ハイセイコーのブログ -15ページ目
昨日、中山競馬場で行われました
クラシック初戦、第85回皐月賞は
3番人気のミュージアムマイルが、最後の
直線で先に抜け出したクロワデュノールを
差し切って優勝を飾り、重賞初制覇で
クラシック1冠目を手にしました。
2着は圧倒的1番人気に推されたクロワ
デュノール、3着には4番人気の
マスカレードボールが入りました。

今週は、京都競馬場で春のマイル
戦線を占う上で重要な第56回マイラーズ
カップが行われます。
マイラーズカップはマイル路線の拡充
および短距離系の馬にも活躍の場を
設けることを目的として、1970年に創設
され、現在はGⅠ競走である安田記念や
ヴィクトリアマイルの前哨戦として位置
づけられていて、春の短距離路線を歩む
馬にとって重要なレースとなっています。
昭和期においては、まだレース体系が
現在ほど整っておらず、出走できるレース
も限られていたためか、歴代の優勝馬や
出走した馬にはクラシック優勝馬をはじめ
現在のGⅠ優勝馬等、名立たる名馬達の
名前が連なっています。
思い出の馬は、秋風の中で散った悲運の
快速馬ロングヒエンです。
ロングヒエンの父は中距離系種牡馬
ホープフリーオンで代表産駒には安田
記念を制したキヨヒダカ、毎日杯の勝ち馬
タケノヒエンの他、地方での多くの重賞
勝ち馬を輩出しています。
ロングヒエンは昭和57年のクラシック組で
同期にはダービー馬バンブーアトラス
皐月賞馬アズマハンター、菊花賞馬
ホリスキー、黄金の脚ハギノカムイオーや
アスワン、ホスピタリテイ、イーストボーイ
タカラテンリュウ等の重賞勝ち馬がいます。
ロングヒエンは旧馬齢3歳秋の阪神の
新馬戦でデビューしました。
この新馬戦には後に関西3歳チャンピオン
になるリードエーティも出走し、デビュー
前から評判になっていたリードエーティが
圧倒的1番人気に推され、特に評判に
なっていなかったロングヒエンは3番人気
での出走となりました。
レースはリードエーティが自慢の快速で
他馬を引き離して逃げを展開しましたが、
第4コーナーでロングヒエンが並びかけ
この2頭によるマッチレースの様相を呈して
直線の勝負へ。
直線に入るとロングヒエンがあっさりと
リードエーティを交わして先頭に立つと
最後はリードエーティに6馬身差をつけ
阪神の3歳タイレコードタイムでの圧勝劇を
演じ、金色に輝くたてがみを持った美しい
馬は、ファンの度肝を抜く鮮烈なデビューを
果たしました。
しかし、鮮烈なデビューを果たしたロング
ヒエンでしたが、この後に骨膜炎を発症して
休養を余儀なくされてしまいました。
6ヶ月半後に条件特別で復帰したロング
ヒエンは大雨で不良馬場という最悪の
コンディションの中、格の違いを見せつけ
2着に5馬身差をつけて圧勝し、堂々と
春のクラシックに向け東上しました。
そして迎えたクラシック第一冠目皐月賞、
関西の怪物サルノキングが骨折で戦線を
離脱して混戦模様となる中、華麗なる
一族のハギノカムイオーが一番人気に
推され、ロングヒエンは2番人気での
出走となりました。
レースは逃げ宣言をしたゲイルスポートが
宣言どおり強引に先手を取って暴走的な
逃げを展開し、ハギノカムイオーは
2、3番手を追走、その後ろからロング
ヒエンが続きました。
しかし、この超ハイペースの影響でゲイル
スポートが早々と失速、ハギノカムイオーも
直線で沈んで16着に大敗する等、
先行馬が総崩れとなる中、ロングヒエンも
ハイペースの影響か、それとも距離が
合わなかったのか、7着に終わりました。
この後、ロングヒエンはダービーへの
出走をかけて、当時ダービートライアル
として行われていたNHK杯に参戦。
このレースには皐月賞馬アズマハンターも
出走し、ロングヒエンは4番人気に
支持されました。
好スタートを切ったロングヒエンは先手を
取ろうとしましたが、皐月賞と同様にゲイル
スポートが強引に先手を奪って逃げ、
皐月賞ではおさえる作戦で大敗した
ハギノカムイオーも今回は果敢に先行して
ゲイルスポートを追う展開となり、
第3コーナーでゲイルスポートを交わした
ハギノカムイオーが先頭に立って
直線の勝負へ。
直線に入ってロングヒエンは逃げ粘る
ハギノカムイオーを交わして一旦先頭に
立ちましたが、追い込んで来たアスワン、
アズマハンター、アサカシルバーに
交わされて4着に敗れました。
しかし、NHK杯で見どころがあった
ロングヒエンは、本番のダービーでは
距離への不安が危惧されていましたが、
根強いファンからの期待を集め、3番
人気に支持されました。
しかし、レース発送直前にダービー史上に
残る大アクシデントが起きてしまいました。
何とロングヒエンがゲートを突き破って出て
しまったため、5番枠からという好枠からの
出走だったロングヒエンは、大外30番枠
からの出走となってしまいました。
場内は騒然となり、ロングヒエンを支持して
いたファンからは悲鳴が起こりました。
それでもスタートすると大歓声を受けながら
大外から果敢に先頭に立って逃げたロング
ヒエン、27頭を引き連れて先頭で直線に
入りましたが、大外枠のせいか、距離の
疑問か、すぐに馬群に沈んでしまい
15着に終わってしまいました。
しかし、次に出走した短距離の中京4歳
特別では、やはり実力の違いを見せつけ、
2着に4馬身差をつけ、レコードタイムで
圧勝し、3勝目を挙げました。
夏を無事に越したロングヒエンは菊花賞を
目指して1番人気に支持された神戸
新聞杯に出走し、ハギノカムイオーの
2着とした後、京都新聞杯に参戦しましたが
14着と大敗したため、菊花賞を断念し
休養に入りました。
年が明けて古馬となったロングヒエンは
翌1984年から短距離路線が整備され、
古馬の安田記念、マイルチャンピオン
シップがGⅠになるという朗報が
発表される中、6ヶ月の休養後、路線を
短距離路線に切り替えて、マイラーズ
カップに参戦しました。
このレースにはダービー馬オペックホース
桜花賞馬ブロケード、古豪カツアール
良血シルクテンザンオー等が出走し、
ロングヒエンが1番人気に推されました。
当日は雨で不良馬場という悪コンディション
の中、レースは、大方の予想どおり
スタートしてロングヒエンが一気に先頭に
立って逃げ、その後ろからシルク
テンザンオーとブロケードが続き、立ち
遅れたオペックホースは後方からという
展開になりました。
第4コーナーで各馬が一斉に仕掛ける中
ロングヒエンが先頭のまま直線の勝負へ。
馬場の真ん中から更に脚を伸ばすロング
ヒエン、内からはシルクテンザンオーと
ブロケード、外からオペックホースが猛然と
追い込みましたが、ロングヒエンは
失速することなく、ブロケードに1馬身差を
つけて優勝を飾り、重賞初制覇を果たし
ました。

1984年から短距離路線が整備され、
ロングヒエンにとっては、これから明るい
未来が見える中、競走馬にとっては
不治の病と言われる屈腱炎を発症し、
長期休養を余儀なくされてしまいました。
その後、長く苦しい脚部不安との戦いが
続いたロングヒエンは不屈の精神力で
既に5歳となっていた秋競馬で
1年7ヶ月ぶりに復帰を果たしました。
しかし、この復帰がロングヒエンの運命を
変えることになるとは、この時、誰が
想像できたでしょうか。
条件特別で復帰し、3着となったロング
ヒエンは続いて運命のスワンステークスに
出走しました。
このレースには後にマイル王と呼ばれた
ニホンピロウイナー、桜花賞馬シャダイ
ソフィア、安田記念を制したハッピー
プログレスやシンボリルドルフと死闘を
演じたビゼンニシキ、ダイゼンシルバー等
蒼々たるメンバーが出走しました。
レースはスタートしてロングヒエンが一旦
先頭に立つも、いつもの勢いがないのか
ニホンピロウイナーが交わして先頭に立ち
ロングヒエンは2番手に控える形で追走
しました。
第3コーナーでニホンピロウイナーが更に
差を広げ、ゴールまで残り700mの地点で
ロングヒエンが突然バランスを崩して
一気に後退し、そのまま競走を中止して
しまいました。

馬運車で運ばれたロングヒエンの診断は
右前肢の粉砕骨折で、すぐに安楽死の
処置が施されました。
ダービーでは大外枠に回され大敗した
ものの、その後マイラーズカップを制し、
これから整備された短距離路線で活躍が
できるという時に脚部不安に襲われ、
最後は骨折で命まで失うことになろうとは。
金髪のたてがみをなびかせた美しい
馬体とスピードで多くのファンを魅了した
ロングヒエン。
最期も持ち前のスピードであっという間に
天国に駆けあがってしまいました。
今週は、京都競馬場で第56回マイラーズ
カップが行われます。
ジュンブロッサム、ニホンピロキーフ
セオ、ホウオウリアリティに注目しています。
先週は中山グランドジャンプでバーン
パッションがファンの願いも通じず、最後の
障害で落馬競走中止となり、本当に
残念ですが予後不良となってしまいました。
こうした光景は起こって欲しくありません。
今週も全人馬の無事を祈りながら
レースを観ます。
昨日、雨の中、阪神競馬場で行われました
牝馬クラシック開幕戦第85回桜花賞は
3番人気のエンブロイダリーが、最後の
直線で鋭く伸びて抜け出して優勝を飾り
第85代の桜の女王に輝きました。
2着には2番人気のアルマヴェローチェ
3着には4番人気のリンクスティップが入り
1番人気に推されたエリカエクスプレスは
好スタート切って、快調に逃げたものの
直線で失速し、5着に敗れました。

今週は、中山競馬場でクラシック第1冠目
第85回皐月賞が行われます。
皐月賞は1939年に当時の日本競馬会が
イギリスの2000ギニーに範をとり、4歳
(現3歳)の牡馬・牝馬限定の横浜農林省
賞典四歳呼馬として創設され、第1回は
横浜競馬場で行われました。
そして東京優駿競走、阪神優駿牝馬
(現:優駿牝馬)、京都農林省賞典四歳呼馬
(現:菊花賞)、中山四歳牝馬特別
(現:桜花賞)と共に五大特殊競走として
位置づけられ、東京優駿競走、京都
農林省賞典四歳呼馬と共に日本の
クラシック三冠競走として確立しました。
終戦後の1947年からは名称を
農林省賞典に変更され、1949年からは
名称を皐月賞に変更され、現在に至って
います。
日本ダービーは最も運のある馬が勝つ
菊花賞は最も強い馬が勝つと
称されるのに対し、皐月賞は最も速い馬が
勝つと言われています。
思い出の馬は、勝負服と同じ模様の
メンコをつけたはしりの馬であり、骨折後
奇跡の生還を遂げた、可愛いハート型の
流星を持ったビンゴガルーです。
ビンゴガルーの父はデュールで代表
産駒には有馬記念馬ヒカリデュールや
アイノフェザー、マイネルダビテ、
サンライダー等の重賞勝ち馬がいます。
ビンゴガルーは昭和54年のクラシック組で
同期にはハイセイコーの仔のダービー馬
カツラノハイセイコ、菊花賞馬ハシハーミット
宝塚記念馬テルテンリュウ、リンドプルバン
快速馬リキアイオーやネーハイジェット、
ヨシノスキー等がいます。
ビンゴガルーは旧馬齢3歳夏の札幌で
デビューし2戦目の新馬戦を快勝しました。
しかし、この後、当時はダートのみだった
こともあって、札幌で2戦して勝ちきれ
ませんでしたが、東京に戻り、コースが
芝に変わってからは水を得た魚のように
条件特別戦、オープン戦と連勝し、その
勢いのまま、関東3歳チャンピオン決定戦
朝日杯3歳ステークスに挑みました。
このレースにはマルゼンスキー、ギャラント
ダンサーに続いて、朝日杯外車3連覇を
狙うケンタッキーフェアや3連勝中の
シーバートパーク、快速馬リキアイオー
京成杯3歳Sの勝ち馬ジェットバージ、
新潟3歳王者ファーストアモン等が出走し
1番人気は外車ケンタッキーフェアで
ビンゴガルーは6番人気での出走と
なりました。
レースはリキアイオー、シーバートパークが
先行し、ビンゴガルーは中団からという
展開で進みました。
第3コーナーでリキアイオーが単独先頭に
立つと、それを追ってシーバートパークが
仕掛け、ビンゴガルーは、まだ後方の
位置のままで、直線の勝負へ。
直線でシーバートパークがリキアイオーを
交わして先頭に立つと、後方から内を
ついたビンゴガルーが直線で鋭く伸びて
リキアイオーを差し切って優勝を飾り、
重賞初挑戦で初勝利を挙げると共に一躍
クラシック候補に名乗りを挙げました。
そして、ビンゴガルーはこの年の最優秀
3歳牡馬に選出されました。

年が明けて4歳になったビンゴガルーは
オープン競走から東京4歳ステークス、
スプリングステークスに出走しましたが
いずれもリキアイオーの後塵を拝して
3連敗してしまいました。
そして迎えたクラシック第一冠目の
皐月賞、このレースには4連勝中の
リキアイオーや西下して来て出走した
スプリングステークスで2着に入った
カツラノハイセイコやきさらぎ賞を制した
ネーハイジェット、毎日杯を勝った
ハシハーミット等の関西勢が参戦。
1番人気はリキアイオーが推され、ビンゴ
ガルーは3番人気での出走となりました。
レースは大方の予想どおりリキアイオーが
鼻を奪って先頭に立とうとしましたが、
レース前に逃げ宣言をしていたカシマ
セイカンがリキアイオーにしつこく絡んだ
ため、2頭が競り合い形になり、3番手
以下を大きく離した展開となりました。
ビンゴガルーは終始3番手をキープし
カツラノハイセイコ、ネーハイジェット、
ヨシノスキーは中団からレースを進め
ました。
第3コーナーでカシマセイカンを振り切った
リキアイオーはトライアルレースと
同じように後続を引き離したまま、先頭で
直線の勝負へ。
このままリキアイオーがスピードで押し
切るかと思われましたが、最後の直線に
入ると、ビンゴガルー鋭く伸びて、一気に
リキアイオーを交わして先頭に立ち、必死
追い込んで来るカツラノハイセイコを振り
切って優勝を飾り第39代皐月賞馬に
輝きました。

しかし、続く日本ダービーでは苦戦を
強いられてしまい、父ハイセイコーの
無念を晴らしたカツラノハイセイコの前に
4着に終わりました。
夏を無事に過ごしたビンゴガルーは
秋は京王杯オータムハンデから始動し
初の古馬相手にトップハンデながら
1番人気に応えて圧勝。
そして続くセントライト記念でもダービーで
僅差の2着だったリンドプルバンやヨシノ
スキーをやぶって勝利し、4つ目の重賞を
獲得すると共に菊花賞を目指して堂々と
西下しました。
この年の菊花賞は京都競馬場改修のため
阪神競馬場で行われました。
菊花賞ではダービー馬カツラノハイセイコが
感冒により出走回避したこともあって、重賞
2連勝中だったビンゴガルーが当時あった
単枠指定となり、圧倒的1番人気に推され
ました。
前日から降り続いた雨の影響で馬場
状態は重という悪コンディションの中
レースはハヤテアズマが果敢に鼻を奪って
逃げ、ビンゴガルーは先行集団の中で
いい位置につけ、ハシハーミットとリンド
プルバンと後方からの競馬となりました。
第3コーナーでビンゴガルーが早めに
仕掛けて先頭に立つと実況していた
杉本アナが「早いのか、これでいいのか、
小島太。これでいいのか、ショウリで逃した
大輪を、今度はこのビンゴガルーで
見事に獲るか」と実況する中、ビンゴ
ガルーが先頭で直線の勝負へ。
内をついたビンゴガルーが逃げ粘る中
ハシハーミットが外から猛然と追い込んで
ビンゴガルーを交わして先頭に立つと
杉本アナも心配したとおり、早仕掛けの
影響でビンゴガルーは急激に失速し、
勝ったハシハーミットから4馬身離された
3着に敗れてしまいました。
その後、ビンゴガルーは有馬記念に参戦。
このレースにはグリーングラス、テンメイ
ホクトボーイ、カシュウチカラの4頭の
天皇賞馬やダービー馬サクラショウリ、
昨年に続いて有馬記念連覇を狙う
カネミノブ、牝馬クラシック二冠馬インター
グロリア、菊花賞馬インターグシケン等
名馬達が顔を揃え、まさに夢のグランプリ
競走となりました。
1番人気はサクラショウリ、2番人気は
グリーングラスでビンゴガルーは名立たる
名馬達の中で3番人気に推されました。
レースはボールドエーカンの逃げで始まり
ビンゴガルーは大外から内に入って
レースを進めましたが、向こう正面で
故障を発症し、競走を中止しました。

馬運車で運ばれたビンゴガルーは検査の
結果、種子骨骨折という重傷と分かり、
予後不良と診断されました。
通常では安楽死がとられるケースでしたが
オーナーからのたっての願いにより薬殺
処分されずに治療されることとなり、その
オーナーの思いがビンゴガルーに
届いたのか、危険な状態の時もあった
ものの、奇跡的に回復し、1年の療養後に
北海道で種牡馬になりました。
ビンゴガルーは初年度産駒から中央での
勝ち馬を輩出し、その後も地方での重賞
勝ち馬を輩出するなど、今後の活躍が
期待されました。
しかし、記録によりますと
昭和62年10月18日小腸捻転のため
12歳という若さでこの世を去って
しまいました。
現在、ビンゴガルーは、優駿メモリアル
パークで静かに眠っています。
今週は、中山競馬場でクラシック第1冠目
第85回皐月賞が行われます。
クロワデュノール、マスカレードボール
ヴィンセンシオ、エリキングに注目して
います。
今週も全人馬達の無事を祈りながら
レースを観ます。
昨日、阪神競馬場で行われました第69回
大阪杯は好位からレースを進めた
2番人気のベラジオオペラが直線で
堂々と抜け出してレコードタイムで優勝を
飾り、レース史上初の連覇を達成しました。
2着には4番人気のロードデルレイ、
3着には8番人気のヨーホーレイクが入り
1番人気のシックスペンスは7着に
敗れました。

また昨日、UAE(アラブ首長国連邦)で
ドバイワールドカップデーが開催され
ドバイターフでは香港の怪物ロマンチック
ウォリアーに日本のソウルラッシュが
競り勝って優勝を飾り

ドバイシーマクラシックでは海外初参戦
となるダノンデザイルが日本ダービー馬の
力を見せ、見事に差し切って優勝

UAEダービーではアドマイヤデイトナが
優勝しました。

しかし、ドバイワールドカップでは圧倒的
1番人気に推されたフォーエバーヤングが
3着に敗れてしまい、またこのレースが
ラストランとなる8歳馬ウシュバテソーロは
残念ながら6着に終わりましたが、本当に
よく頑張りました。

ただレース後に矢作調教師よりアウェーの
洗礼を受け、ひどい仕打ちを受けたとの
コメントがありました。
フォーエバーヤングに不利や危険が
生じたようなことがあったならば、事実を
公表し、UAEに対し強く抗議すべきだと
思います。
その他にもアルクオーツスプリントでの
8歳馬ウインカーネリアンも一瞬勝ったと
思いましたが、残念ながら2着に惜敗して
しまったものの、今年も日本の馬達が
本当に頑張ってくれて、日本に多くの
感動を届けてくれました。
出走した全馬、そして関係者の皆様、
本当にお疲れさまでした。
どうか人馬共、元気で無事に帰国して
くれることを祈っています。
今週は、阪神競馬場で牝馬クラシック
第一冠目、桜の女王決定戦、第85回
桜花賞が行われます。
桜花賞は、1939年にイギリスの
「1000ギニー」を範として、最もスピード
のある優秀な牝馬の選定および優秀な
繁殖牝馬を発掘するためのレースとして
4歳(現3歳)牝馬限定の競走「中山四歳
牝馬特別」を創設し、東京優駿競走
阪神優駿牝馬(現優駿牝馬)・横浜農林省
賞典四歳呼馬(現皐月賞)・京都農林省
賞典四歳呼馬(現菊花賞)と共にクラシック
競走のひとつとされました。
1947年からは名称を桜花賞に変更して
京都競馬場で施行されましたが、1950年
からは阪神競馬場で施行されています。
私は、毎年春を告げる満開の桜の中で
若い乙女たちによって繰り広げられる、
華やかさと美しさとスピード感がある
桜花賞が大好きです。
思い出の馬は、早咲きに終わってしまった
第38代桜の女王オヤマテスコです。
オヤマテスコの父は、昭和を代表する
大種牡馬テスコボーイで代表産駒には
皐月賞馬ランドプリンス、二冠馬キタノ
カチドキ、天馬トウショウボーイ、天才少女
テスコガビー、天皇賞馬ホクトボーイと
サクラユタカオー、菊花賞馬インター
グシケン、エリザベス女王杯を制した
アグネステスコ、桜花賞馬ホースメン
テスコや快速馬ハギノカムイオー等
挙げれば切りがない程、多くの名馬達を
この世に送り出しました。
オヤマテスコは昭和53年の牝馬
クラシック組で同期の牝馬にはオークス馬
ファイブホープ、エリザベス女王杯馬
リードスワロー、天皇賞馬プリティキャスト
サンエムジョオー、サニーフラワー、
ラブリトウショウ、キクキミコ等がいます。
オヤマテシコは旧馬齢3歳秋の京都で
デビューし、新馬戦で5馬身差をつけて
圧勝。
しかし、続く特別戦2走では3着、2着と
敗れてしまいました。
年が明けて4歳になったオヤマテスコは
初戦の特別戦に勝って2勝目を挙げると
オープンの4歳ステークスでサンエム
ジョオーをやぶって3勝目を挙げ、牝馬
クラシックに名乗りを挙げました。
そして牝馬クラシック制覇に向けて
オヤマテスコは初重賞挑戦となる
桜花賞トライアル阪神牝馬特別に出走し
サンエムジョオーの3着に入ると、続いて
本番の牝馬クラシック第一冠目桜花賞に
挑みました。
このレースには桜花賞トライアル優勝馬
サンエムジョオー、2着のダークロードや
もっか3連勝中のサニーフラワー、
関東からはキククミコ等が参戦し、1番
人気はダークロード、サンエムジョオーは
外枠が嫌われ3番人気、オヤマテスコは
2番人気での出走となりました。
レースはスタートしてサニーフラワー、
タイリボン、ハツウマの激しい先行争いで
始り、サンエムジョオーとオヤマテスコは
中団から進み、ダークロードは立ち遅れて
後方からの競馬となりました。
第3コーナーでタイリボンが先頭に立ち
その後ろからサニーフラワーが続く中、
サンエムジョオーが一気に仕掛けると
オヤマテスコ、ダークロードも先頭との
差を詰めて直線の勝負へ。
内をついてサニーフラワーが先頭に立つと
真ん中からサンエムジョオー、外から
オヤマテスコが内に切れながら追い込み
その横にいたサンエムジョオーやダーク
ロード等、横一線にいた馬達も進路が
狭くなるなど、ごちゃつく中、オヤマテスコが
抜け出してサニーフラワーを交わして
先頭に立つと不利を受けた馬達が立て
直して追い込み、その中でもサンエム
ジョオーが怒りの豪脚でオヤマテスコに
迫り、2頭が並んでゴール板を通過。
写真判定の結果、どの馬が制裁を
受けるのかとレース後に物議を醸した
直線でのごちゃつきの件に関しては
アスコトロベリアの田島騎手が過怠金の
処分が下された以外は何のお咎めはなく、
オヤマテスコがサンエムジョオーの追撃を
ハナ差凌いで第38代桜の女王に
輝きました。

しかし、この桜花賞での勝利がオヤマ
テスコにとっての最後の勝利となりました。
その後、オークスを目指して東上しましたが
オークストライアル競走で最下位の14着に
大敗し、本番のオークスでも3馬人気に
推されましたが、6着に終わりました。
夏を無事に越したオヤマテスコは、秋の
初戦として初の古馬相手となる京都牝馬
特別で復帰し、4着と健闘を見せましたが
当時の牝馬クラシック最終戦エリザベス
女王杯では2番人気に支持されるも7着に
終わりました。
年が明けて古馬になったオヤマテスコは
牡馬も相手となる重賞に挑みましたが、
全く良いところなく惨敗を続け、高松宮杯で
最下位の9着に敗れたのを最後に現役を
引退しました。
引退後、繁殖にあがったオヤマテスコは
牝馬7頭を含む12頭の産駒を輩出し
勝ち馬は出たものの、代表産駒には
恵まれませんでした。
記録によりますと2000年に25歳となった
オヤマテスコは2000年11月17日付けで
用途変更となっていますが、その後オヤマ
テスコがいつ、どのようにして亡くなったかに
ついての情報がないのが残念です。
今週は、阪神競馬場で春の到来を告げる
牝馬クラシックの第一冠目、桜の女王
決定戦、第85回桜花賞が行われます。
トライアル組か、ぶっつけ本番組か、
毎年難しいですが、
アルマヴェローチェ、ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット、ウォーターガーベラに
注目しています。
今週も全人馬の無事を祈りながら
レースを観ます。

