2026.09.12
あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものはなにもないといって、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。(黙示録3章17節)
34節で、イエスはペテロに、「きょう、鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います」という具体的な預言を伝えるのです。三度もということですが、実際にこれが成就したとき、一度目、「いや、あんな人は知らない」と言った。二度目、「いいや、全然知らない」と言った。
:33 シモンはイエスに言った。「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」
:34 しかし、イエスは言われた。「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います。」
(ルカ22章24節から34節)
三度目は、のろいをかけて「そういうことを知っていたら、私の命にどのようなことが起こってもよい」と、そういう定型ののろいがあるらしいのですが、それをのろいまでかけて「私は知らない!」と言ったとたんに鶏が鳴いて、がく然とした(ものすごく衝撃を受けた)でしょう。
すると彼は、「そんな人は知らない」と言って、のろいをかけて近い始めた。するとすぐに、鶏が鳴いた。(マタイ26章74節)
つまり、一度目、二度目で否定したときには自分の肉の弱さが感じられなかった。逃げているということさえ分からなかった。あの情熱的なまでの決意表明をすっかり忘れて、一度目、二度目と否定して、三度目でようやくハッと気がつくのですね。もう、がく然としたでしょう。打ちのめされたでしょう。
でも、この所を見ると、そこが問題なのではないのです。ここで問題になったのは、ふるいにかけられて打ち砕かれるということは問題ではないのです。「戻って来たら、こうしなさい。ほかの弟子たち、兄弟たちを励ましなさい」という、戻って来ることが前提なのです。ふるいにかけられて、残ることが問題ではないのですね。
これは、いまの私たちのこの時代を象徴しているようなことでしょう。いまの私たちも同じです。まだ戻るだけの時間があるし、とくに私たちは、いつも油断せずに祈って、どんな状態でも、みにくくても、罪のがんじがらめの中でも、焼き尽くす火である方の前に出ることが特権として許されている者ですし、そういう時代にいるのです。
重要なのは、ふるいにかけられて、戻って来たあとのミッションということでしょう。私たちもふるいにかけられるのです。ときに落とされたり、残ったりするかもしれません。でも、そこが問題ではないのですね。つねに油断せずに、この焼き尽くす火である方の前にいるのか、いないのかということでしょう。
シモン・ペテロはがっかりして逃げて、二度も否定をしたときには、イエス・キリストについて、ふるいにかけられて落とされたということにさえ気がついていなかった状態でしたが、でも実際に戻って来て、他の弟子たちに励ましを語った者なのですね。
この「戻って来たら、こうしなさい」という、戻ることについては、黙示録の3章にある、あのラオデキヤの教会に対して、イエスはこう言っています。(黙示録3章19節)
わたしは、愛する者をしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって、悔い改めなさい。
(黙示録3章19節)
このようにラオデキヤの教会にさえ言っているのですね。戻って来ることができる時代に、熱心になって戻って来て、焼き尽くす火であるわたし(イエス)につかまって、塩けを深めなさいという時代であり、そういう教会に対するキリストの情熱が、いまの私たちに対しても常にかけられているということでしょう。
私たちは どんな状態でも、ふるいの上にまだ残っているとか、落とされているとか、そういうことは抜きにして、どんな状態でもキリストにつながるということが許されている状態なのですね。
すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。(マタイ11章28節)
この黙示録の七つの教会ですが、どうしてラオデキヤが、「あのラオデキヤ」という表現になるのかというと、この教会は七つの教会の内の一番終わりの教会(七番目)で、携挙直前の教会だと言われています。
(エペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、フィラデルフィヤ、ラオデキヤの七つの教会)
七つの教会は、そもそも黙示録2章と3章に書かれている「七つの教会への手紙」のことなのですが、この手紙は教会時代を七つの区分で分けている預言書とされていて、ひとつひとつの教会の時代区分の中にも、ほかの六つの教会の特徴を持つ信徒グループがいるとされています。
そして携挙直前のラオデキヤの教会の人たちというのは、なまぬるいので、イエスが「口から吐き出すぞ」と警告している状態。口から吐き出されたら、唾液も汚物になって、もう戻ることができない。つまり、キリストの体から切り離されてしまう、携挙に残されてしまうから注意しなさいと言われている教会なのです。
このように、あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう。
(黙示録3章16節)
自分たちは、富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと思っているのです。でも、イエスの目では、みじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者なのです。
あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものはなにもないといって、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。(黙示録3章17節)
そして、この世的なもので教会、自分自身を満たし、霊的なものを排除し、イエス・キリストまで排除して、イエスは外からノックして、「入れてください」と言っているという教会です。でも熱心になって悔い改めなさいと、そのラオデキヤに対してでさえ、イエスはこの時代に 戻って来ることを期待しているのですね。
そして、ちょっと考えていただきたいのですが、七つの教会のうち、完全に携挙されると読み取れる教会は、スミルナ教会とフィラデルフィヤ教会だけなのです。ほかの五つの教会、ラオデキヤの教会は完全にアウトで、キリストの口から吐き出すぞと警告されている教会です。
ほかの四つは、「この人たちは守る。この人たちは苦難に遭う」という、携挙される者とされない者が混ざっている教会なので、七つの教会の内、ふたつ教会とプラスアルファ、その四つの教会の中で携挙されるとみられる人たちも合わせて、プラスアルファとして、7分の2+アルファの人たちだけが携挙されると見て取れます。ということは、半分以上が残されるということでしょう。
ー続きー
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