連週にわたり記録にも記憶にも残るレースが続く中、いよいよ

今年のクライマックに向けて今週は、2歳牝馬のGⅠレース

第72回阪神ジュベナイルフィリーズが阪神競馬場で行われます。

元々は関西所属の3歳(現2歳)馬チャンピオン決定戦、阪神

3歳ステークスとして創設されましたが、1991年より牡馬・牝馬の

チャンピオン決定戦を明確にすることを目的として、牝馬の

限定戦とし、それに合わせて競走名も阪神3歳牝馬ステークスに

変更されました。

そして2001年に馬齢表記が国際基準に改められたのに伴い、

現在の競走名になりました。

よって歴代の優勝馬の中には、あの杉本アナの「見てくれ

この脚!見てくれこの脚!これが関西の期待テンポイントだ」の

名実況が懐かしい貴公子テンポイントがいます。

また牝馬限定後も優勝馬にはヒシアマゾン、メジロドーベル、

ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ、ラッキーライラック等、歴代の

名馬が名を連ねており、来年の牝馬のクラシック路線を占う

上でも重要なレースとなっています。

 

そんな中、2003年第55回阪神ジュベナイルフィリーズでは5着

でしたが、秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯などGⅠレースを

3勝し、2005年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬を受賞した

スイープトウショウが12月5日に繋養先のノーザンファームで

腸捻転のために死亡したとの訃報が北海道より届きました。

享年19歳でした。

気性面で難しいところがあった馬でしたが、はまった時の鋭い

脚は切れ味抜群で、今はなきトウショウ一族を代表する名馬の

1頭でした。

亡くなる前日まで変わりなく、スワーヴリチャードの仔を受胎中で、

来年の出産に向けて元気に過ごしていたとの話を聞くと、本当に

残念でなりません。

これからデビューする産駒もいますので、母親の死に負けずに

頑張って欲しいと思いますし、スイープトウショウには、天国から

見守ってあげて欲しいと思います。

本当にお疲れさまでした。そして心からご冥福をお祈り致します。

 

今週の阪神ジュベナイルフィリーズも白毛一族初のGⅠ制覇を

狙うソダシや白毛一族の血を引くメイケイエール、九州の星

ヨカヨカ等、興味深い牝馬達が出走します。

GⅠレースといっても、皆デビュー間もない牝馬達で、どの馬が

勝っても不思議はないと思っています。

やはり一番の注目は、来年も競馬史上初の無敗の白毛三冠馬

の誕生に期待したいソダシですが、仲間内POGのドラフトで

獲得したサトノレイナスも応援しています。

今週も全馬の無事を祈ってレースを見ます。

先週の第40回ジャパンカップでの3冠馬3頭による競馬史上に

残る世紀の一戦の興奮がまだ冷めやらない中、早くも1週間が

経とうとしています。

そんな中、有終の美を飾ったGⅠ9勝馬のアーモンドアイが

12月3日、国枝調教師ら厩舎関係者が記念撮影を行う等、

名牝との別れを惜しんだ後、住み慣れた美浦トレセンに別れを

告げ、福島にあるノーザンファーム天栄に向けて出発し、無事に

到着したとの報道がありました。

今後は、12月19日に中山競馬場で引退式を行い、その後は

繁殖入りのため北海道のノーザンファームへ向かう予定との

ことです。

国枝調教師をはじめ、厩舎関係者の皆様は、きっと無事に送り

出せたというホッとした気持ちと共に、今まで一緒に戦ってきた

つぶらな瞳の愛馬アーモンドアイがいなくなったという淋しさを

感じ、とても複雑な気持ちだと思います。

私も何だか気が抜けてしまった状態ですが、厩舎関係者の皆様、

3年間、本当にお疲れさまでした。

そして素晴らしいレースをありがとうございました。

 

また、有馬記念に出走予定の孤高のステイヤーフィエールマン

にはルメール騎手、ラッキーライラックには福永騎手が騎乗する

との報道がありました。

まさにアーモンドアイとコントレイルで競い合った騎手の再対決が

楽しみです。

また、ジャパンカップ出走馬からはキセキやカレンブーケドールが

参戦、そして3歳馬オーソリティも参戦を表明する等、有馬記念

多くの実力馬が顔をそろえ、本当に楽しみです。

3冠馬3頭が参戦し、競馬史上に残る世紀の一戦となった

第40回ジャパンカップは、1番人気のアーモンドアイが優勝し、

有終の美を飾りました。

国枝調教師、ルメール騎手、そして関係者の皆様、本当に優勝

おめでとうございます。

そして全馬が事故なく、無事にレースを終えた事が本当に嬉しく

思います。

レースはキセキの玉砕的な大逃げで盛り上がりましたが、

最後の直線に入って、アーモンドアイがキセキを捕らえ、抜け

出した瞬間、もう涙が止まりませんでした。

アーモンドアイの引退レースということで、パドック、返し馬、そして

ウイニングランを万感の思いで、しっかり目に焼き付けました。

最後は3冠馬3頭の戦いになり、3冠馬のワンツースリー決着。

本当に絵に描いたような素晴らしいレースになり、夢のような

瞬間に、しばし酔いしれてしまいました。

このような競馬史上に残るレースを観れたことを心から嬉しく、

感謝しています。

まさに戦前のクリフジ、戦後のアーモンドアイと言っても過言

ではありません。

2着初めて敗れたとはいえ、2着3着だったコントレイルや

デアリングタクトも無敗の3冠馬にふさわしい、本当に見事な

レースだったと思いますし、各馬が死力を尽くした頂上決戦に

ふさわしい素晴らしいレースだったと思います。

そして、アーモンドアイが勝った瞬間やウイニングランの時に、

期せずして起こったアーモンドアイを心から称える拍手にも

感動しました。

 

また、海外メディアからもアーモンドアイへの賛辞の声が続出し、

レース前やレース後での海外らしい粋なコメントにも感動

しました。

レース前には、「今年のジャパンカップを一文で言い表すことが

できるか?できないだろう。例え2000語を使っても良いと

言われても、まだまだ足りないはずだ」

「このレースを見るために東京の街から人々はいなくなるだろう。

通常なら10万人を超える観衆がいるが、今回は制限される。

歴史的なレースを目撃できる観衆たちは信じられないほど

ラッキーである」と伝えていましたし、

レース後には、豪競馬専門メディア「レーシング.com」公式

ツイッターでは「よくやった。グッドガールだ。なんという勝利、

なんという馬だ。アーモンドアイの壮大なキャリアに祝福を」と

投稿され、別のツイートでも「おとぎ話のようなラストだった。

素晴らしい勝利。みんなアーモンドアイのことが大好きだ」と称え、

豪州の専門局「スカイ・レーシング」公式ツイッターは、実際の

最後の直線シーンの動画と共に「なんという瞬間!アーモンドアイ

はジャパンカップに勝利し、その卓越したキャリアを終えた」と

脚光を浴びせ、更に海外競馬専門サイト「ワールド・ホース・

レーシング」公式ツイッターは「彼女はただ驚異的なパワーと

精神力を見せつけただけなんだ」というルメールのコメントを

引用し、「クリストフ・ルメールはアーモンドアイの2020年

ジャパンカップでの素晴らしい勝利について、あれは彼女

にとっての最高の走りだった賛辞を送りました。

英専門メディア「アット・ザ・レーシーズ」公式ツイッターも

「思い出をありがとう。アーモンドアイ!」と感謝を記していました。

 

これでアーモンドアイのレースを観れなくなるのは、淋しくて

残念ですが、ひとまずは故郷北海道に帰って、しっかりと休んで

第二の馬生を送って欲しいと思います。

いつかアーモンドアイの仔が海外GⅠレースで活躍し、その

偉大な血が未来に受け継がれていくことを心から願っています。

アーモンドアイ、本当にお疲れさまでした。

そして、夢と勇気と元気をもらい、本当にありがとうございました。

いつか北海道で逢える日を楽しみにしています。