明日は、いよいよクラシック路線開始を告げる真のGⅠレース

桜花賞が行われます。
思い出の馬は、昭和48年に優勝したニットウチドリです。

当時、関東№1のニットウチドリと関西№1のキシュウローレル

との激突が注目されました。

桜花賞トライアルで両馬は激突し、ニットウチドリが競り勝って

優勝。

桜花賞では、スタート直後から両馬が先頭を譲らないスピード

対スピードの意地をかけたすさまじいレースとなりました。

優勝はニットウチドリでしたが、キシュウローレルのスピードも

素晴らしかった思います。

その後、京都牝馬特別でキシュウローレルは悲劇の死を

遂げてしまったのが残念でなりません。

また、テスコガビーが大差の圧勝劇を演じた昭和50年の
桜花賞も思い出深いレースです。

テスコガビーは、名種牡馬テスコボーイの産駒でデビュー

した時から、1頭だけものが違う牝馬でした。

当時はテスコガビーが勝つかではなく、どれくらい圧勝する

かが注目されていました。

その期待どおり、テスコガビーは大差で圧勝したのですが、

その時に実況した名アナの杉本アナが、最後の直線で

「後ろからは何にも来ない 後ろからは何にも来ない 

赤の帽子ただひとつゴール向かう テスカガビー大楽勝

いやー恐れ入った 恐れ入りました タイムは1分34秒9 

これは恐ろしい馬です」と絶叫した実況は今でも耳に

残っています。

今年も桜の女王にふさわしい素晴らしいレースを期待しています。

 

去る時代平成があれば、来る時代令和があります。
そんな中でウオッカ死すとのニュースがあり、衝撃が走りました。
あの歴史的名馬クリフジ以来64年ぶりの牝馬による日本

ダービー制覇は、記憶に新しいところです。
牧場では、この歴史的名馬を必死で救おうとしたんでしょうね。
右後肢第3指骨粉砕骨折を発症し、手術でボルトで固定するも

両後肢に蹄葉炎を発症し、回復が見込められないため、苦渋の

決断により、安楽死の処置が取られたとのことです。
そのニュースを知った時、41年前に悲劇の死を遂げた貴公子

テンポイントを思い出しました。
テンポイントのあの大手術から41年経った今もなお、馬の骨折を

治すのは、まだ無理なんですね。
異国の地で新時代令和を待たずに、静かに亡くなってしまった

平成を代表する名馬ウオッカ。
本当に淋しい限りです。
心よりご冥福をお祈りいたします。

また、北海道より心配なニュースも飛び込んできました。

ディープインパクトの種付けが中止されたり、ロードカナロアや

キタサンブラックの種付けが一時中止されたり、キンギカメハメハが免疫低下により昨年後半から種付けを行っていないとの

こと。
名馬達が無事に回復し、元気になってくれることを心から

祈っています。

 

今週は、ドバイに年度代表馬であるアーモンドアイが

ドバイ・ターフに出走します。

あの目を見張る豪脚を披露し、圧勝して世界をアッと

言わせて欲しいですが、豪脚だけに脚にかかる負担も

相当なものになります。

私は、未だにあのホクトベガの悲劇が忘れられないので

人馬無事にレースが終了することを一番に思っています。

もう日本の宝を失いたくありません。

そう言いつつも、頑張って欲しいです。

 

日本では大阪杯が行われます。

私は、昭和人なのでどうしてもサンケイ大阪杯のイメージが

強く、GⅠレースということに違和感を隠し切れません。

昔、サンケイ大阪杯は元々春の天皇賞の前の前哨戦または

ステップレースだっただけに、何でこのタイミングでGⅠレース

なのでしょうか。

中距離の大阪杯狙いの馬と天皇賞狙いの馬との混合戦の

面白味としたいのでしょうか。

あまりGⅠレースの乱立はして欲しくはありません。

但し、明日の出走馬は豪華メンバーがそろいました。

ダービー馬、有馬記念馬、皐月賞馬の他、重賞勝ち馬が

ずらり揃った近年まれにみる面白い対戦です。

 

大阪杯での思い出の馬は、まだサンケイ大阪杯と言っていた

時代の昭和50年優勝馬スカイリーダです。

400キロちょっとの小さな体でしたが、後方から繰り出す

切れのある追い込みは、印象に残っています。

まさに小さな巨人でした。

あの歴史的名馬タニノチカラを後ろから差したのは、この馬

だけだと思います。

イチフジイサミが優勝した春の天皇賞で、向こう所面でしんがり

まで下がった時、名アナウンサーの杉本アナが「昭和48年春の

天皇賞タイテエムを思い出すスカイリーダだしんがりだ」と言った

名実況は忘れられません。

私が行っていた牧場めぐりツアーに来ていた人の中に

スカイリーダのファンの方がいて、種牡馬の後廃用になり、

その後の消息は不明とされていて、もうとっくに亡くなったと

思っていたようでしたが、偶然テレビの取材中、スカイリーダが

存命していることが判り、それを知らせてあげると、とても喜んで

いました。

スカイリーダはその牧場で天命を全うしたと思っています。

人はそれぞれ大好きだった馬や忘れられない馬がいます。

だから競馬は面白いし、奥が深くやめられません。