先週行われました伝統の第57回函館記念は2番人気のトーセン

スーリヤが3番手追走から直線で先頭に立つと、後続を3馬身

突き放して快勝しました。

14番人気のアイスバブルが2着、12番人気のバイオスパークが

3着に入り、芝初挑戦で注目だった1番人気のカフェファラオは

9着に敗れました。

トーセンスーリヤの次走は新潟記念に参戦するとのことです。

今週はこれといった重賞レースがないため、今回はふと思った

最近聞かなくなった競馬用語についてまとめてみました。

一般社会でも最近聞かなくなり、既に死語や廃語になって

しまった名称や用語があります。

例えば、カッパ(レインコート)、オーバー(コート)、こうもり(傘)

乳母車(ベビーカー)、国鉄(JR),、どんこ(各駅停車)、ワンマンカー

冷凍みかん、アベック、衣紋掛け、レコード店、汽車等

 

競馬の世界でも私が最近、聞かなくなったと感じるいくつかの

用語があります。

☆ツル首 ⇒ 長い首をツルのように曲げている状態

☆マル外 ⇒ 外国産馬

☆コズミ ⇒ 筋肉痛

☆テレビ馬

ダービー等の大レースで明らかに勝ち目ない馬が少しでも長く

テレビに映って名前を呼んでもらおうと玉砕的に先行して戦う

馬のこと

☆父内国産馬

外国産種牡馬が主流の時代、内国産種牡馬が不遇の時代に

父親が日本産馬である

☆シンザンを超えろ!

 名馬シンザンを超える馬を生産しようという競馬界のスローガン

☆第二のアカネテンリュウはいるか

 夏を境に急激に成長し、菊花賞馬になったアカネテンリュウの

 ような急成長な馬が今年は出現するかという意味

☆笹針

 疲れ等により血液の循環が悪くなり、うっ血状態を起こすと、

 筋肉痛や跛行する場合がある。このような時に肩、腰等の

 部分的あるいは全身的に針を刺し、うっ血をとる治療方法であり

 これを乱刺手術(ササバリ)と言いい、乱刺手術に使用する

 特殊な針が笹の形に似ているところから笹針と呼ばれている。

☆エビハラ(屈腱炎)

  競走馬にとって不治の病と言われ、走行中に大きな負荷が

 かかること等により屈腱に刺激が加わると炎症を起こし、

  エビの腹のように腫れるところからこの名で呼ばれている。

☆単枠指定

 今のように馬連が無く、連勝式馬券は枠連しか無かった昭和期

 において、ある特定の馬が圧倒的な投票人気がある場合、

 その馬が出走取消および競走除外になっても、同枠に他馬が

 いる場合は馬券の返還を行うことができないという問題があり、

 中央競馬会にとっての長年の課題でした。

 この問題を解決するため、圧倒的な投票人気があると予想

 される馬を1頭の枠に固定し、他馬を同枠に入れないとする

 単枠指定制度が導入されました。

 昭和48年の日本ダービーでハイセイコーが66.7%という

 圧倒的なの単勝支持率を叩き出したのが導入の契機になった

 と言われています。

 最初の単枠指定馬は昭和49年皐月賞でのキタノカチドキ

 でした。

☆28頭フルゲート ⇒ フルゲートが28頭の時代があった

☆2走ボケ

 休養明けを好走して人気になった馬が、二走めで何故か

 凡走してしまうこと。

☆カンカンなき ⇒ 背負った斤量で負ける

☆温泉治療 ⇒ 故障馬の温泉による治療

☆銀行馬券 ⇒ 堅い馬券

☆審議のランプ

 着順表示装置にはランプが付いていて、審議の際には

 このランプが点灯する

☆赤レンガ

 大障害競走の時の大土塁障害の別称。この障害にさしかかると

 場内から大歓声が起こった

☆サラブレッドマーチ

 関西(京都、阪神)での重賞レースの入場行進の際に使われた。

 このサラブレッドマーチと共に杉本アナの馬達を紹介する

 名文句はあまりにも有名。

☆抽選馬

 中央競馬界がセリ市で馬を購入し、育成牧場で訓練をしたのち、

 希望する馬主に抽せん方式で販売した馬のこと。

☆オープン戦

 特別戦や重賞ではないオープンクラスの馬によるレースのことで

 重賞レースが少なく、レース体系も整備されていなかった昭和期

 にオープン馬達に出走の機会を与えようと行われていた。

 

今週からは夏の新潟開催が始まります。

今週も全馬の無事を祈りながらレースを見ます。

先週行われました七夕賞は2番人気のトーラスジェミニが

直線で逃げたロザムールをかわして優勝。

2着には7番人気で唯一の牝馬ロザムール、3着には7番

人気のショウナンバルディが入り、1番人気のクレッシェンドラヴは

14着に敗れ、今週も波乱の結果となりました。

トーラスジェミニの馬名の由来はトーラスが牡牛座、ジェミニは

双子座ということで結果論ですが、終わって見れば、数字の7に

関連するものでは無かったものの、やはり七夕に因んだ馬名の

馬が優勝を飾りました。

今週は早くも函館競馬場で第57回函館記念が行われます。

昭和期では、このレースをステップに秋競馬に向かう有力な

馬達がいたため、歴代の優勝馬には名立たる馬名が連なって

います。

思い出の馬は、昭和49年、50年の第10回、11回函館記念を

制したツキサムホマレです。

ツキサムホマレは、私が史上最強の世代と思う花の昭和47組で

父は、歴代最強馬とも言われるタケシバオーや怪物ハイセイコー、

菊花賞馬アカネテンリュウ等、数多くの名馬達を輩出した昭和の

名種牡馬チャイナロックです。

チャイナロックは栃栗毛の馬でツキサムホマレも500キロを超す

大型の栗毛の馬でしたが、当時生産者からはチャイナロックの

栗毛の仔は走らないと言われていました。

私の記憶ではホウシュウエイトやワンサバンナも栗毛であったこと

から、一概には言えないような気がします。

ツキサムホマレは旧馬齢の3歳の時、函館でデビューしたものの、

惜敗が続き、4戦目でようやく未勝利を勝つことができました。

しかし、その後は惨敗や惜敗を続け、史上最強のクラシック路線に

乗ることは出来ませんでした。

4歳暮れの条件特別に勝ち、年が明けて古馬になって条件特別に

優勝してオープン入りを果たし、初重賞に挑戦するものの、壁は

厚く、優勝するまでには至りませんでした。

活路を求めて夏の北海道戦線に参戦すると札幌のSTV杯では

2着に5馬身差をつけて勝利するなど活躍し、6歳になると札幌

での道新杯とアカシヤSに勝ち、その勢いにのって函館記念に

挑戦しました。

このレースには古豪オンワードガイをはじめ、ハイセイコー世代の

ヌアージターフやクリオンワードも参戦しましたが、これらの馬を

見事に退けて優勝し、ついに大器晩成の素質が開花しました。

7歳になって挑んだ春の天皇賞ではイチフジイサミの7着に

敗れたましたが、その後夏の北海道シリーズに参戦し、ダートの

札幌記念では中央入りした公営の雄サンチャイナやユウシオ、

エリモジョージ、ケイリュウシンゲキ等の強豪をやぶってレコード

勝ちし、次の大雪Hも制して連勝、そして連覇を目指して出走した

函館記念では60キロのハンデを物ともせずに重賞レースの常連

イナボレスやシンザンの娘ウラカワチェリーをやぶって見事連覇を

果たしました。

11月にはアメリカ国際招待競走ワシントンDCインターナショナル

の招待馬に選出され、花の昭和47組では唯一、海外レースに

挑戦する馬になりました。

しかし、この時は英国ダービー馬スノーナイト、キングジョージ6世

&クイーンエリザベスSを2連覇した歴史的名牝ダリアなどの強豪

が参戦していたため、レースでは果敢に先行して頑張ったものの、

最後は失速して先頭から30馬身差をつけられて9頭立ての

9着に惨敗しました。

この結果に当時日本では、何であの程度の馬を選出したのかとの

批判が起こりましたが、当時はまだ日本馬の海外遠征に慣れて

いなかったため、馬の体調管理も難しく、一概にツキサムホマレの

能力の問題だけでは無かったと思います。

現に惨敗して帰国し、長い検疫検査で隔離されていたツキサム

ホマレは、暮れの有馬記念に参戦しました。

こういう厳しい状況下での参戦だったためかツキサムホマレは

13頭中12番人気となり、国際招待レースに挑んだ馬とは

思えないほど、人気がありませんでしたが、レースでは直線に

入って大きな馬体で素晴らしい追い込み見せ、キタノカチドキ、

ヤマブキオー、ナスノチグサ、トウコウエルザ、ノボルトウコウ、

ホワイトフォンテン、キクノオー等、名立たる名馬達に先着して、

イシノアラシ、フジノパーシアに続く3着に入りました。

この結果に対し、多くの競馬関係者は複雑な思いをしたと

思います。

ツキサムホマレは8歳になってからも現役を続けましたが、寄る

年波には勝てず、思い出の地である北海道の札幌日経賞で

ダート界の怪物グレートセイカンの6着に敗れ、このレースが

現役最後のレースとなりました。

引退後は種牡馬になったものの、内国産種牡馬にとっては不遇の

時代であったため、目立った産駒には恵まれず、記録によりますと

1983年に14歳の生涯を終えたとのことです。

国際招待競走に選出された馬だったにも係わらず、いつ、どこで、

どのようにして亡くなったのかの記録が残っていないのは、とても

寂しくただただ残念です。

 

今週は函館競馬場で第57回函館記念が行われます。

ダートの強豪カフェファラオが芝の重賞でどのようなレースを

するのか注目です。

そして前走の巴賞で優勝したサトノエルドール、重賞の常連レッド

ジェニアル、馬場が悪くなれば前走大差で圧勝劇を演じた

マイネルウィルトス、復調の兆しが見えるトーセンスーリヤに

注目しています。

今週も全馬の無事を祈りながら、レースを見ます。

先週行われました第70回ラジオNIKKE賞は4番人気の

ヴァイスメテオールが直線で力強く鋭く抜け出して優勝。

2着には11番人気のワールドリバイバルが入り、波乱の

結果となりました。

雨による馬場の悪化が影響を及ぼしたのかも知れませんが、

このクラスの馬達のレース予想は本当に難解です。

今週は福島競馬場で第57回七夕賞が行われます。

このレース名を聞くと今年もいよいよ夏競馬が始まったんだと、

改めて思ってしまいます。

 

昭和期では夏競馬や福島、新潟等のローカルを得意とした

昭和を代表する馬が何頭かいました。

そのうちの1頭が花の昭和47組で、昭和48年第9回優勝馬

サンヨウコウです。

この馬の名前を聞いただけで、今でも夏競馬、そして福島、

新潟を思い浮かんでしまいます。

サンヨウコウは史上最強の世代と言われる花の昭和47年組

とはいえ、旧馬齢4歳でデビューしたものの4戦目の福島での

未勝利戦でようやく勝ち上がりました。

デビュー当時から福島とは相性が良かったのかも知れません。

その後中央場所では勝てなかったものの、新潟でも特別レース

に連勝し、続く関谷記念ではパッシングゴールには敗れたものの

桜花賞馬ナスノカオリをやぶって2着に食い込みました。

その後中央場所に帰ると惨敗を続ける等、なかなか勝てません

でしたが、古馬になって迎えた福島ではまるで水を得た魚のように

特別レースに優勝すると続く七夕賞では怪物ハイセイコーを

苦しめた、あのニューサントをやぶって優勝。

続く福島記念では人気薄にも係わらずオープン大将と言われた

コーヨーをやぶって2着に入り、次の関谷記念ではローカルの

鬼と呼ばれたノボルトウコウやタクマオーをも撃破して優勝。

そして次の新潟記念では軽量のヤマテスコに敗れはしたものの

2着に入る等、まさに福島、新潟にサンヨウコウありと言わしめる

ほど、活躍しました。

しかし、中央場所に帰ると、やはり水が合わなかったのか

力が足りなかったのか、負けが続き、6歳時は勝ち星には

恵まれませんでした。

年が明けて7歳になり現役を続行したものの、もう往年の走りは

期待できないと思われていましたが、7歳の夏の新潟開催に

参戦すると、昔を思い出したかのように関谷記念で快速馬

スガノホマレやオークス馬ナスノチグサ、イシノマサルに先着して

快速馬ファイブワンのレコードタイムでの勝利の中で2着に入る

大健闘を見せました。

その後、福島での福島民友Cを制し、2年ぶりの勝利をあげました。

しかし、このレースがサンヨウコウにとっての最後の優勝と

なりました。

サンヨウコウは、その後地方競馬に移籍して、旧馬齢で10歳まで

走って5勝をあげたとの記録が残っています。

現役を引退後、サンヨウコウがどこに行ったのか、最後は

どうなったのかについては記録は残っておらず、今となっては

知るすべもありません。

夏競馬が始まると、毎年サンヨウコウという馬がいたことを

ふと思い出してしまいます。

 

今週は福島競馬場で第57回七夕賞が行われます。

このレースも絶対的な本命馬がいない、難解なレースと

なりそうです。

そのような状況の中で、成績はイマイチでしたがGIⅠレースに

出走したケレッシェンドラヴ、福島を得意とするヴァンケドミンゴ、

デビュー前はクラシック候補と評判だったワーケアに注目して

います。

今週も全馬の無事を祈ってレースを見ます。