なぜ、あの人は、言葉を呑み込むのか? | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

きついと思われるから。

 

 

 

先日の記事に登場のMさん。

ほら、えっちゃん伝説の箸休め。

 

千歳市在住のセラピスト。

「保護観察官」のMさんね。

 

 

自由奔放な次男さん。

いつも振り回されて、疲れ気味。

 

なぜ、次男さんだけ?

 

 

コントロールできる。

コントロールしなければ。

 

 

例え、親子と言えど。

他人は、コントロールできません。

 

コントロールできたように思えることはあっても。

それ、思い込みです。


 

親だから?

 

では、なぜ、長男さんや長女さんには感じないの?

 

 

それは、次男さんが自由奔放だから。

思ったこと、そのまんま。

後先考えず、カラダが動く。

 

Mさんは、見てられない。

 

 

けど、コントロールに気づかれたMさん。

 

 

> Mさん、今日次男さんが宿題している姿を

> 大らかに見ていられたそうです!

 

> やりもせず「無理ー!」とか言ってる次男さんに

> 「いやー!天才だわ!」といい続けたところ、

> いつもより早く宿題も終わり、

> 次男さんはルンルンだったとのことです。笑

 

> 次男への対応が明らかに変わったことで

> 自分自身が穏やかです。

> あ、コントロールしたいと思ってる…と

> 気づけた時には言葉を変えることができます。 

> すごいなぁ。

 

 

気づいて、すぐに実践できるMさん。

すごいなぁ。

 

 

けど、Mさん、さらに気づきが。

 

なぜ、自由奔放な次男さんだけに?

 

 

「ムダが許せないんです。」

 

 

ムダ?

 

 

「思ったら、すぐに行動するんですが。」

 

 

ですが?

 

 

「効率がめちゃくちゃ悪いんです。」

 

 

たしかに。

直観派は、ロジカルに効率なんて考えないよね。

 

 

「あとで、それとこれ。」

「一緒にこなせば、時間が節約できるのに。」

「ムダに気づくと、つい指摘しちゃうんです。」

 

 

ほー、誰に対しても?

 

 

「昔は、そうだったんですが。」

 

 

ですが?

 

 

「いまは、身内だけです。」

 

 

なるほど。

「きつい」って言われたの?

 

 

「はい、まさしく。」

 

 

言われるかもね~。

Mさんは、責めるつもりはないのに。

ただ、事実として気づいたことを。

 

 

「はい、ほんとにそのとおりです。」

 

 

けど、相手は責められていると。

 

 

「黙っておくのも優しさだよって。」

 

 

Mさんに優しさが足りないみたいだね。

 

 

「それ以後、身内以外には言わないように。」

 

 

なるよね。

で、いまも指摘し続けるお身内さんは?

 

 

「やはり『きつい』と。」

 

 

ご家族揃って言われるのね。

玉置浩二もびっくりの「キツイ奴ら」。

 

 

そっかあ~。

そう言われると、自分でも思っちゃうよね。

「私って、きついんじゃないか」って。

 

 

「ええ、思ってます。」

 

 

けどね。

Mさん、言っちゃったらいいよ。

お身内以外にも。

 

 

「えっ?」

 

 

私は、言う側だったの。

「それ、手厳しいね」って。

だから、ご家族の気持ちもわかります。

 

 

Mさんに指摘されたことね。

本人も「そうだ」と思ってるの。

 

だから、刺さるの。

イタイとこ、突かれてるから。

 

的外れだったら、スルー。

「は?」ってかんじ。

 

 

「けど、言い方があるだろうって。」

 

 

Mさん、「正す」前提で言ってない?

 

 

「えっ?」

 

 

あなた、それ、ムダだから。

ちゃんと直しなさいよって。

 

 

「うーん、どうでしょう?」

「そこまできつく言ってる自覚はないんですが。」

 

 

じゃあ、指摘したムダをね。

そのまんまにされたら?

 

 

「あっ、カチッときます。」

「言ったでしょって。」

 

 

ほら。

あなたは間違ってるから、正しなさい。

じゃない?

 

 

「ああ、ホントですね。」

 

 

ホントに気づいた事実だけを伝えるのなら。

伝えるだけで、完結。

 

本人がどうするかは、相手次第。

ゆだねられます。

 

 

けど、「ムダ」だと思った時点でね。

 

相手は間違えてる。

私が正しいに。

 

その前提で話されると。

誰だって、反発しちゃうよね。

 

 

いくら言い方を考えてもね。

言葉は、アプリ。

意識が、OS。

 

トガッた気が放たれるとね。

感覚レベルでキャッチされます。

 

 

「それ、こうしたら、〇〇できるんじゃない?」

 

 

Mさんとしては、相手のために言ってるんだけど。

 

指摘が歓ばれるのは、

本人が気づいてない時だけ。

 


「わかってるよ。」

「いちいち、うるさいな。」

 

 

と言われるのが、オチ。

 

 

「・・・言われてます。」

 

 

だよね~。

 

 

「じゃあ、どうすれば?」

 

 

大阪人はね。

ツッコミとして、ネタにしちゃうの。

 

 

「ネタですか?」

 

 

笑いって、ギャップなのね。

本来なら、〇〇だけど、この人は□□なんだね。

 

この〇〇と□□の差。

大げさに強調して笑いに。

 

 

「大げさに?」

 

 

ギャップが大きいほど、エネルギーも大きく。

ウケがいいの。

 

ほら、高い所から落下させたほうが、

衝撃も大きくなるでしょ。

 

笑いもエネルギー。

物理法則と同じ。

 

 

ツッコミのゴールは、笑い。

笑いとは、最大の肯定表現。


文章にすると、きつく感じても。

「ともに笑おう」という感覚から発するとね。

相手も笑うしかない。

 

言葉ではなく、気に共振。

相手と一緒に。

心地よいビジョンを描いてるの。

 

 

ってことで。

 

些細なムダも。

ロッテンマイヤー級に大げさに。

 

 

えっちゃん伝説を参考にしてね。

 

 

ほら、Mさん。

思い出して。

 

私、助手席で、スマホにメモってたでしょ?

えっちゃんのネタ帳。

 

あれ、Mさんと同じだよ。

ムダに気づいている点では。


笑いに転換する前提で、メモってるの。

ムダの対極を意識してね。

どうすれば、ギャップが大きくなるかって。

 

 

そうそう、長沼へのバイパスで。

えっちゃんが言ってたでしょ?

 

 

「ここから旭川の山って、見えるのかしら?」

 

 

見えるわけないよね。

そもそも、そんなこと、訊いてどうするのって。

ムダでしかない。

 

大阪人は、そこでツッコむ。

 

 

「いや、見えないだろ。」

 

 

これで、ボケた発言が、「ボケ」に。

ツッコまれることでね。

「お笑い」として昇華されます。

 

 

「けど、大阪人の鋭いツッコミは・・・。」

「私のペースでは、ムリかもしれません。」

 

 

ゆったりなら、ゆったりなりの「間」があるの。

 

Mさんも言ってたよね。

 

 

「ちょっと遠いかもしれませんね。」

 

 

これ、ちゃんとツッコミとして成立します。

 

ともに笑うという前提でね。

 

 

「う~ん、ちょっと遠いかもしれませんねー。」

 

 

ニヤニヤしながら。

大げさに。

 

 

「ああ、なりそうですね。」

 

 

お試しあれ。

えっちゃんの千本ノックで。

 

 

「つまり、ツッコミにすれば。」

「ムダを指摘してもいいと?」

 

 

ああ、それはそれで楽しめるけどね。

ごめんなさい。

大阪人として、力説しちゃった。

 

 

お笑い路線以外の選択肢。

 

 

「そんな自分に気づく」

 

 

というのも。

 

 

それをムダと感じてね。

ひと言、言ってやりたくなる自分に。

 

 

(ああ、またやってるやってる。)

(ひと言言いたくなってるわ、私。)

(相変わらず、忙しい人だわ、私って。)

 

 

苦笑いしちゃうから。

 

笑えた時点でね。

口に出しても、きつくないから。

 

 

ムダに気づくのは、Mさんの才能。

意識してるわけじゃないでしょ?

 

 

「ええ、反射的に気づいちゃいます。」

 

 

何の努力もせず、自然体でそうなる。

それ、才能だから。

 

 

才能とは、自ずとわきあがるエネルギー。

抑えられると、気詰まり。

誰だって不機嫌に。

 

 

ってことで、Mさん。

お笑いでも。

自己観察でも。

 

その才能、活かしちゃいましょう。

Mさん自身の手で。

 


さて、あなたの才能は?

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

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