贈り物をするって

 

そわそわ

 

うれし

 

はずかし

 

むずかし

 

相手が喜んでくれそうなものと

 

自分が好きなものが

 

重なっていれば

 

自信をもって

 

贈れるけれど

 

そうでなければ

 

いままでの会話から

 

ヒントをいただいて

 

あっちのお店や

 

こっちのお店を

 

何日も

 

さまよう

 

結果

 

前菜と

 

メインと

 

デザート

 

みたいに

 

いくつかを

 

詰め合わせ的に

 

贈ることにしたりも

 

するけれど

 

その場合は

 

まとめる箱や

 

緩衝材を

 

手に入れるなど

 

さらに

 

取り組むべき

 

課題が増える

 

それでも

 

すったもんだの末

 

無事に

 

贈ることができたとき

 

相手への

 

愛と歓びが

 

一段と

 

深まっている

 

 

 

 

 

いいものだから

 

伝えたい

 

広め方の良し悪しは

 

別に問題じゃないと

 

誰かが

 

言っていたな

 

それは

 

おそらく

 

とても

 

危険をはらむ

 

考え方

 

だけど

 

言っている人は

 

まったく

 

気づいていなかった

 

いずれにせよ

 

こだわりは

 

人それぞれだから

 

おせっかいには

 

ちがいない

 


あおげばとうとし

 

いまどきは

 

歌われないみたいだけれど

 

今日は

 

エンドレスで

 

流れています

 

わたしの頭の中で

 

あなたはたぶん

 

14か15歳で

 

うちにきてから12年半になる

 

ひなまつりには

 

すでに

 

体調が悪かった

 

なぜか沈んでいられず

 

浮いてしまう

 

あなたは

 

すぐにでも

 

虹の橋を渡りそうだったけれど

 

持ち直して

 

底に沈んでいられるようになった

 

もう

 

めしいていたから

 

ごはんを食べるのが難しかったけれど

 

食欲は旺盛で

 

本能でごはんを狙って

 

突進していた

 

もしかしたら

 

もしかするかと

 

思い始めた矢先

 

あなたは文字通り

 

倒れてしまった

 

水底でひっくり返って

 

口を開いていたあなたは

 

金魚がヒレで

 

ぺしぺししても

 

何の反応もなかった

 

とうとう

 

おかくれになってしまった

 

と思っていたら

 

急に

 

いなくなって

 

別の場所にいたから

 

本当に

 

驚いて

 

あなたは

 

もしかして

 

不死身なのかもしれないと思った

 

逆さまで水底にひっくり返っているかと思えば

 

水槽の隅にもたれる形で

 

縦になって水面に口をだしたり

 

驚異的な生命力で

 

意識を失ったり

 

回復して場所を移動したり

 

繰り返しながら

 

半日持ち堪えた

 

昨日の夜

 

もう寝るねと

 

声をかけたら

 

底でひっくり返っていたあなたは

 

くねくねして返事をしてくれたけれど

 

もう移動する力は残っていなかった

 

今朝になってみたら

 

そのままの場所で

 

少し

 

もよもよが積もったようになっていた

 

底にいたまま

 

水面に浮かずに

 

おかくれになる魚を

 

はじめてみたから

 

もしかしたら

 

まだ

 

と思ったりもしたけれど

 

あなたは

 

もうかたくなっていた

 

さくらの近くの土に

 

あなたをいれたけれど

 

あなたは

 

美しいままだった

 

というより

 

死化粧を施されたみたいに

 

きれいだった

 

どんな状況でも

 

へこたれず

 

生命をまっとうするあなたは

 

まちがいなく

 

わたしに

 

ギフトをくれた

 

そして

 

生命を燃やし尽くした

 

最高に強いあなたは

 

天にも祝福され

 

きれいな姿かたちで天に召された

 

水槽の底に

 

いつもいたあなたがいないのは

 

こんなにも

 

さみしいけれど

 

天晴

 

いざ

 

さらば

 

 

 

 

 

雨はやがて

 

あがる

 

ずっとずっと

 

あがらなければ

 

ノアの箱舟

 

桜を元氣づけたり

 

土をやわらかくしたり

 

緑を濃くしたり

 

寒さを緩ませたりしながら

 

雨によって

 

季節は進んでいく

 

ずっと降りっぱなしだと

 

卒業式もままならないから

 

きちんと

 

止み間もつくりながら

 

春の

 

背中をそっと押す

 

 

毎年

 

毎年

 

必ず

 

今頃

 

咲くのは

 

神さまとの

 

約束だから

 

最近は

 

秋や冬にも

 

春みたいな日があって

 

寝坊しちゃったかと

 

慌てそうに

 

なるけれど

 

年度の切り替わりの節目で

 

新たな一年の

 

はじまりに

 

美しさと希望を伝えて

 

みんなを励ます役目があるから

 

それに

 

長い冬を

 

耐えた虫たちに

 

栄養を

 

分け与える

 

お母さんでもあるから

 

やっぱり

 

今の時期に

 

咲かないとね

 

ウグイスが

 

歌の練習を

 

はじめたら

 

わたしも本腰入れて

 

咲く準備を

 

始める

 

月の満ち欠けが一巡する

 

時をへて

 

ようやく

 

花を咲かせて

 

今年の成果を

 

披露するのよ