ねえ

 

わたしのことを

 

思い出して

 

あなたは

 

池のほとりで

 

ひとり

 

釣りをしていた

 

あなたは

 

海辺で

 

天涯孤独の身になった

 

あなたは

 

海が暴れて

 

波が次々と

 

道を覆っていくのを

 

目にした

 

川は溢れ

 

あなたに迫った

 

水は

 

あなたを

 

恐れさせる

 

一方で

 

水は

 

あなたを

 

招き

 

魅了する

 

どんなに

 

恐ろしくても

 

近づき

 

見て

 

できることなら

 

触れてみたいと思う

 

何度そこで

 

おわりを知る

 

ことになろうとも

 

水がなくては

 

もともと

 

存在することは

 

かなわないのだから

 

いまでも

 

わたしは

 

水に

 

招かれる

 

わたしは

 

水を恐れ

 

同時に

 

強く

 

魅かれる

 

 

 

 

 

こうあらねば

 

 

やらなきゃいけない

 

 

全部すてて

 

夏に

 

飛び出そう

 

自分がこうなりたい

 

自分がやりたい

 

たのしい

 

うれしい

 

わくわく

 

やる氣満々の

 

エネルギーを

 

夏から

 

いただこう

 

この世界は

 

愛に満ち溢れていて

 

ここにも

 

そこにも

 

呼吸をすれば

 

愛のパワーが

 

わたしの中にも

 

入ってくる

 

胸にも

 

お腹にも

 

パンパンに

 

雷鳴は

 

地球の

 

鼓動に

 

共鳴する

 

心臓の

 

鼓動にも

 

共鳴する

 

わたしは

 

地球の

 

宇宙の

 

一部分

 

わたしが

 

笑えば

 

地球も

 

愉快

 

わたしが

 

やる氣

 

元氣

 

みなぎれば

 

地球も

 

満充電

 

すべては

 

つながっている

 

すべては

 

わたし

 

 

麦は

 

芽を出すと

 

踏まれる

 

また

 

伸びようとすると

 

踏まれ

 

さらに

 

踏まれて

 

誓う

 

大風にも

 

大雨にも

 

日照りにも

 

負けないよう

 

太くて

 

丈夫な茎を

 

天に向かって

 

まっすぐ

 

伸ばそう

 

黄金の実りを

 

天に捧げるには

 

ぼんやりひょろひょろでは

 

だめなんだ

 

そして

 

太陽めざし

 

穂を伸ばす

 

無駄に

 

食べられないように

 

みをかたくして

 

お守りの針もつけて

 

伸びてきたみどりの稲と

 

実りを迎える黄金の麦の

 

パッチワークは

 

強いものが手に入れた美

 

刈り取ったあとの

 

麦わらぼうしは

 

強いものからの愛

 

冬の厳しさを

 

生き抜いた優しさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれあれ

 

当たり前にできると

 

思っていたことが

 

うまくいかない

 

これが

 

野球なら

 

9回あるし

 

9人いるし

 

試合の中で

 

瞬間瞬間の

 

つみかさねの中に

 

いろんな波があるから

 

上手く波をつかまえれば

 

流れが変わる

 

だけど

 

何だか

 

現実感のないまま

 

現実が進んでいるときがあって

 

波に乗ろうとしては

 

のまれ

 

乗ろうとしては

 

横滑りし

 

本当のことなのか

 

実感がないまま

 

中盤にきて

 

疲労だけがたまっていく

 

疲労が

 

現実だということを教えているのか

 

夢の中でも

 

疲労することもあるから

 

よくわからない

 

それでも

 

信じて

 

待って

 

辛抱して

 

きっかけは

 

かっこよくなくても

 

泥臭くても

 

汗まみれでも

 

それをつかみさえすれば

 

ひっくり返せる

 

でも

 

つかみ方が

 

中途半端で

 

本当に

 

そのまま

 

終わってしまうこともある

 

どんな喜びも

 

どんな哀しみも

 

すべて

 

天への

 

お捧げ

 

汗も涙も

 

なにもかも

 

 

 

 

 

 

祓い清めの稲光

 

雷鳴のあとの

 

めぐみの雨

 

ハチの巣にも容赦なく降りかかり

 

からからの紫陽花や

 

こうべを垂れたひまわりや

 

大地を潤す

 

雨が降りやんだのちも

 

雲が幾重にも

 

幾重にもかかり

 

空を低くする

 

分厚い雲の

 

向こう側に

 

うっすらと明るい場所がある

 

だんだんと

 

光の範囲が広がり

 

まばゆさを増していき

 

雲を

 

掃っていく

 

到底望むことはできないと

 

思っていた

 

お顔が

 

少し

 

光の場所からずれて

 

きらびやかに

 

覗く

 

時間をかけて

 

ゆっくりと

 

姿をあらわした

 

光り輝く

 

お月さまと

 

向き合う

 

ここで生まれ変わったことを

 

感謝し

 

涙とともに

 

誓う