Ψ(さい)のつづり~しあわせを引き寄せる「し」~ -3ページ目
大空から
落ちてくる
水には
限りがないのかと
思われたけれど
とうとう
天空の甕の今回分を
注ぎ終えるときがきた
少しずつ雲が切れて
夜が明けはじめると
ツクツクボウシが
一番乗りで
生きている
歓びを
炸裂させた
いったい
どこに
羽を濡らさずに
隠れる場所が
あったんだろう
独りじゃない
遠くからも
ツクツクボウシがきこえる
カラスや
ガビチョウや
コジュケイも
無事を祝う
歌を朗らかに
披露すると
洗いたての
青空が
顔をだして
みんなを
あたたかく
祝福した
お日さまは
光で
包みこみ
羽を
乾かして
くれた

このお茶は
クセが強いから
少し試してみてから
大きい袋を買うか
決めた方がいい
そう言われたものの
お試しする機会がなかったけれど
ガーナのモリンガ茶
うれしい無農薬
2個入りとの
ご縁ができたから
淹れてみる
むむむ
この香りは
何かの香りにそっくりだ
飲んでみたら
さらに味も
何かの味にそっくりだ
ぴかり
シャッターを切るときのように
ピントが合った
庭に生えていたスギナを
煎じた
スギナ茶じゃないか
なんていう
他人の空似
というより
双子
というより
同一人物
モリンガ茶は
スギナ茶
スギナ茶は
モリンガ茶
どちらか言わずに出されたら
わからない
そういうレベルの
ソウルメイト
庭に
ガーナの
お茶
つくしんぼうの
大人は
スギナで
モリンガ
モリンガの
子ども時代は
つくしんぼう???

家があるって
ありがたいことだね
屋根があって
窓があって
風も
雨もよけられる
髪を切るのは
延期になったし
おはぎを
いただきたいけれど
今日明日は家にいよう
ときどき息継ぎをするように
窓をあけて
金木犀の無事を確かめる
家に守られて
ありがとう

ころころ
ころ犬
ぱんぱん
パンダ猫
押せ押せ
おせっかい
ばいばい
さよなら
そうは問屋が
おろし大根
もりもり
モリンガ
やまもり
モンブラン
すすーっと
すすきが
膨らんで
もうすぐ
十五夜お月さま
深まる
秋

からすが
こぶしをまわして
発声練習している
そのあと
おもいっきり低音を
だしてみたり
カアカアと
クリアな高音を
響かせる
子どもたちも
合唱の練習に
余念がない
ピアノ伴奏と
指揮者と
三部合唱
歌を歌うっていうことは
きっとガイアへの
ギフトなんだ
生きていることの
歓びは
歌であらわすのが
一番
向いているから


