2021.09.25

:10 そこで私は、私と話していた御使いに尋ねた。「あの者たちは、エパ枡をどこへ持って行くのですか。」

:11 彼は私に言った。「シヌアルの地で、あの女のために神殿を建てる。それが整うと、そこの台の上に安置するためだ。」

（ゼカリヤ書5章10節から11節）

- 続き -

そして、やがてくる人間の作る宗教の集大成としての世界統一宗教、獣の宗教だけではなくて、いま神ぬきで人が作る救いとか、神ぬきで、一見すると良いものに見えるあらゆるものに、このニセモノがあちらこちらに見てとれると思います。

神ぬきでの、一見すると美しいものは、神ぬきであるがゆえに、本物を強烈に汚しているものだと言えるでしょう。たとえば、音楽が一番分かりやすい例です。音楽というのは、神をたたえて、私たち信じる者が礼拝するためのものでした。でも、音楽をつかさどっていた天使が、それを自分のものにしたいと思ったのですね。これがルシファーであり、サタンであり、そう思った瞬間に追放されて、堕落した天使であるサタンになってしまいました。

※ サタンの堕落に関する聖句：イザヤ書14章12節から15節、エゼキエル書28章11節から19節

※ ＜おすすめ関連動画＞「世の人々の背後」参照

サタンは音楽をつかさどる天使だったのです。いま、地上にあるあらゆる音楽は、神ぬきで、一見すると美しいもの、芸術的でさえあるものですが、神をぬきにしているという意味で、本物を強烈にけがす意図があるのです。気をつけましょう。だからと言って、音楽を聴くなと言っているのではありません。いつも本物にしがみつかなければ、私たちは簡単にだまされてしまいますという意味です。

※ ＜おすすめ関連動画＞「終わりの時代に知るべきサタンの歴史」参照

「このようなニセモノの世界にあるので、つねに本物にしがみつくかたちでこのニセモノの世界を生きなければ、簡単にだまされます」ということです。音楽が一番分かりやすい例ですが、たとえば、ほかにも「愛」がそうでしょう。神が愛なる方なので、本当は、愛の根源は神であるのです。ところが、神を取り除いた愛がゆがめられ、けがされて、いろいろなかたちで神を冒涜しているのが、今のニセモノの愛です。

愛とは一見すると良いものですが、神ぬきでの愛が神を冒涜しているのが、今の状態です。そして、人類愛もそうです。これは「ヒューマニズム」という言葉になりますが、これは世間では良いものとして受けとめられています。しかし、所詮（しょせん）は神ぬきでの良いものなので、今日の聖書箇所で見るところの「鉛のふた」なんです。

鉛も磨けばピカピカに光るのです。でも、「かなかす」なんですね。神ぬきでの、いろいろな人類愛、いいことを言ったとしても、所詮は神を冒涜するもの、滅びにつながるものなんです。

そして、これも分かりやすい例ですが、聖書的に言うと「虹（にじ）」、レインボーは、本当に神の愛の象徴だったのです。ノアの箱舟の時代、洪水が引いたあとに神を礼拝したときに、もはや神はこの地上を洪水で滅ぼすことはしないという契約のしるしとして、愛の表れとして虹を作ったのです。

しかし、いま世の中は、神ぬきで虹を同性愛の象徴にしています。神ぬきで虹を使うことによって、強烈に本物をけがすことに成功しているのです。聖書の中では、神が人間を安心させるために、「この虹によって、私の約束を思い出しなさい」という愛の象徴だったのですが、神ぬきで虹が神をけがすことに用いられているということです。