昨日、阪神競馬場で行われました第69回
大阪杯は好位からレースを進めた
2番人気のベラジオオペラが直線で
堂々と抜け出してレコードタイムで優勝を
飾り、レース史上初の連覇を達成しました。
2着には4番人気のロードデルレイ、
3着には8番人気のヨーホーレイクが入り
1番人気のシックスペンスは7着に
敗れました。
また昨日、UAE(アラブ首長国連邦)で
ドバイワールドカップデーが開催され
ドバイターフでは香港の怪物ロマンチック
ウォリアーに日本のソウルラッシュが
競り勝って優勝を飾り
ドバイシーマクラシックでは海外初参戦
となるダノンデザイルが日本ダービー馬の
力を見せ、見事に差し切って優勝
UAEダービーではアドマイヤデイトナが
優勝しました。
しかし、ドバイワールドカップでは圧倒的
1番人気に推されたフォーエバーヤングが
3着に敗れてしまい、またこのレースが
ラストランとなる8歳馬ウシュバテソーロは
残念ながら6着に終わりましたが、本当に
よく頑張りました。
ただレース後に矢作調教師よりアウェーの
洗礼を受け、ひどい仕打ちを受けたとの
コメントがありました。
フォーエバーヤングに不利や危険が
生じたようなことがあったならば、事実を
公表し、UAEに対し強く抗議すべきだと
思います。
その他にもアルクオーツスプリントでの
8歳馬ウインカーネリアンも一瞬勝ったと
思いましたが、残念ながら2着に惜敗して
しまったものの、今年も日本の馬達が
本当に頑張ってくれて、日本に多くの
感動を届けてくれました。
出走した全馬、そして関係者の皆様、
本当にお疲れさまでした。
どうか人馬共、元気で無事に帰国して
くれることを祈っています。
今週は、阪神競馬場で牝馬クラシック
第一冠目、桜の女王決定戦、第85回
桜花賞が行われます。
桜花賞は、1939年にイギリスの
「1000ギニー」を範として、最もスピード
のある優秀な牝馬の選定および優秀な
繁殖牝馬を発掘するためのレースとして
4歳(現3歳)牝馬限定の競走「中山四歳
牝馬特別」を創設し、東京優駿競走
阪神優駿牝馬(現優駿牝馬)・横浜農林省
賞典四歳呼馬(現皐月賞)・京都農林省
賞典四歳呼馬(現菊花賞)と共にクラシック
競走のひとつとされました。
1947年からは名称を桜花賞に変更して
京都競馬場で施行されましたが、1950年
からは阪神競馬場で施行されています。
私は、毎年春を告げる満開の桜の中で
若い乙女たちによって繰り広げられる、
華やかさと美しさとスピード感がある
桜花賞が大好きです。
思い出の馬は、早咲きに終わってしまった
第38代桜の女王オヤマテスコです。
オヤマテスコの父は、昭和を代表する
大種牡馬テスコボーイで代表産駒には
皐月賞馬ランドプリンス、二冠馬キタノ
カチドキ、天馬トウショウボーイ、天才少女
テスコガビー、天皇賞馬ホクトボーイと
サクラユタカオー、菊花賞馬インター
グシケン、エリザベス女王杯を制した
アグネステスコ、桜花賞馬ホースメン
テスコや快速馬ハギノカムイオー等
挙げれば切りがない程、多くの名馬達を
この世に送り出しました。
オヤマテスコは昭和53年の牝馬
クラシック組で同期の牝馬にはオークス馬
ファイブホープ、エリザベス女王杯馬
リードスワロー、天皇賞馬プリティキャスト
サンエムジョオー、サニーフラワー、
ラブリトウショウ、キクキミコ等がいます。
オヤマテシコは旧馬齢3歳秋の京都で
デビューし、新馬戦で5馬身差をつけて
圧勝。
しかし、続く特別戦2走では3着、2着と
敗れてしまいました。
年が明けて4歳になったオヤマテスコは
初戦の特別戦に勝って2勝目を挙げると
オープンの4歳ステークスでサンエム
ジョオーをやぶって3勝目を挙げ、牝馬
クラシックに名乗りを挙げました。
そして牝馬クラシック制覇に向けて
オヤマテスコは初重賞挑戦となる
桜花賞トライアル阪神牝馬特別に出走し
サンエムジョオーの3着に入ると、続いて
本番の牝馬クラシック第一冠目桜花賞に
挑みました。
このレースには桜花賞トライアル優勝馬
サンエムジョオー、2着のダークロードや
もっか3連勝中のサニーフラワー、
関東からはキククミコ等が参戦し、1番
人気はダークロード、サンエムジョオーは
外枠が嫌われ3番人気、オヤマテスコは
2番人気での出走となりました。
レースはスタートしてサニーフラワー、
タイリボン、ハツウマの激しい先行争いで
始り、サンエムジョオーとオヤマテスコは
中団から進み、ダークロードは立ち遅れて
後方からの競馬となりました。
第3コーナーでタイリボンが先頭に立ち
その後ろからサニーフラワーが続く中、
サンエムジョオーが一気に仕掛けると
オヤマテスコ、ダークロードも先頭との
差を詰めて直線の勝負へ。
内をついてサニーフラワーが先頭に立つと
真ん中からサンエムジョオー、外から
オヤマテスコが内に切れながら追い込み
その横にいたサンエムジョオーやダーク
ロード等、横一線にいた馬達も進路が
狭くなるなど、ごちゃつく中、オヤマテスコが
抜け出してサニーフラワーを交わして
先頭に立つと不利を受けた馬達が立て
直して追い込み、その中でもサンエム
ジョオーが怒りの豪脚でオヤマテスコに
迫り、2頭が並んでゴール板を通過。
写真判定の結果、どの馬が制裁を
受けるのかとレース後に物議を醸した
直線でのごちゃつきの件に関しては
アスコトロベリアの田島騎手が過怠金の
処分が下された以外は何のお咎めはなく、
オヤマテスコがサンエムジョオーの追撃を
ハナ差凌いで第38代桜の女王に
輝きました。
しかし、この桜花賞での勝利がオヤマ
テスコにとっての最後の勝利となりました。
その後、オークスを目指して東上しましたが
オークストライアル競走で最下位の14着に
大敗し、本番のオークスでも3馬人気に
推されましたが、6着に終わりました。
夏を無事に越したオヤマテスコは、秋の
初戦として初の古馬相手となる京都牝馬
特別で復帰し、4着と健闘を見せましたが
当時の牝馬クラシック最終戦エリザベス
女王杯では2番人気に支持されるも7着に
終わりました。
年が明けて古馬になったオヤマテスコは
牡馬も相手となる重賞に挑みましたが、
全く良いところなく惨敗を続け、高松宮杯で
最下位の9着に敗れたのを最後に現役を
引退しました。
引退後、繁殖にあがったオヤマテスコは
牝馬7頭を含む12頭の産駒を輩出し
勝ち馬は出たものの、代表産駒には
恵まれませんでした。
記録によりますと2000年に25歳となった
オヤマテスコは2000年11月17日付けで
用途変更となっていますが、その後オヤマ
テスコがいつ、どのようにして亡くなったかに
ついての情報がないのが残念です。
今週は、阪神競馬場で春の到来を告げる
牝馬クラシックの第一冠目、桜の女王
決定戦、第85回桜花賞が行われます。
トライアル組か、ぶっつけ本番組か、
毎年難しいですが、
アルマヴェローチェ、ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット、ウォーターガーベラに
注目しています。
今週も全人馬の無事を祈りながら
レースを観ます。





