Ψ(さい)のつづり -63ページ目
こころに
変化あれど
こころに
ぶれなし
おそれもなし
こころにあるは
希望
そして愛
ただ
おのれを
いきるのみ
だれの
こころにも
宇宙あり
その全貌は
だれにも
わからない
だれからも
邪魔されたり
こわされることはない
見た目で
馬鹿にされようとも
いまある財で
蔑まれようとも
行動が
突飛に見えて
まわりに
理解されず
変人扱いをうけようとも
そんなことは
意に介さず
まわりの世界は
離れたければ
離れればいい
あとから
ついてきたければ
ついてくればいい
そのとき
わたしは
もっと
もっと
先の世界にいるから

一歩踏み出したと
思ったけれど
これだ
っていう
決定打がないとき
迷うならなし
まよっていいことなし
それでも
行動をおこすことに
前向きになれるなら
やってみて
うまくいかなかったら
軌道修正すればいい
そのときは
また
ちょっと別の
新しい道が
用意されている
はずだから
世界は
愛をこめて
手を差しのべて
くれている
その手をとる
勇氣や
感謝が
持てるのなら
何も
こわくは
ないさ

うまれてくる
時代が違っていたら
機織りが
天職な
氣がする
と
誰かが
言っていた
けれど
きっこぱたん
きっこぱたん
が
いまの
時代じゃだめな理由はない
産業革命の
おかげで
ピアノは
改良されたし
服も
機械で大量生産できるように
なったけれど
必ず
どこかで
ひとの手が必要で
それが
多ければ
多いほど
仕上がりも
味が出る
ひとが
デザインし
ひとが
糸を染め
布を織り
図柄をおこす
立体裁断で
身体に沿った布の動きや
着心地の微調整
ひとの手に
ゆだねられるものが
もっと増えて
それが
当たり前になったらいい

キャラバンが
砂漠を
進む
駱駝が
息絶えたとき
主の
命運も尽きる
冷たい水を
とうとうとたたえる
泉が見えるが
進んでも
進んでも
近づくことは
かなわない
砂漠の蜃気楼
川や
それに浮かぶ
ヨットまで見える
それもまた
まぼろし
沈む太陽を
待ちわびる
夜は冷え
凍えそうになることもあるが
幻視に悩まされることがない
それなのに
沈んでいく太陽が
いちごのように見える
ああ
あのみずみずしい
いちごを口いっぱい
ほおばってみたい
沈むときでさえ
自身で
まぼろしを
みせるのか
決して
負けはすまい
明日には
荒野にたどり着けるだろう
3日後には
街に着くのだ
着いたら着いたで
街の喧騒や
人々の視線に
すぐ嫌気がさすのだから
今のうちに
この
静寂と
星々が
織りなす
聖なる音楽を
楽しもうではないか

風の中に
いる
だれか
あしながおじさんの
アシナガ蜂
暑さに
めっぽう強い
彼らは
毎日
せっせと
休みなく
働く
女王蜂のため
新女王は
たったひとり
冬を越し
来年の景色を見る
いまはまだ
今年のことだけ
目の前の
にぎやかな
繁栄を
楽しむだけ
今年限定の巣で


