はかりが大きく傾くとき

 

調整が入る

 

バランスは

 

なによりも

 

大事

 

バランスそのものが

 

大事なわけではなく

 

バランスがうみだす

 

美しさが

 

大事だから

 

なにもせず

 

そっと

 

はかりを揺らさないように

 

生きればいいわけじゃない

 

動きがないのは責め苦

 

ときには

 

振り切ったっていい

 

ときには

 

ちょっとした

 

かたむきを

 

戻せないまま

 

進むことだってある

 

それでも

 

反対がわの

 

はかりがあるっていうことが

 

わかっているだけで

 

歯止めがきく

 

そのことが

 

調和をうむ

 

そして

 

美しい

 

秩序には

 

愛がある

 

愛がない秩序は

 

ただの

 

呪縛