Ψ(さい)のつづり~しあわせを引き寄せる「し」~ -53ページ目
大晦日には
いつもなら
人々が寝静まる
夜中に
駆けていこう
お寺の
鐘をつくから
凍えるほどの寒さで
足の感覚も手の感覚もなくなるけれど
火がぱちぱちと煙をあげて
応援してくれる
きっと
来年はもっともっと
いい年になるし
してみせる
それでいて
大きな流れには身をゆだねる
それは
長いものに巻かれるのとは違う
敬意があるからこそできるアクション
除夜の鐘が
わたしの煩悩を
ひとつひとつ
浄化してくれる
わたしを大切にすることと
世界を大切にすることは
ふつうに
両立することだから
自分
一人だけで
頑張りすぎなくていい

いつか
のんびり
安穏と
生きられる日がくると
誰かが
言ったのだろうか
いいえ
誰も言っていない
わたしが
勝手に
そんな幻想を抱いていただけ
そんなときは
永遠に来ないし
そんなときが
本当に来たら
きっと
一日で
飽きてしまう
天から与えられた
使命を
果たしつつ
新しいことにも
アンテナを張る
そうやって
生き生きと
日々を過ごすことが
歓びであり
幸せなのだから
ぬるま湯につかって
ふにゃふにゃに
ふやけるだけでは
芯まで温まらない
それなら
熱いお湯と
冷や水を
交互に浴びて
しゃきっと
目を醒まそう

ふるさとに
かえる
わくわく
帰ってくる
家族を
迎える
わくわく
世界が
わくわく
しっぱなしの
日々に
休むことは
自分をも
ハッピーに
すること
いろんな
お仕事が
やりすぎ
詰め込みすぎだったことに
気付いた
世界は
少し
優しくなった
それぞれが
駆け抜けながら
いきなり
大晦日に
なるのではなく
少しずつ
大晦日に向かって
整えていく
その
時間が
かけがえのない
ギフト
その時間が
来たる年の
波動を
高めていく
栄養になる

12月が
粛々と
進んでいく
星々が
順行に転じ
わたしたちも
わくわく
盛りだくさんで
過ごしていく
暗いくらいの
日中も
のどにやさしい湿度を
与えてくれる
霧や雨に
感謝する
もう確実に
日はほんの少しずつ
長くなり
わたしたちが
明るい
未来と
希望あふれる
2026年を
過ごせるよう
限りない
エネルギーを
惜しみなく
届けてくれて
わたしたちが
わはははは
と
思わず
笑顔になったり
ほろっと
うれし涙を
浮かべるような
できごとまで
用意してくれる
こんなにも
大きな大きな愛に包まれて
生きていく
しあわせを噛みしめて
今年も一年ありがとうございました
来年もどうぞよろしくお願いいたします

一本のろうそくに
火を灯し
じっと
みつめる
炎はゆらめき
わたしの
呼吸に合わせて
炎の形を
変えていく
火に語りかける
火は
ことばを
呑み込み
燃やし
同意する
同意しないときは
身をよじって
黒い煙を吐き出す
わたしは
雨の
聖夜に
ここにいます
来年は
もっともっと
自分にまっすぐ
世界に
まっすぐ
向き合います
余計なものを
そぎ落とし
炎の
真ん中の
高い
高い
温度の
炉のように
内面に
熱量を蓄え
世界に
大きな
エネルギーを
放ちます


