「子どもが消えるしるし」⑥ ヨエル書2章15節から17節モトイ・トクメイさん　

　2024.06.23

:18 私たちもみごもり、産みの苦しみをしましたが、それはあたかも、風を産んだようなものでした。私たちは救いを地にもたらさず、世界の住民はもう生まれません。

:19 あなたの死人は生き返り、私のなきがらはよみがえります。さめよ、喜び歌え。ちりに住む者よ。あなたの露は光の露。地は死者の霊を生き返らせます。

:20 さあ、わが民よ。あなたの部屋に入り、うしろの戸を閉じよ。憤りの過ぎるまで、ほんのしばらく、身を隠せ。

:21 見よ。主はご自分の住まいから出て来て、地に住む者の罪を罰せられるからだ。地はその上に流された血を現し、その上で殺された者たちを、もう、おおうことをしない。

（イザヤ書26章18節から21節）

ｰ続きｰ

まず、冒頭の18節にある、「そのとき身重の女が風を産んだような状態になって、子どもが消えるという裁きを実体験する」ということが書かれています。そして、地上は千年王国の直前にキリストがこの地をいやすそのときまで、世界の住民が生まれないという状態になるということです。

そして、キリストにある死人がまずよみがえり、次に私たちは、「さあ、わが民よ。あなたの部屋に入り、うしろの戸を閉じよ」（20節）という神の声を聞くのです。そして、この『あなたの部屋に入り』というこの部屋ですが、これはヨハネの14章にある、私たちが天で過ごすことになる豪邸ではありません。

わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。（ヨハネ14章2節から3節）

この部屋は、私たちが地上で、マタイ6章6節のような奥まった部屋で孤独に祈っているそのときに、実際に神が出会ってくださっているその天上の部屋だと私は考えています。きっとそうだと思います。

あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋に入りなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。（マタイ6章6節）

私たちの祈りというのは、地上で孤独な戦いとして、まわりに人がいてキリスト者同士で集まって祈るということもしますが、日々の祈りというのは孤独なものでしょう。

でも信仰によって祈って、神に出会っているそのとき、実際に天の御国では私と神がある所で出会っているということでしょう。そこを見せられて、「さあ、いつものようにあなたの祈りの部屋を見なさい。あなたの部屋に入りなさい」とひとりひとりが言われるということだと思います。

私は、きっとそれを見て、「ああ、祈ってよかった」と慰められるのだなというふうにここを読み取って、非常に祈りの励みをここから受け取っています。私たちの祈りは神のあずかり知らぬことではないのですね。もう知られていて、実際に私たちが信仰によって神と出会っているその場所があるということでしょう。

それを思うとき、今日という日に、今この方に出会いたいと思いませんか？私たちの祈りは今日私たちを守るし、その日・その時（携挙の時）も守るのです。

その日・その時がやって来たとき、神は地上の人たちの悔い改めをうながすためにいろいろなしるしを罰として与えるのですが、その前に見ずに信じた者の幸いは、こういうところにもあるでしょう。

天に引き上げられたとき、「これがあなたの部屋だ。これがあなたの祈りの天に積んだかおり良き香なんだ。これがあなたの祈りの役目だ」というふうに見せられると思います。そういう意味で、その時に私たちの栄光が完全に現れるのでしょう。

もうすでに見ずに信じた者の幸いは受け取っていますが、その日・その時、さらにそれが完全に現れるということでしょう。今週も、この祈りのかたちを心に励ましとして受け取って、送られた場所・場所で神に出会って、「天上で実際に今、私が神と出会っている」というイメージで祈りつつ、王である祭司、地の塩・世の光としての役割を果たしてまいりましょう。

ひとこと、お祈りいたします。

愛する全能の父なる神様、感謝いたします。どうぞ、あなたがこのメッセージをさらに磨いてください。どうぞ、あなたがおひとりおひとりのいま心の中にある祈り課題を、あなたのやり方で成就させてください。主イエス・キリスト様のお名前によって、その祈り課題を、いまあなたの御前におささげします。

そしてまた、おひとりおひとりがさらに祈りをあなたによって励まされ、「あなたのことを知りたい。あなたに近づきたい」と、あなたによって思わされますように。さらにあなたの恵みを現してください。

感謝いたします。感謝して、愛する主イエス・キリスト様のお名前によって、祝福して、お祈りを捧げます。

アーメン。

最後まで聞いてくださいまして、ありがとうございました。(^^)/

fin

※ おすすめ関連動画「第三神殿の建設」参照

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