産婆さんじゃなくて

 

いまの時代は

 

助産師さんだけど

 

産氣づいて

 

来てくれる

 

産婆さんがいい

 

お湯をわかしたり

 

うろたえる

 

まわりに喝を入れ

 

指示を出し

 

その場を制する

 

産婦にだって甘えを許さない

 

そして経験に裏打ちされた

 

カミワザで

 

ベイビーを

 

とりあげる

 

ブラボー

 

産婆サンバ

 

踊れ歌え

 

舞い祈れ

 

それはまだ

 

とおい昔の話じゃない

 

家にはじまり

 

家におわる

 

決して

 

滅菌された

 

扉の向こう側ではなく

 

ちゃんと

 

人目につくところで

 

人生が

 

展開されて

 

いたころ

 

ひとりひとりが

 

人の

 

生きざまに

 

もっと

 

近かったころ

 

 

 

ほねほねほえる

 

ほえるよほねほね

 

わたしたちは

 

ほねが基本

 

もちろんそれだけじゃ

 

がいこつだけど

 

ほねがなければ

 

くらげちゃん

 

みえないけれど

 

だいたいのほねは

 

さわれるし

 

かたちもわかる

 

ほねが

 

たくさんのパーツに

 

わかれているからこそ

 

やわらかい

 

動きもできる

 

曲げたり

 

反ったり

 

のばしたり

 

ちぢめたり

 

ほねほね燃える

 

萌えるよほねほね

 

せっかくの芯が

 

ぐんにゃり

 

だらけないよう

 

ぴしっと

 

美しい

 

姿勢をキープ

 

それには

 

筋肉も

 

大切だね

 

ほねを丈夫にする

 

食べ物もね

 

ああ

 

動ける

 

からだよ

 

今日も

 

ありがとう

 

 

大きく大きく

 

己を

 

膨らませて

 

もりもりもりもり

 

大盛に盛って

 

自分自身で

 

あなただあれ

 

っていう具合の

 

面接という名の

 

嘘つき競争が

 

かつてあった

 

まけまけまけまけ

 

負け続けると

 

自分が小さく小さく

 

消しゴムみたいに

 

小さくなって

 

しまいに

 

どんどん

 

角が取れて

 

ちびていって

 

なくなってしまいそうな

 

氣がしたけれど

 

いまならわかる

 

負けるが勝ち

 

これからは

 

きっと

 

なにもしゃべらなくても

 

その人に会うだけで

 

その人の能力が

 

スキャンできる

 

ようになるんじゃないかな

 

ニセモノではなく

 

ホンモノかどうかが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあたりに

 

あたりまえに

 

生えていた

 

すすきには

 

秋には欠かせない

 

風情がある

 

お月さまとすすき

 

それほど

 

ぴったりな

 

組み合わせもないくらい

 

赤とんぼもいたら

 

もう絵になる

 

それなのに

 

すすきを

 

あまり

 

見かけなくなって

 

どれくらいたつだろう

 

あたりまえに

 

そのあたりに

 

いたのに

 

氣づいたときには

 

別の草ばかりに

 

なっていた

 

西洋風な

 

おしゃれな

 

立派な

 

すすきみたいなものを

 

植えているおうちもあるけれど

 

それじゃなくて

 

何の変哲もない

 

そこらへんの

 

すすきがいい

 

山の方にいくと

 

少し見かけたから

 

そこらへんでは

 

暑すぎるのかしら

 

すすきで

 

ふくろうを

 

つくるなんて

 

すでに

 

贅沢で

 

今年は

 

とうとう

 

すすきが

 

入った

 

お花を

 

買いました

 

すきすき

 

すすき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菊理姫さま

 

一年前の

 

重陽の節句に

 

はじめた

 

詩よみを

 

一年間

 

毎日

 

続けることが

 

できました

 

ありがとうございます

 

書く内容が

 

三割打者なら

 

すばらしいと

 

毎日だったか

 

毎週だったか

 

何十年と

 

コラムを書き続けている方が

 

おっしゃっていましたが

 

確かにそうかもしれません

 

旅先でうまくアップできなくて

 

消えてしまって

 

日付がかわる

 

ぎりぎりになったり

 

写真が載せられないこともあったり

 

同じような内容を

 

書いている日も

 

たぶん

 

ありました

 

でも

 

変わっていく日々に

 

変わらずに続けることが

 

あってもいい

 

風の時代にも

 

地の時代のような

 

ストイックさが

 

あってもいい

 

週5くらいが

 

いいけれど

 

どこかを抜いたら

 

もう足せない気がして

 

続けています

 

もうしばらく

 

やってみて

 

また

 

別の道を

 

思いつくのか

 

この道で変化するのか

 

恐れず

 

続けます

 

ありがとうございます