やっと“原因の一端”が分かりました
10年くらいすれば
治療薬も出てくるんでしょう
産経新聞より
原因物質蓄積
仕組み解明
パーキンソン病
手足の震えや体のこわばりが起こる難病
「パーキンソン病」に関わる分子
「PARK9」に異常があると病気の原因となる
タンパク質を分解できず、
神経細胞が死んで発症につながる
仕組みを突き止めたと、富山大などのチームが
20日付の英科学誌に発表した。
富山大の藤井拓人助教(薬物生理学)は
「発症の仕組みが分からず、根本的な治療法がなかった。
この成果は発症機構の解明や新しい治療法につながる」
としている。
パーキンソン病は、
神経伝達物質ドーパミンが不足することで
全身の運動機能に障害が起こる。
「αシヌクレイン」というタンパク質が
ドーパミンを作る神経細胞に蓄積する
ことが原因とされ、
治療は現在、
ドーパミン補充など対症療法が中心だ。
チームは、
細胞小器官リソソームにある
PARK9に着目。
ヒトの細胞のリソソームを使った実験で、
PARK9が細胞内の不要な分子を分解する際に重要な役割
を果たしていることを発見した。
PARK9に異常があると、
リソソームでαシヌクレインの分解能力が低下し、
蓄積につながることも判明した。