今週は伝統の中山記念が行われます。
思いでの馬は、やはり大好きだったハイセイコーです。
大井で無敵の6連勝を飾ったあと中央競馬に移籍し、
弥生賞、スプリングステークス、そして皐月賞に優勝。
当時のダービートライアルNHK杯では、絶対に負けたと思う
位置から、今でも語り草になっている奇跡の追い込みで逆転
優勝し、デビュー以来破竹の10連勝を飾りました。。
国民は怪物ハイセイコーに歓喜しました。
しかし、ダービーでは先行馬の異常なペースに巻き込まれて
敗れ、その後、菊花賞では鼻差で惜敗し、有馬記念では
後の名馬タニノチカとお互いにマークし過ぎて仕掛けが遅れ、
2頭で共倒れして惜敗。
AJC杯では、有馬記念で逃げ粘られたニットウチドリを追い
かけてしまい、惨敗してしまいました。
マスコミは、こぞって怪物返上だの落ちた偶像だのと報じ、
私は、本当に悔しい思いをしました。
しかし中山記念に挑んだハイセイコーは、そのうっぷんを
晴らすかのように大差で圧勝し、やはり怪物であることを
証明してくれました。
その圧勝劇にスタンドに詰めかけた観客は歓喜し、今でも
あのハイセイコーに対する大歓声は、忘れられません。
私もテレビを見ながら、嬉し涙にくれました。
次の日にマスコミは、怪物復活だの、やはりハイセイコーは、
怪物だっただの、日本の英雄だのと持ち上げて報道しました。
中山記念は伝統あるレースです。
歴代優勝馬には名馬がずらりと並びます。
今年はどのようなドラマが繰り広げられるのか楽しみです。