Ψ(さい)のつづり -2ページ目
昔は
潮が引いているときにだけ
こちらと
あちら
あちらと
こちらを
いったり
きたり
海を割った
モーセ氣分
だった
かどうかはわからないけれど
乾いていないから
潮干狩り氣分の方が
あてはまるかも
とにかく
お月さまの
おかげさまで
いったり
きたり
できたけれど
いまは
橋でいつだって
海が荒れていても
日が暮れても
いったりきたり
できてしまう
橋だって
こんなに
たくさんの
いったりきたりを
想定して
いなかっただろう
この橋渡るべからず
って
看板を
出したい氣分かも
しれない
島にも
橋にも
休みがほしい

寅の刻に
目が醒め
真夜中から
正午まで行われている
黒地蔵様の
縁日に向かう
まだ真っ暗な中
支度をはじめる
ほの明るくなると
ひぐらしが
一番乗りで
大合唱を披露する
鳥たちも
起きてきて
歌いだした
そのタイミングで
家を出る
まだ
夜明け前で
家々は眠っているけれど
お月さまは
シャープな
三日月姿で
明るくなりはじめた
空に
君臨する
まだまだ
涼しく
歩きやすい
だんだん
明るくなっていく
空は
希望の
光を
与えてくれる
ああ
こうやって
毎日早起きしたら
こんなに
素敵なのに
明日からの
わたしも
やっぱり
この時間は
布団にいるんだろう
はらぺこで
45分間歩き
卒塔婆を
お地蔵様のまえに
置かせていただき
持参した
お線香をたく
ご先祖様の
おかげで
いま
わたしは
幸せに
暮らしています
そのことに
感謝して
今日からの
一年間
日々を
大切に
過ごします
美しい朝を
ありがとうございます

前世のどこかで
出会った人たちと
今生でも
出会い直している
ような氣がして
ふっと
泣きそうになった
どんなときにも
ひとりぼっちじゃない
孤独が
多いように感じる
人生でも
空騒ぎして
駆け足で
通り過ぎる
人生よりも
しみじみ
味わえる
一瞬
一瞬がある

令和に入ってから
毎年
ぞろ目の日が
あって
本当に
ありがたい
貴重な日を
大切にして
何かしら
やってみようという
前向きな
氣持ちになることができるから
今年は
縁起が良い
たくさんの
蜂さんと
たくさんの
無限大が
並んだ日
お天氣も
わたしたちの
やる氣に火をつけ
雲も空に美しい
こんな日は
未来に向けて
進みだす
人たちで
休日の
市役所も
混んでいる
めでたいことを
愛でたい
世界が
明るい
エネルギーに
包まれる

えんじることと
えがくことは
え つながりで
似ているのかしら
平面と立体の違いはあれど
表現し
多くの人に
みてもらう
っていう点でも
似ている
氣がする
美しい文字も
美しい絵も
ひとつ
ひとつの
ぼんぼりに
巫女さんが
火を燈す
注意してみなければ
燈っているか
わからないくらいに
日が暮れても
まだまだ
明るいことを知る
夏のお祭りは
暗くなってからが
盛況
穢れを祓い
力強い中にも
そこかしこに秋の氣配が
みえ隠れする
立秋の太陽にも
いつの日も
愛
平和
感謝


