勝手に)胸が空く思いがする。
とまあ、夢のような話を楽しんでおきながら、夢を壊すようでなんだけれども、世界的なオークションの世界というのはほんの数人の熱烈なコレクターがいれば値はドンドンと上がる仕組みになっている。
例えば、関係者たちの陰謀で、この3千万円の根付けには、実は他に29点のそこそこの価値ある根付けを譲渡する約束が出品者と落札者との間で(裏で)交わされており、やらせのような競り合いの後、象徴的に高額な落札価格を演出している・・・のかも知れない。
それをニュースで見て、我々一般庶民は「へぇー!根付けって、世界的に価値が見出され始めたんだ!」と思うけれど、実のところ誰かに踊らされている。ってこともあり得る話(笑)。
でもでも、やっぱり冒頭の想像のほうが楽しい。長年、煙たがっていたじいちゃんに、手のひらを返すように擦り寄る妻と娘の豹変ぶりが見てみたい。
江戸時代の根付けが人気 英競売で3千万円の高値も
象牙や木を彫ってつくった江戸時代の小型の装身具、根付けが海外で収集家の人気を呼んでいる。英国では、根付けをモチーフにした本がヒットしたこともあって注目され、オークションでは日本円で3千万円を超える史上最高値をつけるものも現れた。
根付けは、薬を入れる印籠などを帯に下げる際、外れないようにひもの先端に付けた留め具で、さしずめ“江戸時代の携帯ストラップ”。[続き]
---
世の中には、思いもよらないブームというのが起こるものだ。昔から、根付けの愛好家たちはいて、それなりの市場もあったのだと思うが、そういう人たちもまさかこれほど世界的に評価される日が来るとは思わなかったのでは。
出入りの古美術商に言われるがままオークションにコレクションの数点を出品し、それらが思いがけない金額に吊り上り、一躍、金持ちになってしまった根付け愛好家を想像してしまう。
しかも長年、家族に理解されず「あなたの道楽もいい加減にしてほしいわ!」などと煙たがられてかと思えば、(勝手に)胸が空く思いがする。
とまあ、夢のような話を楽しんでおきながら、夢を壊すようでなんだけれども、世界的なオークションの世界というのはほんの数人の熱烈なコレクターがいれば値はドンドンと上がる仕組みになっている。
例えば、関係者たちの陰謀で、この3千万円の根付けには、実は他に29点のそこそこの価値ある根付けを譲渡する約束が出品者と落札者との間で(裏で)交わされており、やらせのような競り合いの後、象徴的に高額な落札価格を演出している・・・のかも知れない。
それをニュースで見て、我々一般庶民は「へぇー!根付けって、世界的に価値が見出され始めたんだ!」と思うけれど、実のところ誰かに踊らされている。ってこともあり得る話(笑)。
でもでも、やっぱり冒頭の想像のほうが楽しい。長年、煙たがっていたじいちゃんに、手のひらを返すように擦り寄る妻と娘の豹変ぶりが見てみたい。
子育てにアイデアを盛り込む親、頭を使わない親
現代ビジネスにあった記事↓
世界で勝ちたければインド人に学べ!日本人枠に希望者が殺到するインド式インターナショナルスクールの魅力
先日シンガポールの世界第二位の海運会社の社長が「インド人向けインターナショナルスクールが大人気なんだよ。シンガポールのインド系インターはなかなか入れない」と教えてくれた。資源関連のトレーダーであるインド系シンガポール人実業家も「インド式初等教育は世界最高。ここで育てれば世界で通用することもになる」と胸を張る。
東京でインド人向けインターナショナルスクールに日本人の応募が殺到して日本人枠ができたとの報道があった。インドでは当たり前に行われている一般的なインド式教育がグローバル人材を造る! [続き]
我が家の隣人は、香港系米国人のダンナさんと日本人の奥さんの家族で、子供同士も年が近いこともあり家族ぐるみで親しくさせていただいている。
ダンナさんは、米国企業のアジアを統括する立場にあるグローバルで活躍する方。いわゆる、日本の私立の付属校上がりで育った私たち夫婦とは全然違う環境に生きている。そういう意味で、彼ら(また彼らの周りにいる人たち)の教育に対する考え方は、大変に刺激的だ。このインド式のインターナショナルスクールの有り様を読んでも、さもありなんといったふうに思える。
私たちの環境では、
子供たちには日本の受験戦争に勝ち抜いてもらい(願わくばお受験戦争?)、名の知れた大学を卒業し、望み通りの企業へ就職して欲しい。
というロードマップをとりあえず展開しがち。それを、チョイチョイ、高校か大学あたりで留学を挟むとか、本人のやる気に応じて法律や建築の専門学校に並行して通わせるっていう感じでカスタマイズする程度の発想しかない。
それはそれで間違っているとは思わないけれど、大きく変わりゆく世界の流れを鑑み、少しでも子供の可能性を広げてあげたいと願うのであれば、上で挙げたロードマップのカスタマイズも、より柔軟かつ大局的な視野をもってアイデアを盛り込んでいかなければならないだろう。
(自分もそうだったから)
(この地域では一番偏差値が高いらしい)
(お金持ちの人が通ってるらしい)
(みんながいいって言ってるから)
(誰々くんも通ってる塾だから)
的な、本質的な頭を使わないで子供を育てようとすると、あれもこれもとどんどん足し算的に親への負担が増すばかりで何だか勿体ないような気がする。
もっと頭を使って、自分とは異なる環境の人の声に耳を貸し、20年後、30年後、40年後の世界を予測し、情報を集積し、アイデアを熟成させるべく、子供の未来に花を咲かせる努力を親として続けていきたい。
世界で勝ちたければインド人に学べ!日本人枠に希望者が殺到するインド式インターナショナルスクールの魅力
先日シンガポールの世界第二位の海運会社の社長が「インド人向けインターナショナルスクールが大人気なんだよ。シンガポールのインド系インターはなかなか入れない」と教えてくれた。資源関連のトレーダーであるインド系シンガポール人実業家も「インド式初等教育は世界最高。ここで育てれば世界で通用することもになる」と胸を張る。
東京でインド人向けインターナショナルスクールに日本人の応募が殺到して日本人枠ができたとの報道があった。インドでは当たり前に行われている一般的なインド式教育がグローバル人材を造る! [続き]
我が家の隣人は、香港系米国人のダンナさんと日本人の奥さんの家族で、子供同士も年が近いこともあり家族ぐるみで親しくさせていただいている。
ダンナさんは、米国企業のアジアを統括する立場にあるグローバルで活躍する方。いわゆる、日本の私立の付属校上がりで育った私たち夫婦とは全然違う環境に生きている。そういう意味で、彼ら(また彼らの周りにいる人たち)の教育に対する考え方は、大変に刺激的だ。このインド式のインターナショナルスクールの有り様を読んでも、さもありなんといったふうに思える。
私たちの環境では、
子供たちには日本の受験戦争に勝ち抜いてもらい(願わくばお受験戦争?)、名の知れた大学を卒業し、望み通りの企業へ就職して欲しい。
というロードマップをとりあえず展開しがち。それを、チョイチョイ、高校か大学あたりで留学を挟むとか、本人のやる気に応じて法律や建築の専門学校に並行して通わせるっていう感じでカスタマイズする程度の発想しかない。
それはそれで間違っているとは思わないけれど、大きく変わりゆく世界の流れを鑑み、少しでも子供の可能性を広げてあげたいと願うのであれば、上で挙げたロードマップのカスタマイズも、より柔軟かつ大局的な視野をもってアイデアを盛り込んでいかなければならないだろう。
(自分もそうだったから)
(この地域では一番偏差値が高いらしい)
(お金持ちの人が通ってるらしい)
(みんながいいって言ってるから)
(誰々くんも通ってる塾だから)
的な、本質的な頭を使わないで子供を育てようとすると、あれもこれもとどんどん足し算的に親への負担が増すばかりで何だか勿体ないような気がする。
もっと頭を使って、自分とは異なる環境の人の声に耳を貸し、20年後、30年後、40年後の世界を予測し、情報を集積し、アイデアを熟成させるべく、子供の未来に花を咲かせる努力を親として続けていきたい。