Ψ(さい)のつづり -66ページ目
17のころ
ぐちゃぐちゃな
思考とともに
いつも
悩んで
傷ついて
強がって
蟹のような
かたい鎧で
武装して
内側は
泣き叫んでいた
世界は
いつだって
不公平で
自分だけが
幸せになっても
意味がないと
思い込んでいた
いまになっても
思考がこんがらがって
脳内配線工事が
必要になることが
あるけれど
世界の
ありようには
すべて
意味があることを
知ったから
自分を
無駄に
責めることは
しない
幸せは
独り占めしなければ
ひろがっていくし
この世界の
豊かさ
美しさは
めぐっていくから
せき止めなければ
循環する

素晴らしい
クラッシック音楽は
歴史遺産
音楽の授業で
聴いた曲や
コマーシャルで
使われていた
あれこれも
実は
クラッシックの名曲が
多いことを
改めて知る
音楽の授業では
良さがわかっていたとは
言えないけれど
改めて聴くと
心が躍ったり
涙したり
美しさが沁みる
それにしても
さまざまな
宣伝に使われて
大作曲家は
怒っているのかな
それとも
いまでも
知らぬ人のいない
曲になって
喜んでいるのかな
喜んでいるまではいかなくても
ちょっと
面白いなと思って
笑って許して
くださっていたら
うれしいな

ねえ
わたしのことを
思い出して
あなたは
池のほとりで
ひとり
釣りをしていた
あなたは
海辺で
天涯孤独の身になった
あなたは
海が暴れて
波が次々と
道を覆っていくのを
目にした
川は溢れ
あなたに迫った
水は
あなたを
恐れさせる
一方で
水は
あなたを
招き
魅了する
どんなに
恐ろしくても
近づき
見て
できることなら
触れてみたいと思う
何度そこで
おわりを知る
ことになろうとも
水がなくては
もともと
存在することは
かなわないのだから
いまでも
わたしは
水に
招かれる
わたしは
水を恐れ
同時に
強く
魅かれる

こうあらねば
と
やらなきゃいけない
を
全部すてて
夏に
飛び出そう
自分がこうなりたい
自分がやりたい
たのしい
うれしい
わくわく
やる氣満々の
エネルギーを
夏から
いただこう
この世界は
愛に満ち溢れていて
ここにも
そこにも
呼吸をすれば
愛のパワーが
わたしの中にも
入ってくる
胸にも
お腹にも
パンパンに
雷鳴は
地球の
鼓動に
共鳴する
心臓の
鼓動にも
共鳴する
わたしは
地球の
宇宙の
一部分
わたしが
笑えば
地球も
愉快
わたしが
やる氣
元氣
みなぎれば
地球も
満充電
すべては
つながっている
すべては
わたし

麦は
芽を出すと
踏まれる
また
伸びようとすると
踏まれ
さらに
踏まれて
誓う
大風にも
大雨にも
日照りにも
負けないよう
太くて
丈夫な茎を
天に向かって
まっすぐ
伸ばそう
黄金の実りを
天に捧げるには
ぼんやりひょろひょろでは
だめなんだ
そして
太陽めざし
穂を伸ばす
無駄に
食べられないように
みをかたくして
お守りの針もつけて
伸びてきたみどりの稲と
実りを迎える黄金の麦の
パッチワークは
強いものが手に入れた美
刈り取ったあとの
麦わらぼうしは
強いものからの愛
冬の厳しさを
生き抜いた優しさ


