Radiohead/The Bends
- Radiohead
- The Bends
UK5人組バンド、Radioheadの二枚目。
1994年発表。
1stのPablo Honey収録の「CREEP」で時代の寵児として持ち上げられてしまい、
方向性をそれまでのいわゆる「ブリティッシュロック」然たるスタイルから大きく変化させた
一枚。
Radioheadは現在(2006年1月)までに6枚のアルバムを発表しているが、
各アルバムが音のスタイルが異なる作りになっている。
(例外的に同時期にRECされた「KID A」とAmnesiac」は似てるかな)
そんな彼らの二枚目のBends。タイトルは潜水病という意味からとられたものらしいが、
全体的にアコースティックサウンドが根幹になっている構成が目立つ。
と言ってもバンドで鳴らす音なので、アコースティックアルバムと言う意味ではないので、あしからず。
日本人には英語が直で理解できる人は少ないので、歌詞の意味が分かりづらいけど、
Creepのヒットに戸惑う一面も、歌詞に出ている曲もある。
(「これが俺たちの新しい歌だ、前のと似てるだろ?」みたいな歌詞が「iron lung」という
シングルで切られた曲にある)
静と動が混在する、社会的なフラストレーションが気分をダウンさせたり、爆発させたりする。
不安定な社会に生きる人の心を表したようなアルバム。
この後の3rd「OK Computer」はよりそういった深さを増している。
学生のころはよくこのBendsを聞きました。
私にとっては人生を救ってくれたアルバムであると思っています。
まったくもって、捨て曲が一切ないアルバムです。
日本盤はボーナストラックが2曲ありますが、これも捨てられない曲です。
このアルバムがある限り、まだまだCold Playには負けないでしょう。
このアルバムで好きな1曲 「Fake Plastic Trees」
MO'SOME TONEBENDER/ペチカ
- MO’SOME TONEBENDER
- ペチカ
- モーサム渾身のミディアムテンポのシングル。
- 2005年発表。
シングルとしては「見知らぬところ」以来、二枚目のバラード(?)
百々(VO/G)曰く
「自分が良いとおもえるバンドにはミディアムテンポで名曲があるし、
この曲は作ってからだんだん愛着が沸いてきたからシングルにした」とのこと。
モーサムにはなかった暖かい冬の歌。
字余りな歌詞はブルースだ(笑)
TVなんかでタイアップ取れば、絶対売れる歌なのに。
クリスマスソングじゃなくて冬の歌。
昨年あたりから曲に歌心が出てきたモーサムは
もうグランジというジャンルでかたれるバンドじゃありません。
(グランジか?)
CWの「Good Trip? Bad Trip?」の歌詞に出てくるイマイケって
名古屋の今池?
福岡にイマイケってあるのかな。
というか年末に出るでるフルアルバムも期待大です。
このシングルで好きな1曲 「ペチカ」
Death Cab for Cutie/Plans
- デス・キャブ・フォー・キューティー
- プランズ
2005年発表。
インディーの大物デスキャブのメジャーデビューアルバム。
アルバム全体が暖かい音で作られていて、良質なロック/ポップサウンドになっている。
荒々しさはない分、「良い歌」にウェイトが置かれてる結果かもしれない。
ボーカルのベンは前作との間にエレポップユニットPostal Serviceで一枚POPアルバムを
出しているで、その影響も出ているのかどうか。
各所でシンセなんかの音もはいっていたりするあたりにその片鱗をうかがえます。
ただ、全体として大人しめであるので、アコースティックな曲もあり
聞き心地のよい仕上がりになっています。
キャリアとしては結構ながく、作品の完成度はものすごく高いので、
もっと日本でも注目されるべきバンドだと、個人的には思うのですが
それほど知名度はないのかな。
このアルバムで好きな1曲 「Soul Meets Body」
Oceanlane/On My Way Back Home
- OCEANLANE
- On my way back home-スペシャル・エディション-
日本の美メロ(笑)エモバンドOceanlaneの1stアルバム(+3rd single+DVD)
2004年発表。
美メロって書くのはなんか恥ずかしいな。
Hajime(V/G)+Kay(G)のふたりが中心となってバンド結成。
リズム隊も加入したけど脱退…。
とにかく音が綺麗。
以前に紹介したCopelandとはすでにお友達で、ジョイントでライブもしてます。
Hajimeは帰国子女らしく、英語の発音もよく(歌詞はすべて英語)、音の作りも
しっかりしています。
聞いてて邦楽だなあ、なんて感じがしないくらい。
もともとのルーツがJEWだとからしいのでそれに似た(似てないかな?)ような、
いわゆるEMOという幅広いくくりで語れる音楽なのですが、
日本にこのレベル、このクオリティのバンドがいるのがうれしいです。
(自分が知らないだけかもしれないですが)
アルバム自体は聞きやすいのですが、書いておくならば、次回作(2005年11月予定)への期待を込めて
より深みのあるクリアサウンド、ロックサウンドを作り上げて欲しいです。
今作もすばらしいのですが、何かしら足りないというか、まだまだできそうな気もします。
(なんだかんだいっても1stですしね)
ワールドワイドな視点で語られるバンドになることを期待してます。
あまりレヴューらしくはないですが、今後とも期待の高まるバンドです。
このアルバムで好きな1曲 「Sign」
HYDE/ROENTGEN
- hyde, IAN CURNOW, Dave Ford
- ROENTGEN(限定)
過剰な人気も今では落ち着いて安定期に入っているLA'rc-en-Cielのボーカル、
HYDEのファーストソロアルバム。シングル3曲を含み、2002年発表。
基本的にエレクトリカルな音を排除し、アコースティックな生音にこだわっている作品。
アルバムが一枚を通しての世界観をもっており、最初か最後まですらっと聞けてしまう。
PVなどで本人が演じていたように、イメージカラーとしてはホワイトなのかな。
本体のバンドを離れ、ここまで統一された、そして落ち着いた音の世界観を出せるのは
さすがです。
もともとラルク自体が、耽美的なアプローチを個性(もしくはバンドカラー)としていた部分もあるんですが
今作はその世界観で埋め尽くされた作品です。
絵画を眺めてるような、目を閉じて聞くと平和な世界がひらけるような。
ボーカルも全体的にトーンを落とし、伸びのある歌ではなく、子守唄のような(笑)曲がほとんどです。
もともと英詩で作ったのか、のちに海外では全曲英詩でレコーディングされたバージョンも発表されてますし。(日本でも発売済み)
ストリングスをうまく使っていて、長く聞ける作品だと思います。
ただ、いままでラルクというバンドイメージが強い分、とっつきにくい人も多いと思うんだけどね。
たぶんHYDE本人が昔から思い描いていた「絵」をまとめることができた、完成することができたという
渾身の作品だと思います。
静かで、綺麗な作品、いつまでも心地よく聞いていられるので、夜によく聞いています。
このアルバムで好きな1曲 「White Song」
