世界の

 

はざまで

 

祈りを

 

ささげる

 

陰と陽

 

陽と陰

 

おもてとうら

 

うらとおもてを

 

くりかえし

 

かのこ編みの目ように

 

ぽこぽことした

 

模様が

 

浮かび上がる

 

まだ寝静まっている


早朝に

 

金星が

 

まばゆいばかりの

 

輝きをみせている間

 

いびつになった

 

編み目がないか

 

チェックする

 

編み間違えはほどいて

 

作り直す

 

明るくなってきて

 

もう間もなく

 

日が昇る

 

日が昇れば

 

すべての

 

ごまかしは

 

灰燼に帰するだろう

 

編み直しなんて

 

生ぬるいことは

 

期間限定の

 

特典だったことに

 

あとから

 

気付くのだろうか

 

誰も見ていないなんて

 

単なる思い込みだったことにも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは

 

生きる奇跡

 

奇跡が歩き

 

弾き

 

そして

 

微笑む

 

奇跡を目の当たりにして

 

わたしたちは

 

驚き

 

賛美し

 

そして

 

希望をもつ

 

わたしたちの

 

DNAには

 

無限の

 

可能性があるということを

 

目の前にいる

 

あなたが

 

教えてくれるから

 

視覚でとらえられる

 

二次元の

 

音符の世界を

 

読み解いて

 

ピアノという

 

三次元の空間に

 

落とし込む

 

そして

 

四次元以上の世界の

 

ギフトにする

 

それが

 

プロの音楽家なら

 

あなたは

 

直接

 

五次元以上の宇宙と

 

繋がって

 

四次元を癒し

 

三次元の指から

 

ふたたび

 

四次元以上の世界へ

 

音霊を

 

広げることができる

 

演奏家

 

作曲家はきっとそうやって

 

曲をつくっていて

 

後の世に伝えるために

 

ノートを残しているに過ぎない

 

ということに氣付かされる

 

だから

 

あなたのことを

 

すべての音楽家は

 

うらやむけれど

 

ねたみはしない

 

誰にも

 

なしえなかったことを

 

いつでも

 

よろこびをもって

 

やってのける

 

姿を前にして

 

ただ

 

ただ

 

一緒に演奏できることに

 

感謝するだけ

 

努力を重ねて

 

前進し続ける

 

あなたと

 

同時代に

 

同じ国にいる

 

奇跡に

 

そして

 

あなたの演奏会にいけなくても

 

いつでも

 

あなたの音に

 

触れられる

 

この時代に

 

ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五月晴れ

 

色とりどりの

 

つつじも

 

咲き乱れ

 

野生の藤が

 

木々に絡まり

 

気付いたら

 

一体化していて驚くけれど

 

代わりに

 

お化粧をほどこしてくれる

 

ああ

 

ほんの

 

些細な事でもいいから

 

あたりまえや

 

いつものことを

 

ひとつずつ

 

少しずつ

 

変えていこう

 

丁寧な言葉遣いをする

 

ありがとうをきちんと言う

 

ごみ捨てに行く途中で

 

道端のごみを拾って一緒に捨てる

 

ミュージックアプリを

 

別のものに変えてみる

 

慌てず

 

すばやく

 

油断せず

 

どっしりと構える

 

おせっかいはせず

 

ジャッジも

 

コントロールもいらない

 

自分に

 

一点集中

 

 

 

時間というギフトをいただいた

 

庭の草を

 

サマーカットにして

 

ざくざくざく

 

本当は五分刈りにしたいけれど

 

でもすぐまた

 

伸びてくるから

 

根詰めない程度にね

 

ライオンじゃなければいいでしょう

 

人間や犬の毛なんて

 

月一カットでいいんだから

 

かわいいものだわ

 

カチカチの土が

 

ふわふわに

 

なるように

 

カットした草たちは

 

土の上にかけて

 

日よけをしてあげましょう

 

草も栄養になるから

 

敵みたいに引っこ抜かなくていい

 

くすりなんて

 

もってのほか

 

それから

 

おいしいクロワッサンを買いに行って

 

ランチにいただき

 

いい気分

 

そのまま

 

のりのりんどう

 

お片づけも

 

はじめたけれど

 

大量の写真や

 

お手紙を前に

 

途方に暮れて

 

日も暮れる

 

出直します

 

カラヤン聴いて

 

詩集を読んで

 

今日は少しはやく寝ましょう

 

 

 

 

 

 

百合を三本植えました

 

昨年の秋

 

百日紅の

 

苗木と一緒に

 

さるすべりは

 

そのときは

 

もうすっかり枯れ木のよう

 

つい最近まで

 

桜が咲いても

 

紫陽花や

 

無花果の若葉が

 

ちょっと顔をのぞかせても

 

まわりの草は

 

勢いよく

 

にょきにょきしても

 

枯れ木も枯れ木

 

かさかさのお肌

 

本当に根付かずに

 

枯れてしまったのかと

 

百合の球根も

 

一緒にしんみり

 

してしまったのかと

 

思ったけれど

 

春は

 

われわれを

 

見捨ててはいなかった

 

ひゃくひゃくつながりの

 

百合シスターズにも

 

百日紅にも

 

ぴちぴちの

 

若葉が

 

出てきました

 

その後の成長は

 

目を見張るものがあり

 

もうすっかりしっかり

 

一安心

 

たえなばたえねじゃなくってよ

 

だって

 

あなたたちは

 

みちびき犬の

 

いのちを

 

つないだ

 

存在なのだから

 

いつまでも

 

ながらへて

 

ああ

 

ながらへて

 

ながらへて

 

フォゲットミーノット

 

じゃないんだね

 

そうよ

 

直球じゃなくて

 

変化球なの