ぞうさんの

 

お鼻が長いのは

 

知っていたし

 

タイのぞうさんの

 

背中の

 

籠に乗せてもらったことは

 

あったけれど

 

ぞうさんに

 

ごはんをあげられる日が

 

くるとは

 

思っていなかった

 

らくだ

 

ろば

 

うま

 

たくさんの動物に

 

乗せてもらったけれど

 

ご褒美の

 

ごはんは

 

あげるようになっていなかったから

 

さぞかし

 

働き損だいっ

 

 

思っていたに

 

違いない

 

ごめんね

 

ぞう

 

らくだ

 

ろば

 

うま

 

きっとそのあと

 

ごはんは飼い主から

 

もらっていたはずだけど

 

乗せてもらった

 

わたしから

 

あげられたら

 

よかった

 

ぞうさんの

 

お鼻は

 

お鼻だから

 

中が

 

ふたつに

 

分かれている

 

ぞうさんの

 

お鼻は

 

お鼻だから

 

ちょっと荒い

 

鼻息も

 

そのふたつに分かれた

 

お鼻の先から

 

出てくる

 

ぞうさんのお鼻は

 

お鼻だけど

 

水を飲むとき

 

かけるとき

 

そのお鼻をストローみたいにするから

 

中に

 

水が残っている

 

それとも

 

ひょっとして

 

鼻水かも

 

とにかく

 

にんじんや

 

バナナを

 

あげたら

 

手に水がつく

 

それを知ってか知らずか

 

手の平を頂戴の形にするときみたいに

 

お鼻の先だけ

 

上に返してお皿みたいに

 

する新時代仕様の

 

ソーシャルディスタンスぞうさんも

 

いてくれて

 

ごはんが

 

あげやすい

 

 

 

 

生きとし生けるものが

 

同じ空の下で

 

毎日

 

励ましあう

 

空飛ぶ鳥も

 

地を歩くカニも

 

瞬間移動できる猫も

 

川に泳ぐハヤも

 

その川に落ちていく

 

どんぐりも

 

お寺のお線香のけむりさえ

 

なにひとつ

 

無駄なものはなく

 

毎日が

 

毎日が

 

まったく

 

違う日々で

 

ありながら

 

かならず

 

呼応しあって

 

活かしあっている

 

当たり前なんて

 

なにひとつなく

 

知らず知らずのうちに

 

お互いの存在が

 

お互いを補い合っている

 

自分の意図でありながら

 

世界を織りなす糸

 

自分の意思でありながら

 

世界を築く石

 

自分の希望でありながら

 

世界の喜望

 

 

 

 

 

 

かぼちゃが

 

走る

 

馬車に

 

なって

 

シンデレラは

 

日付が

 

変わる前に

 

帰らないと

 

いけないけれど

 

そのミステリアスさが

 

魅力を増しに増した

 

ガラスの靴は

 

いつまでも

 

ガラスの靴

 

履いて踊っても

 

痛くない

 

すばらしい

 

 

普段の木靴とは

 

大違い

 

かぼちゃが

 

照らす

 

未来への

 

みち

 

囚われの

 

奴隷状態から

 

プリンセスへ

 

働き者には

 

服がある

 

福がある

 

 

 

 

聖なるミッションを

 

たずさえて

 

わたしたち

 

ひとりひとりは

 

地上に

 

降りてきた

 

どんな課題も

 

どんな困難も

 

すべて

 

乗り越えられるから

 

乗り越えた先には

 

またもっと別のなにかが

 

待っているけれど

 

息つく暇もないように

 

思えるときも

 

あるけれど

 

そんなことはない

 

ずっとずっと

 

いつだって

 

すぐそばには

 

喜びが寄りそい

 

愛もある

 

どんなにひとりぼっちに思えても

 

決してひとりぼっちじゃない

 

だから

 

渦中にあっても

 

少し俯瞰してみよう

 

この道こそが

 

祝福であり

 

地上に描く

 

神々の軌跡

 

わたしたちに

 

託された

 

希望

 

 

 

 

サムは

 

寒がり

 

サムゲタンを

 

食べて

 

からだの芯から

 

温まろう

 

心地よい

 

居場所

 

暖かい

 

寝床

 

これがあったら

 

寒い冬は

 

他に

 

何にもいらない

 

暑い夏がきたら

 

急に

 

暖かい寝床は

 

魅力がなくなるけれど

 

心地よい

 

居場所は

 

いつだって

 

必要

 

変化していくものに合わせて

 

必要なものも変わるけれど

 

心地よさは

 

自分でつくり出せる

 

変わっていくものが

 

なければ

 

工夫をすることを

 

忘れてしまうから

 

何かを

 

変わらないように

 

ずっとずっと

 

縛っておくことは

 

できないから

 

変わるものの中で

 

自分らしく

 

変わっていく

 

柔軟さを

 

持つ