うかうかしていると

 

足もと

 

すくわれる

 

うかうかしていると

 

風に吹き飛ばされる

 

うかうかしていると

 

背後から

 

巨大な

 

スーツケースが

 

降ってくる

 

うかうかしていると

 

うきうきできなくなる

 

あたふたしない

 

わたしになる

 

新しい

 

まったく

 

新しい

 

わたしに

 

なる

 

 

 

 

 

削り節

 

まごころ

 

てまひま

 

決意

 

富士

 

からだを

 

いたわる

 

身土不二

 

こころと

 

からだ

 

からだと

 

たべもの

 

いのちを

 

いただく

 

ありがたく

 

脈々と

 

つながる

 

いのちと

 

いのち

 

庭仕事

 

台所仕事

 

日々楽しむ

 

あたたかい

 

毛づくろい

 

やさしい

 

きもち

 

ありがとう

 

 

 

 

 

この國が好き

 

わたし

 

本当に

 

この日本にうまれてくることができて

 

よかった

 

こんなに

 

美しくて

 

こんなに

 

優しくて

 

こんなに

 

品があって

 

こんなに

 

人々が

 

一生懸命で

 

だれも

 

みていなくても

 

地域も

 

人々も

 

凛としている

 

みんなが話す

 

ことばだって

 

美しい

 

書いたことばも

 

きれいな文字

 

家々も

 

美しく整えられて

 

おうちの中も

 

きれい

 

そう言えるように

 

なっていく

 

予感が

 

いっぱい

 

いっぱい

 

 

満ち満ちている

ここのところ

 

お風呂に入ったり

 

なにげない時も

 

なんだか

 

ぴりぴり

 

かゆかゆ

 

そのうち

 

よくなるでしょう

 

 

そのうち

 

が意外とながいかも

 

ああ

 

だれかの助けが必要かも

 

そういえば

 

すぎなさんや

 

どぐだみさんは

 

皮膚によかったような

 

お庭に出て

 

相談してみよう

 

お二方とも

 

たくさんいらっしゃったはず

 

すぎなさんも

 

どぐだみさんも

 

チンキにすると良いらしい

 

摘みますね

 

すぎなさんは

 

いつも知らない間に

 

つくしが

 

すぎなになっていて

 

たくさんたくさんありますね

 

状態の良いものを厳選しましょ

 

どくだみさんは

 

あらら

 

かわいいお花が

 

咲いているわ

 

こちらも丁寧に

 

ハサミで切って集めれば

 

洗うのも簡単ね

 

すぎなさんは数日乾かしましょ

 

どくだみさんは

 

お花と葉っぱを分けて

 

ウォッカ風呂へ直行

 

あまった葉っぱは

 

数日乾かしてお茶ね

 

すぎなさんはお茶にもするし

 

ウォッカ風呂もまだあるから

 

チンキにもなりましょう

 

飲んだり塗ったり

 

身体の中のかまってちゃんを

 

しっかりかまって

 

かゆかゆよ

 

さようなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは夢だったのか

 

鮮明な記憶なのか

 

浜辺にある

 

レストランでの

 

家族での食事

 

子どもだったわたしは

 

お手洗いに行く

 

ほんのちょっとの間しか

 

席を外していないのに

 

戻ってみたら

 

テーブルには

 

だれもいなかった

 

その不在は

 

永遠の不在だと

 

はっきりとわかる

 

わたし以外の席には

 

骨があったから

 

たったひとりのこされた

 

孤独なわたし

 

家族がほしくて

 

愛されていると安心したくて

 

再びうまれてきた

 

少なくとも

 

家族はいた

 

それらしい形をして

 

ただただ

 

ずっといたけれど

 

愛はなかった

 

家族の中の

 

異分子

 

異端な存在のわたし

 

雑音の中の

 

孤独

 

支配の中の

 

孤独

 

異質の

 

まったき

 

孤独

 

愛は

 

与えられるものではなくて

 

みずから

 

うみだし

 

与えるもの

 

そのことを

 

知るための

 

長い長い旅

 

そして

 

それらすべては

 

愛のため

 

すでに

 

愛しか

 

わたしのまわりには

 

なかったことを

 

知るため