(他人の)棚から、(他人の)ぼた餅
少し前にあったニュース↓
江戸時代の根付けが人気 英競売で3千万円の高値も
象牙や木を彫ってつくった江戸時代の小型の装身具、根付けが海外で収集家の人気を呼んでいる。英国では、根付けをモチーフにした本がヒットしたこともあって注目され、オークションでは日本円で3千万円を超える史上最高値をつけるものも現れた。
根付けは、薬を入れる印籠などを帯に下げる際、外れないようにひもの先端に付けた留め具で、さしずめ“江戸時代の携帯ストラップ”。[続き]
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世の中には、思いもよらないブームというのが起こるものだ。昔から、根付けの愛好家たちはいて、それなりの市場もあったのだと思うが、そういう人たちもまさかこれほど世界的に評価される日が来るとは思わなかったのでは。
出入りの古美術商に言われるがままオークションにコレクションの数点を出品し、それらが思いがけない金額に吊り上り、一躍、金持ちになってしまった根付け愛好家を想像してしまう。
しかも長年、家族に理解されず「あなたの道楽もいい加減にしてほしいわ!」などと煙たがられてかと思えば、(勝手に)胸が空く思いがする。
とまあ、夢のような話を楽しんでおきながら、夢を壊すようでなんだけれども、世界的なオークションの世界というのはほんの数人の熱烈なコレクターがいれば値はドンドンと上がる仕組みになっている。
例えば、関係者たちの陰謀で、この3千万円の根付けには、実は他に29点のそこそこの価値ある根付けを譲渡する約束が出品者と落札者との間で(裏で)交わされており、やらせのような競り合いの後、象徴的に高額な落札価格を演出している・・・のかも知れない。
それをニュースで見て、我々一般庶民は「へぇー!根付けって、世界的に価値が見出され始めたんだ!」と思うけれど、実のところ誰かに踊らされている。ってこともあり得る話(笑)。
でもでも、やっぱり冒頭の想像のほうが楽しい。長年、煙たがっていたじいちゃんに、手のひらを返すように擦り寄る妻と娘の豹変ぶりが見てみたい。
江戸時代の根付けが人気 英競売で3千万円の高値も
象牙や木を彫ってつくった江戸時代の小型の装身具、根付けが海外で収集家の人気を呼んでいる。英国では、根付けをモチーフにした本がヒットしたこともあって注目され、オークションでは日本円で3千万円を超える史上最高値をつけるものも現れた。
根付けは、薬を入れる印籠などを帯に下げる際、外れないようにひもの先端に付けた留め具で、さしずめ“江戸時代の携帯ストラップ”。[続き]
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世の中には、思いもよらないブームというのが起こるものだ。昔から、根付けの愛好家たちはいて、それなりの市場もあったのだと思うが、そういう人たちもまさかこれほど世界的に評価される日が来るとは思わなかったのでは。
出入りの古美術商に言われるがままオークションにコレクションの数点を出品し、それらが思いがけない金額に吊り上り、一躍、金持ちになってしまった根付け愛好家を想像してしまう。
しかも長年、家族に理解されず「あなたの道楽もいい加減にしてほしいわ!」などと煙たがられてかと思えば、(勝手に)胸が空く思いがする。
とまあ、夢のような話を楽しんでおきながら、夢を壊すようでなんだけれども、世界的なオークションの世界というのはほんの数人の熱烈なコレクターがいれば値はドンドンと上がる仕組みになっている。
例えば、関係者たちの陰謀で、この3千万円の根付けには、実は他に29点のそこそこの価値ある根付けを譲渡する約束が出品者と落札者との間で(裏で)交わされており、やらせのような競り合いの後、象徴的に高額な落札価格を演出している・・・のかも知れない。
それをニュースで見て、我々一般庶民は「へぇー!根付けって、世界的に価値が見出され始めたんだ!」と思うけれど、実のところ誰かに踊らされている。ってこともあり得る話(笑)。
でもでも、やっぱり冒頭の想像のほうが楽しい。長年、煙たがっていたじいちゃんに、手のひらを返すように擦り寄る妻と娘の豹変ぶりが見てみたい。