Ψ(さい)のつづり -15ページ目
この火を
どう扱おうか
この炎を
どのように
美しく
燃えあがらせるか
この火を
馬鹿にするものは
この火で
あたたまることはできない
この火が
見えないからといって
存在を認めないものは
この火が
うみだす恩恵に
あずかることはできない
世界に飛び出す
ロケットの燃料も
細胞の中の
秘密を探求する
ひらめきの炎も
もとをただせば
みんな
みんな
宇宙からの愛で
みんな
みんな
本当は
すでに
もっているもの
まきをくべて
酸素が行き届くように
風を適度に与えて
炎を育てるのは
わたしたち
ひとりひとりの
役割

たましいは
たくましい
だって
なんどだって
たちあがる
たちあがっているのは
わたし全部
わたしのなかのどの部分も
置いてきぼりにしない
バランスが大切
天秤座は
美しく
世界のバランスをとるけれど
わたしの中にも
天秤があり
いつも
いつも
最適な
バランスを
とろうとしている
そうして
陰と陽
光と影
闇と光
火と水
世界とわたし
わたしとご先祖様
わたしと神様が
向き合えるよう
自分の
どの部分からも
目をそらさず
蓋をせず
あなたを愛するように
愛します
いままで
いろいろ
ごめんなさい
どうか
許してください
ありがとうございます

直観筋を鍛える
どうやって?
試しにジムで筋肉を鍛えてみたら
一緒に鍛えられるかも
直観菌を育てる
そんな菌あるのかしら
あるかもしれないよ
腸のあたりに
あるような氣がする
直観力を鍛える
それはいい!
ぜひやってみたい!!
知らない街に出て
歩く路地を選ぶとき
きっと直観がさえていく
スマホの案内ではなく
自分で選ぶとき限定
最短ルートでなくってかまわない
むしろその方が鍛えられると思う
どんなときも
ぼんやりや
だらだらを
しなければ
何かしらの
力は鍛えられている
毎日が
発展の
連続

一年前の自分に出会う
詩を通して出会う
ついこの間の自分のはずなのに
今の自分との違いに
愕然とする
まったく別の人間のように
共感できたり
できなかったり
するけれど
俯瞰して
再会できる
でも
どんなに稚拙な詩を書いていても
どんなに
もがき苦しんでいても
このときの自分がいるから
今のわたしがいる
だから
ありがとう
一瞬
一瞬
成長し続ける
パッションを
持ち続けよう
これからも
ずっとずっと
いまを丁寧に
積みかさねていく

壁のすきまから
名も知らぬ
紫水晶のような
実をつける草が垂れ
芙蓉の花が
おいで
おいでと招く
ここの場所も
この岩の感触も
この地に生きた人も
みんな
みんな
知っている
わたしの
先達であり
わたし自身
ただいま戻りました
よくぞ帰った
放蕩者よ
氣付くと信じていた
待っていたぞ


