夜中に
星々が奏でる音は
日中は
太陽の光に隠れて
きこえにくい
天動説
いまでは
誤りで
偏狭で驕り昂った
過去の人間のものの見方だと
されているけれど
北極星を起点にして
天界が
巡っていくのを
わたしたちは
一晩のうちにも目にすることができ
そのさまは
まさに天動説そのもの
目に見えるものや形が
すべてを
あらわしているわけではないと
知ることは
視野を広げてくれるけれど
見えたままは
見えたままの
在り方で
十分に
意味があることを
わたしたちに
伝えてくれる
わたしたちが全宇宙の中心では
もちろんないけれど
わたしたちが
ここにいて
ここから
宇宙を眺めるさまは
やはり
どんなに未熟でも
それはそれは
愛おしく
美しいんだろう
