再会は

 

遠くから

 

眺めるだけ

 

受け身の

 

わたしは

 

駆け寄ることも

 

声をかけることも

 

できずに

 

察して

 

声を

 

かけてもらえるのを

 

待つだけ

 

ただ

 

目が追いかけてしまうのを

 

止めるのはむずかしい

 

新たな映像を

 

焼き付けようとして

 

結局

 

あわただしく

 

時が過ぎ

 

わたしは

 

帰る時間になってしまった

 

目を合わせることさえなく

 

きっと

 

二度と会えない

 

再会がこんな風なら

 

余計に

 

わたしは

 

何を

 

望んでいたんだろう

 

わたしは

 

何を

 

待っていたんだろう

 

わたしは

 

どうすれば

 

立ち上がれるんだろう

 

あなたの

 

思い出を

 

きれいに

 

整理して

 

心の棚にしまって

 

取出しては

 

しまい

 

しまっては

 

取出して

 

ながめる

 

そんなことから

 

何もうまれないと

 

わかっているのに

 

そんなことから

 

喜びは

 

得られないのに

 

わたしは1歳前で

 

時が止まっている

 

進みたいの

 

本当は

 

成長したいの

 

当たり前でしょ

 

だけど

 

もう少し

 

もう少し

 

何事もなかったふりから

 

涙が

 

溢れだして

 

そして

 

止まるまで

 

しばし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とおく

 

遠くの山に

 

風がおき

 

木々に

 

合図を送る

 

木々は

 

いっせいに

 

身をくねらせ

 

うねりを起こし

 

風の力を

 

増していく

 

そのころ

 

少し涼しい

 

週末に

 

運動会を

 

やりましょう

 

熱中症予防

 

負担軽減

 

感染防止のため

 

午前だけでおわり

 

ご飯はおうちで食べましょう

 

そして

 

とうとう

 

一氣に

 

頂上から裾野へ

 

勢いよく

 

風は

 

転がり

 

駆けおりる

 

空では

 

稲光が

 

応援する

 

飴がほしいのは

 

だれかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぎな姫

 

わたしは

 

あなたのことを

 

誤解していました

 

つくしの

 

袴時代はかわいいけれど

 

清楚な袴を脱ぎ捨ててみれば

 

髪の毛ぼうぼうの

 

やまんばになり

 

ぬいても

 

ぬいても

 

どんどん

 

どんどん

 

はえてきて

 

大変なことになるって

 

でも

 

あなたと

 

たたかうなんて

 

意味のないこと

 

あなたは

 

それだけ

 

生命力に

 

あふれていて

 

地下から

 

豊かな

 

栄養を

 

吸い上げているっていうことだから

 

その栄養を

 

お裾分けしていただくことにしました

 

袴と裾って字が似ているもの

 

うふふ

 

あなたはいくらでも

 

生えてくるし

 

抜こうとしても

 

容易には抜けずに

 

必ず千切れます

 

だから抜かずに

 

ちょきちょきして

 

洗って乾かす

 

乾かしたのはそのままお茶になるし

 

ホワイトリカー漬けで

 

チンキにもなる

 

とりあえずは

 

どんどんお茶で飲んで

 

すぎな姫の生命力と

 

図太さを

 

わたしも

 

いただくわ

 

ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだあじさいの季節には

 

ちょっと早いけれど

 

ちゃあんと準備しています

 

枯れ木のようだった真冬を経て

 

まだ寒い早春のころから

 

みどりのはっぱをそうっと用意して

 

桜の咲くころから

 

いきいきと

 

はっぱをしげらせ

 

湿度を増してきた最近では

 

つぼみをいっぱいつけて

 

さあ準備万端

 

嵐でも

 

雷でも

 

ウェルカムよ

 

しっとりも似合うし

 

吹き飛ばされはしないわ

 

あんなに大きなお花を

 

たくさん咲かせても

 

平気なんだから

 

実は逞しいのよ

 

今年の色を

 

いま

 

土の中で

 

ねっているところよ

 

グラデーションを

 

お楽しみにね

 

 

 

 

 

 

 

 

うかうかしていると

 

足もと

 

すくわれる

 

うかうかしていると

 

風に吹き飛ばされる

 

うかうかしていると

 

背後から

 

巨大な

 

スーツケースが

 

降ってくる

 

うかうかしていると

 

うきうきできなくなる

 

あたふたしない

 

わたしになる

 

新しい

 

まったく

 

新しい

 

わたしに

 

なる