まとまりのないブログ -21ページ目

初釜

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お初釜。

来年からはもっと個人的な儀式性を高めて参加しようと思った。


香港のお洒落過ぎる浴室、水浸し事件

今回、香港に滞在したUpper Houseというホテルは、世界の名だたる都市において高額過ぎない値段でありながら非常に清潔感のある部屋の広さも十分なホテルだった。

何よりも、その部屋の隅々まで渡るデザイン感覚は大変に素晴らしく洗練されており、正直驚いた。これが上海だったら、成金っぽい現代アート気取りの雰囲気になっていたことだろう。


大体、こうなふうな書き出しでブログを書くくらいだから、完全に上から目線である。戦後の高度成長もあらかた終わり、イケイケなバブル経済まっしぐらの日本に生まれ育った私は、悪気なくアジアをナメてるところがある。


ところが、である。

地上40階の非常に眺めの良い、仕切りと言う仕切りのない、お洒落で広々とした浴室でバスタブにお湯を張り、長旅の疲れを癒していた。水道環境の良い香港の水質に気分良く身体も温まり、いざシャワーを浴びようとしたその時。

どこをどう見ても、水道からシャワーへ変換するものが見当たらない。可能性があるとするならこれだろうというハンドルをクルクルと回していたら、突然、恐ろしいほどの水柱が天井に向けて吹き上げるではないか!あわてて、外れてしまったハンドルを締め直そうと必死に水圧に抵抗し直したのだが、その10秒足らずの間にお洒落な浴室空間を水浸しにしてしまった。

あわや、テレビのリモコンやら、カーテンの開け閉め用のリモコン、専用容器に入ったバスソルトなど、すべてを破壊しかねない大失態であった。


その時に、私はふと思ったのである。日本がまだ「Japan as No.1」と言われていた頃、服装から何故かそうと分かる中国人家族がウォシュレットの使い方を分からず、日本のホテルで失態を繰り広げていたのを、田舎者だからと暗に小馬鹿にしていた。そして今、親子4人で訪れた香港のデザイナーズ・ホテルでお洒落な浴室を水浸しにしていることを。


世界の至る場所に日本人観光客が訪れ、その経済的優位性に対して片言の日本語で優しく対応してくれた時代はもう終わった。今度は、世界が中国語を勉強して中国人を相手に商売を始めることだろう。日本も、そして米国も、中国を追いかける立場に逆転したのだという印象を、この浴室水浸し事件でまざまざと味わった。



[佃煮邦彦]羽田ではたらく番頭のblog-お洒落過ぎる浴室



ただし救いもあった。翌日そのバスタブにTOTOの文字が刻まれていたのを発見したことだ。これがもし、中国製か韓国製のバスタブであったら完全に打ちひしがれていたことであろう。



パンダ

海洋公園のパンダ。
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本人は否定するが、どのパンダもうちの奥さんと雰囲気が似ている。

家でテレビ見ながら竹食べてるよう。