『誤診だらけの認知症』☆☆☆一人では「商売」もできない外来医たち

『誤診だらけの認知症』☆☆☆一人では「商売」もできない外来医たち

Nobody is in possession of the ultimate truth.
真理追究 第三極自主独立戦略
偽装解除
殲滅モード『メギド』開始!!
もはや 知っていたとは言わせない

Nobody is in possession of the ultimate truth.
真理追究 第三極自主独立戦略

【一般人並みDr.の誤診を見破るポイント】
㊙️レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症(もしくはピック病)の両方の病名をつけていないか❓
NEW !
テーマ:
覚えていない❓

心配ですね。








神戸新聞NEXTより。



医師が
時速100キロで
あおり運転 
駆けつけた
警察官を羽交い締め

 

 兵庫県警高速隊は13日、道交法違反(車間距離不保持)と公務執行妨害の疑いで、京都府長岡京市の医師の男(45)を現行犯逮捕した。


同隊によると、
前を走るトラックとの車間距離を約12メートルしか取らずに時速100キロで乗用車を運転。

同隊員が車を停車させたが、
職務質問に応じず、車外に引き出そうとした隊員を羽交い締めにするなどしたという。

 逮捕容疑は13日午後5時半ごろ、兵庫県宝塚市安倉北3の中国自動車道東行きで、直前を走っていたトラックとの車間距離を十分に取らずに乗用車を運転するなどした疑い。

 同隊によると、
男は道交法違反容疑については認めているが、
公務執行妨害については
「覚えていない」
と否認しているという。

NEW !
テーマ:
スタバの社会貢献には感心。



中日新聞より。


日進の認知症カフェ、
会場はスタバ 
「利用しやすい」
参加者歓迎





 認知症の人や家族らが語り合う「認知症カフェ」。


日進市内では10月から、東海地方では初めて、大手コーヒーチェーンのスターバックスコーヒー(スタバ)が店舗を会場として提供している。

参加者からは「気軽に利用でき、ありがたい」と歓迎する声も上がっている。

 十一日午前、スタバの日進香久山店で、男女二十三人がコーヒーやカフェラテを手に店の一角へ集まってきた。

市が月一回のペースで開く認知症カフェ「N-cafe(エヌカフェ)」で、認知症の家族を持つ人や傾聴ボランティア、看護師、社会福祉士と立場はそれぞれだ。

 音楽プレーヤーを持ち込んだ男性(78)は「音楽をかけると、妻が懐かしそうに童謡を口ずさむんです」と紹介した。

認知症の妻の介護を八年間続けており、この日はおむつ替えの世話の苦労なども明かした。「介護から少し離れて皆さんとお話しでき、介護のいろいろな出来事もプラスに考えられました」と笑った。

 エヌカフェは、市やNPOなどが運営する形式で、昨年から市内四カ所で相次いで始まった。名称の「N(エヌ)」は、認知症や日進、ナチュラル、にっこりなどの頭文字にちなむ。スタバは場所を無償で提供し、参加者は自己負担でドリンク一杯を注文して参加する仕組みだ。

 スタバでの開催のきっかけをつくったのは、グループホーム「むつみ苑」(同市本郷町)を経営し、自らの施設でも認知症カフェを開く大川彰治さん(43)。

客としてよく通っていたスタバの店員との会話で話題に上がり、市にアイデアを紹介したという。

 スタバは東京都町田市で、店舗を認知症カフェに提供した実績がある。同社の担当者は「お店をご自身の居場所と感じていただくことは、会社の理念に合致する」と協力の経緯を説明する。

 スタバでは十月から計三回開催しており、延べ七十四人が参加した。これまでの参加者から「スタバなら行こうかなと思った」「店頭の看板を見た娘の勧めで来ました」などの声があったという。

 市の担当者は「途中の出入りも自由。カフェが認知症の人や家族、行政、地域の接点の一つとなれば」と話している。

テーマ:
今までと違う
行動が見られたら疑う。





マネーポストWEBより。



母が若年性認知症に… 
診断の10年前から
出ていた
“思い当たる兆候”


 65歳以上の認知症高齢者が急増し、介護・福祉などの施策が急務になる一方で、65歳未満で発症する「若年性認知症」の実態はまだまだ不透明だ。

 厚生労働省が2009年に発表した推計では、18~64歳人口における10万人当たり若年性認知症者数は47.6人。全国に換算すると約4万人という計算になるが、この数値はあくまでも推計に過ぎず、実際はもっといるという見方が強い。

若年性認知症の症状は老年性のそれと同じだが、若いゆえのさまざまな問題があり、周囲への影響もきわめて大きい。

 東京の郊外で暮らすハナさん(40歳)の母・ユリコさん(ともに仮名)は、60歳のときに若年性認知症と診断された。

その時、芸人として活動していたハナさんは33歳。夢だった芸人になり、これからという時だった。

 シリーズ「母が若年性認知症に…」では、ユリコさんが特別養護老人ホームに入った今、ハナさんが死に物狂いで過ごしてきた介護生活を振り返る。

離職、母娘の葛藤、お金の話、ユリコさんが引き起こすさまざまな「事件」……。ここでは、最初に感じた母の異変について振り返る。

 * * *
 ユリコさんは1949年7月生まれ(現在69歳)。いわゆる「若年性認知症」と診断されたのは2010年6月(当時60歳)のことだ。ハナさんは、それ以来約8年間在宅介護を続け、今年9月、ユリコさんは特別養護老人ホームに入所した。

 若年性認知症には、老年性とは異なる問題がある。まず本人が家計を支える立場なら、経済的な不安が生じる。子供がいれば、教育や就職への影響も考えられる。また、家族が面倒をみる場合、家族にとっても早い年齢での介護を余儀なくされる。

 独身で実家暮らしだったハナさんは、ユリコさんが若年性認知症とわかったとき、自分が主となって介護することを決意。5年ほど頑張ってきた芸人としての活動を辞めた。

言わば「介護離職」だ。

弟がいるが、すでに結婚して地方に住んでおり、アテにしていなかった。会社員の父も、妻が認知症になったということを受け入れたくないのか、無関心なのか、“見て見ぬフリ”をしているようで、あまり期待できなかった。

ユリコさんは元来几帳面な性格で、整理整頓を好み、何事もきっちりさせないと気が済まない完璧主義者だった。そんなユリコさんの異変をハナさんが感じ始めたのは、実に診断される10年ほど前からのことだ。

「若年性認知症は、その年齢から“まさか”という思いが先立ち、気づきにくい。認めたくないという思いもありました。でも、今思えば、そのずっと前からゆるやかに発症が始まっていたのでしょう」(ハナさん)

 最初に「あれ?」と思ったのは、整理好きなユリコさんが「引っ越しの荷物をなかなか片付けないこと」だった。

「出したものはすぐ片付けるなど、いつもキチンとしていて、整理整頓しないと怒る人なのに、引っ越しの時のダンボールは開けずに、ずっと放置していたんです。数年たって私が片付けましたが、それもぼんやり見ているだけでした。さらに、掃除用具をたくさん買い込んでくるのに、使わないまま。どうしたのかなとは思いつつ、当時はそれほど気に留めていませんでした。

 でも、認知症と診断されてから振り返ると、このような“計画力や意欲の低下”、“整理整頓・掃除しなくなる”、“同じものを大量に買う”といったことは、認知症の症状に当てはまっていたんです」

 その時のハナさんは、この後に壮絶な介護生活が待っていることなど、知る由もなかった。


テーマ:
「認知症ちえのわnet」
取り上げる記事は多く、
このブログでも何度も紹介しています。





読売新聞より。


医療ルネサンス
柏フォーラム
「認知症の最前線」


 「認知症の最前線」をテーマにした「医療ルネサンス柏フォーラム」が11月10日、千葉県柏市のザ・クレストホテル柏で開かれた。


高知大学医学部の数井 裕光(ひろあき) 教授が「その物忘れ、大丈夫!?」と題して基調講演し、柏市内で認知症カフェを運営する布川佐登美さん、若年性認知症を発症し、同カフェで働く大高優子さんと話し合った。


その後、
柏市で認知症の診療にあたる医師らが活発な論議を繰り広げた。約300人が耳を傾けた。



 【主催】
読売新聞社

 【共催】
柏市

 【特別後援】
ザ・クレストホテル柏、
千葉北部読売会

 【後援】
千葉県、
千葉県医師会、
柏市医師会、
松戸市医師会、
野田市医師会、
流山市医師会、
我孫子医師会


手術で
治るタイプも…
高知大学
医学部教授
・数井裕光さん


 ◇基調講演



 認知症とは、
20歳くらいまでに
獲得した様々な認知機能が、
脳の神経細胞の破壊により
日常生活を自立して
送れないほど低下した状態です。

日本では85歳以上で
4人に1人の割合になります。

 症状は、
認知機能障害、 徘徊や妄想などの
行動・心理症状(BPSD)
神経症状に大別できます。

原因疾患は主に
〈1〉アルツハイマー病
〈2〉血管性認知症
〈3〉レビー小体型認知症
〈4〉前頭側頭葉変性症です。

それぞれ症状や対応法が異なります。

 このほか、
特発性正常圧水頭症
という
治療可能な認知症があります。

 脳脊髄液が頭の中にたまり、
脳を圧迫することで起きます。

65歳以上の高齢者の
100人に1人の割合でいる
と分かりました。

「シャントチューブ」
という管を
脳に入れて
余分な髄液を除去する手術で、
46%の患者の認知症が
治ったという研究データがあります。

 最近は、
管を脳に入れない手術法が登場し、
水頭症の治療実績が上がっています。

治る認知症を見逃さないことが重要です。

 アルツハイマー病
レビー小体型認知症
薬で進行を遅らせることができます。

 一番頻度が高い
アルツハイマー病ではまず、
もの忘れが起きます。

通常の老化とは異なり、
体験そのものを忘れたり、
時間や場所が分からなくなったりします。

運動機能は長期的に保たれます。

レビー小体型認知症に特徴的なのは、
幻が見えることと、
体の硬化などです。

 治療は困難でも
進行しないようにできるのが
血管性認知症です。

脳の血管が
詰まったり破れたりした結果、
神経細胞が死滅して起こります。

喫煙、肥満、過度の飲酒などで
血管は傷みやすくなるので、
生活習慣を見直して
予防することも大事です。

 BPSDと呼ばれる
精神的な症状は、
介護負担を増大させる要因です。

 例えば、
怒りっぽくなるのは
脳の前頭葉と側頭葉の障害
が関係すると言われています。

もの忘れや理解力の低下による
失敗の連続で自信を失い、
不安や緊張に苦しめられているのです。

 脳の障害には薬による治療をし、
その一方で
予防のためには
「(あなたは)大丈夫」
ということを
態度や言葉で示すことが大事です。

笑顔でゆったり、
簡潔な言葉で話しましょう。

論理的な説明は
有効ではないことが多く、
強い口調で話すと叱られたと勘違いします。

 最後に、
様々なBPSD対応法の成功率を公開する
ウェブサイト
「認知症ちえのわnet」
(http://chienowa-net.com/)
を紹介します。

BPSDの内容、
取った対応、
症状が軽減したかどうかなどについて、
全国から情報を集め、
それぞれの対応法の成功率を
紹介しています。

医療者と家族が知恵を出し合う作業です。

ぜひご参加ください。



  ◇かずい・ひろあき  
神戸市出身。
鳥取大学医学部卒業後、
大阪大学医学部講師などを経て、
2018年より現職。
54歳。

テーマ:
環境因子の改善だけでは
どうにもならない場合もあります。



マイナビニュースより。


認知症を防いで、
老後に
余計なお金を
使わない!


◆認知症と予備軍を合わせると約862万人!



65歳以上の高齢者のうち、認知症を患っている人は約462万人、MCI(正常と認知症の中間の人=認知症予備軍)の人は約400万人と推計されています(2012年・厚生労働省)。

実に、約862万人が認知症とその予備軍ということになります。

そして、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者の仲間入りをする2025年には、認知症の患者数は約700万人に増えると推計されています。

公的介護保険で要介護認定者(要介護1~5)になった原因の第1位は認知症(24.8%)で、第2位の脳血管疾患(18.4%)を大きく上回りました(2016年・厚生労働省)。

認知症で要介護者になることは珍しくないということですね。

要介護者になるとお金がかかりますし、介護施設に入ることになったらもっとお金がかかります。もし、子どもが介護のために仕事をやめることになると、子どもが収入を得る機会を奪うことになり、親子双方の経済的損失は大きいと言わざるをえません。

介護離職の理由が親の認知症とは限りませんが、年間約9万人が介護離職をしているそうです。

認知症が予防できる病なら予防したいものです。その手かがりが見えてきました。


◆糖尿病・高血圧の人は認知症になるリスクが高い!


九州大学の「わが国における高齢者認知症の実態と対策:久山町研究(福岡県久山町の町民を対象とした疫学研究。60歳以上の町民約1000人を15年間追跡調査)」によると、60歳以上の住民が死亡するまでのいずれかの時点で認知症を発症する確率は55%。2人に1人は認知症になるということで、がんの罹患率に匹敵します。

認知症にはいくつかの種類がありますが、多いのはアルツハイマー病(50%)と血管性認知症(20%)です。


前述の研究で、この2種類の認知症と糖尿病、血圧の関係を調査しています。その結果、糖尿病の人はそうではない人と比べて、アルツハイマー病になるリスクは2.1倍、血管性認知症になるリスクは1.8倍でした。

血圧との関係は、高血圧の人がアルツハイマー病になるリスクは正常な人とほぼ変わらないのに対して、血管性認知症になるリスクは中年期に高血圧だった人ほど高い結果でした。

糖尿病も高血圧も、いわゆる生活習慣病です。


生活習慣病の原因は完全に解明されているわけではありませんが、食べ過ぎ、食べ過ぎによる肥満、お酒の飲み過ぎ、運動不足、不規則な生活、喫煙、ストレスなどです。

これら生活習慣の改善は、高齢になってから始めるより、遅くとも50代に入ってから始めたいもの。

その方が認知症予防効果は期待できます。


仕事をしながら、生活習慣に気を付けるのは大変かもしれませんが、意識していい生活習慣を身に着けましょう。生活習慣の乱れが原因の病は認知症だけではないので、それらを防ぐこともできますから。

認知症にならずに老後を過ごす――これが老後に余計なお金を使わないで済ます1つの方法と言えます。そして、それは、自分自身と家族の幸せでもあります。


テーマ:
薬の都合で患者が増えると言うことです。


財経新聞より。



中枢神経薬市場、
発達障害で拡大 
認知症等
ジェネリック化で
全体として縮小傾向


 厚生労働省の患者調査で精神科患者の推移を見ると、1999年に204万人であったものが直近公表データの2014年では392万人と増加傾向で推移している。

内訳をみると認知症患者の増加傾向が目立つ。


うつ病を含む気分障害は99年に44万人、05年に92万人、14年には112万人と増加傾向であるが伸び率は鈍化しているようだ。

 精神疾患の場合、統計数字は疾患それ自体ではなく認知件数の推移ではないかと指摘されることが多い。

そして認知件数の増加の背景には効果的な新薬の登場があるケースが少なくない。

90年代末から00年代初めにかけてうつ病患者が急増している背景には80年代に米国でSSRIという有効な新薬が開発され、90年代に厚生省がこの使用を認可したからだと指摘される。

 日本での精神科における治療は中枢神経作用薬による、いわゆる薬物療法が中心だ。

20日、富士経済が中枢神経領域の医療用医薬品国内市場のレポートを公表している。

 レポートによれば、うつ病や社会不安障害、PTSDなどに適用される抗うつ剤の市場規模の18年見込みは1247億円で、対前年比は98.0%と縮小で推移するとなっている。

SSRIを主力とする抗うつ剤自体は実績を伸ばしているものの大型ジェネリック製品が発売され、今後もジェネリックへの切り替えが進むことから26年の予測市場規模は1202億円で対17年比94.5%までに縮小するとされている。

 これに対して近年増加傾向で推移しているのが発達障害の一つであるADHDの治療薬で、18年市場規模は372億円と推計、26年の予測値は514億円と大きく規模を拡大すると予測されている。

ADHD治療薬は小児治療薬の発売が続くと見込まれるとともに、成人ADHDへの適用が拡大され、これに伴い市場規模はしばらく大きく拡大傾向で推移するものの、本剤においてもジェネリック剤の発売が予定されており、しだいに伸び率は鈍化すると予測されている。

 この他、統合失調症や認知症の治療薬でもジェネリックへの切り替えが進んでいることから、精神科領域の中枢神経系作用剤全体の市場規模は、18年の見込みが6866億円で17年比98.0%と縮小、26年予測値が6820億円で同97.3%と縮小傾向が維持されると予測されている。

 有効な新薬の登場は完治に至らないまでも患者に希望を与える。

新薬の開発が高付加価値に結びつき、これが新薬開発のモチベーションを高めることになる。ジェネリックの発売と相まって安価で効果的な薬が普及することを期待する。

テーマ:
免疫と神経。

コレが抜けているのですよ、
現在のどうしようもない
抗認知症薬である
酵素阻害剤には。





Newsweekより。



塩分の摂取過多
認知症リスク
を高める!?

腸と脳との
つながり
について
解明すすむ



<塩分摂取量の管理は、認知症予防の観点からも重要であることが、近年、明らかになってきた>

🔵「高血圧患者は認知症にかかるリスクが高い」


塩分摂取量の管理は、心臓血管系の健康維持のみならず、認知症予防の観点からも重要であることが、近年、明らかになってきた。これまでの研究結果により、塩分の過剰な摂取は、脳卒中や心血管疾患のほか、血管性認知症の主要な原因である脳小血管病のリスクを高めることがわかっている。

塩分を過剰に摂取すると、血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるため、体内に循環する血液量を増やそうという作用が働き、これによって、血圧が上がりやすくなる。2018年6月に発表された伊ローマ・ラ・サピエンツァ大学の研究結果では「高血圧患者は認知症にかかるリスクが高い」ことが明らかになった。


🔵塩分過多による高血圧のみが原因ではない

しかしながら、塩分過多による高血圧のみが認知症リスクを高めるわけではない。食生活と認知機能障害とを結びつける脳と腸との新たな関係性も明らかになっている。

米ワイルコーネル医科大学の研究チームは、2018年1月、学術雑誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」で研究論文を発表し、マウス実験を通じて、塩分の過剰摂取が大脳の血流や血管内皮機能を抑制し、認知機能障害を引き起こすことを示した。

塩分を過剰に摂取すると、組織の免疫や炎症応答において重要な役割を担うTh17細胞が小腸で増殖し、Th17細胞によってインターロイキン17(IL-17)が多く生成され、インターロイキン17が体内に循環することで、内皮機能不全や認知機能障害を促すという。


🔵1日あたり5グラム未満に


それでは、適正な塩分摂取量は、いったいどれくらいなのだろうか。

厚生労働省の2015年版「日本人の食事摂取基準」では、18歳以上の男性は1日あたり8.0グラム未満、18歳以上の女性は1日あたり7.0グラム未満と定めている。

また、世界保健機関(WHO)は「塩分摂取量を1日あたり5グラム未満にすると、血圧が下がり、心血管疾患や脳卒中、心臓発作のリスクを軽減できる」と提唱する。

一方、加マックマスタ--大学の研究結果では「塩分摂取量が心血管疾患や脳卒中と関連するのは、塩分摂取量が1日あたり5グラム超の場合である」ことが示されており、塩分摂取量を少なくすればするほど健康効果が上がるというわけでもないようだ。



🔵腸と脳を結びつける微生物、免疫系、神経系の役割が明らかに



塩分摂取量の管理においては、体内が発する"メッセージ"に注意を払うことも必要かもしれない。フロリダ州立大学の研究結果では「腸から脳へのフィードバックが、感情を変化させ、行動への動機付けを行う」ことがわかっているほか、米デューク大学の研究チームは、摂取した食物の情報を腸から脳に伝達する新たな回路を発見している。

今後、腸と脳を結びつけている微生物、免疫系、神経系の役割や相互作用が明らかにされていくにつれて、既存の治療法や予防医学のアプローチにも影響がもたらされそうだ。

テーマ:
当院では、
合併する疾患の為に、
1時間以上歩けない症例は多数。


当然、
歩行に代わる
“運動方法”
考えているワケです。


「運動しない人も
このサプリを飲めば、
たちどころに効果が〜」
なんて、
サギ商法に
引っかかりませぬように。



また、
重要な点は
「認知症の予防法は治療にはならない」
ことです。

歩行が認知症を予防した。

それなら、
認知症患者も歩けば・・・。

いやいや、
目的なく、
歩き回る症例を見れば明らか。

BDNFの幻想に囚われないことです。




容易なことではありません。






読売新聞より。



「長く歩く人、
認知症になりにくい」
東北大
研究グループが発表



 1日に歩く時間が長い人ほど、
認知症になりにくいとの研究結果を、
東北大の研究グループが発表した。

 調査は、
宮城県大崎市の65歳以上の住民
1万3990人が対象。

1日の歩行時間で
「30分未満」
「30分~1時間」
「1時間以上」
の3グループに分け、
2007年から
約6年間にわたって、
認知症になった人
いるかどうかを調べた。

 その結果、
「1時間以上」
グループで
認知症になった人の割合は、
「30分未満」
グループと比べて
28%少なかった。

「30分~1時間」
「30分未満」
より
19%少なく、
歩行時間が長い
と認知症になりにくい
傾向がみられた。

 これらを踏まえ、
厚生労働省の
「国民健康・栄養調査」
データも活用し、
歩く時間の長さ
認知症のなりやすさの関係を試算。

仮に
「30分未満」
「30分~1時間」
グループが
歩行時間を延ばし、
それぞれ
1段階上のグループに移行すると、
認知症になる割合を
14%抑えられるとした。

 65歳以上のすべての人が
1日1時間以上歩けば、
日本全体で認知症になる割合を
18%抑えられる計算になるという。

 研究をとりまとめた
同大講師の遠又靖丈さんは
「認知症を予防するため、
高齢者に歩く時間を増やすように
呼びかける意義は大きい」
と話している。

テーマ:
「治る」やら「治療」なんて、
コトバに惑わされず、
冷静に現状を見て考えることです。





朝日新聞より。



認知症、
前を向くために:2 
医療の役割




 もしかしたら認知症かもしれない――。

本人や家族がそう思ったら、病院に行き、医師に診断してもらいます。しかし、いまの医療では認知症を治すことは難しいとされています。

では、認知症の人たちに対して、医療は何ができるのか。医師が果たす役割とは何なのでしょう。一線の取り組みを取材し、みなさんと考えます。



 ■冷たい医師に怒り/将来不安


 朝日新聞デジタルのアンケートに
寄せられた声の一部を紹介します。


     ◇

 ●「母が認知症ですが病院での検査は拒否。『自分のことは自分が一番分かっている』が口癖です。昨年夫婦部屋のあるサービス付き高齢者住宅に入所しましたが半年足らずで父が死亡し母を独り部屋に。元々のこだわりの強さに拍車がかかり、本人は自分はしっかりしていると当方の話に聞く耳持たず。介護保険の認定調査では動作が主体で認知症は重視されていないと思います。また調査の際はすこぶる元気な様子をみせ、普段出来ないという足あげなどもしてみせるのです。認知症が進めば施設での料金は加算されますが介護度が軽いので特養には入所出来ません。私の負担だけが増えていきます」(宮城県・60代女性)

 ●「医者の対応にとても怒りを感じました。同じような患者を何人もみているからか、とても冷たく、いずれ、何もできなくなり、家族で面倒が見られなく施設にいれることになると。頑固で、態度の悪い父親に対して、家族に向かって初対面で放ったことばでした。今、父は多少ボケはありますが、元気にしています」(奈良県・50代女性)

 ●「夫が56歳で軽度認知障害と診断され60歳ごろにアルツハイマー型に。当初息子3人は未成年で経済的不安が大きかった。自宅ローンと進学費用で貯金と退職金は底をついた。私も慢性的病があり、無理して働けず今後の生活費が心配。医師や支援者に症状やその対応の仕方を相談出来ても、経済的なことは相談しにくいし出来ない。若年性認知症について理解と支援をお願いしたい」(神奈川県・50代女性)

 ●「私の亡父は認知症でした。本人は自分から車の運転をやめました。お風呂の沸かし方などが分からなくなり、卵の場所が食器棚と思い、見つからないと言っていたこともありました。そんな父を受け入れられない家族が父につらくあたることもあり、以前とはやっぱり違うんだと絶望を感じてしまうこともありました。家族だから支えるべきというのは、理想に過ぎないと思います。今、認知症予防という言葉をよく聞きます。私は認知症になっても大丈夫な社会をつくる方がよいと思います」(福岡県・10代女性)

 ●「まだはっきり認知症とまではいかないものの、母のもの忘れがかなり増えてきて心配になります。忘れぬようメモをしてるようですがそのメモをなくしたりどこかに忘れたりということが増えました。経済上もうちは借家で私も独身で収入が不安定な派遣社員で貯金もなく、生活に余裕がないため将来不安しかありません」(東京都・40代女性)

 ●「本人や他の家族が認めない、受け入れられない場合があり、通院や服薬に困っています。通院や服薬管理、介護保険の利用等、近くに本人の病状を理解してくれる人が私以外にいると助かると思いますが、他の兄弟は県内にはいないので何かの時にはどうしたらいいのかわかりません」(茨城県・20代女性)

 ●「認知症と診断されたときに、自分自身であっても近しい人であっても、一人で対応するのではなく信頼できる相談先がほしいと思います。医療機関からまずは情報などが得られて、制度のことや家族の会や相談先もあるよ、というようなことを知らせていただければとても安心だと思います」(大阪府・50代女性)



 ■薬より「伴走」、患者ごとに



 「薬の力で治してほしい」。

認知症となった人や家族の多くが抱く願いです。しかし、いま使われている認知症の薬には効果に限界があります。

そんな中、医療に対して何が期待できるのでしょうか。

 「周囲に言いたいことが言えず、自分で自分を責めてしまって」

 「こころの不調には気候の急な変化も関係します。あなたが悪いわけではありませんよ」

 大阪市の認知症専門クリニック、松本診療所。ピンクの長袖ポロシャツを着た院長で精神科医の松本一生(いっしょう)さんが、外来で訪れる患者にゆったりと話しかけます。

 1人につき約15分、およそ1カ月に1度の面接で松本さんが重視するのは、認知症によって低下した機能をみつつ、しっかり残っているところを見つけて、「あなたの本質は変わっていません」というふうに伝えることだそうです。

患者の不安に寄り添うのが目的です。

 対話を重ねるうち、たとえ時間がかかったとしても気持ちが徐々に落ち着いていくことが多いそうです。

こうした「精神療法的面接」ができた人では、認知機能の低下も抑えられやすいといいます。

一方で、なるべく薬には頼りません。

たとえ治らなくても、本人が病気と向き合えるよう『伴走』するのが私の役割」と松本さんは話します。



 ■効果は40人に1人



 いま、認知症の中で最も多いアルツハイマー病の治療に使われる代表的な薬は、アリセプトなどの「コリンエステラーゼ阻害薬」です。

 認知機能が落ちるのを抑える目的の薬ですが、複数の研究を解析した結果では、平均的な効果は「実感できるほどのものではない」ことが示されています。


 効くかどうかは個人により差があるものの、「よく効いたと判断できるのは40人に1人くらい。ほとんどの人にとっては意味がありません」と、兵庫県立ひょうごこころの医療センターの小田陽彦(はるひこ)・認知症疾患医療センター長はいいます。

 アリセプトに続いて登場した三つの抗認知症薬は、日本の治験で十分な効果が確認されませんでした。

でも「海外では使われ、アリセプトだけでは治療薬の選択肢が限られてしまう」といった理由で承認された経緯があります。

これら4種類の抗認知症薬は、今年8月にフランスが公的保険の対象から外しました。副作用がある割に効果が弱いというのが理由です。



 ■検査せず、安易な処方



 抗認知症薬を使うなら、対象のアルツハイマー病などであることを見極めるのが前提になります。ところがそのための事前の検査が十分になされていないという実態も今年、医療経済研究機構などの調査で明らかになり、「薬が安易に処方されているのでは」という指摘が出ました。

 また、本来は一緒に使うべきではない同種類の抗認知症薬が、一部で併用されているケースがあることもわかっています。

 医療の多くは、薬や手術を通して患者の病気を「治す」ことを目的にしています。

でも、多くの認知症は今の医療技術では治癒させることができません。

 英国の施設で長く認知症ケアに携わる精神科医のヒューゴ・デ・ウァールさんは「認知症は複雑な病気。レシピに沿って対応するように『この診断ならこの薬を出せばいい』というわけにはいかない。本人をよくみて、その人にどんなケアが求められているのか、個人ごとに見つける必要がある」と話します。



 ■超高齢者には「脱医療化」も考えて 
東京都立松沢病院院長・斎藤正彦さん



 医療者の間で、「認知症の患者は自分が認知症であることを認識していない」という説があります。

それは誤りで、傲慢(ごうまん)な発想です。

 それまで当たり前にできていた料理がうまくつくれない、なぜいま自分がここにいるのかわからない――。そんなとき、だれよりも不安や恐怖を感じているのは患者さんご本人です。そしてそのつらさは、体験している本人しかわからない。そのことを理解していない医療者に、まともな認知症のケアなどできません。

 いまの抗認知症薬は、脳の一部の機能を一時的に元気にしているに過ぎません。

そんな中、医師の重要な役割はご本人の不安と向き合うことです。取りのぞけなくても、不安をわかろうと努力していることを伝える。そのために、家族ではなくご本人に直接、何か困っていることがないかを聞くようにしています。そうして長く付き合ううち、「あの医者と話すと楽になる」と思ってもらえたらいい。

 50代など、比較的若いうちに発症するタイプに関しては、治療のための研究をさらに進める必要があります。

しかし、90歳を超え、認知機能が下がったといっても正常な老化とほとんど変わらない人にも抗認知症薬がたくさん処方され、疑問を感じます。

そんな人には経過を注意しつつ、すぐには薬を出しません。

超高齢の方には余計な医療で負担をかけない「脱医療化」も考えるべきです。

 認知症が疑われたら、治療が可能な別の病気と見分けるためにもまずは早めに専門医を受診してほしい。

そうすれば、もしも肺炎などの重い病気にかかったとき、専門医がかかわる病院で認知症に配慮した治療を受けやすくなります。

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参考になることばかりです。

松浦さんの記事は先日も取り上げました。



“全て自分のチカラで”と
考えないことでしょう。







朝日新聞より。



認知症、
前を向くために:1 
家族の葛藤


 今回のテーマは「認知症」です。


自分自身が、あるいは大切な家族や友人が認知症になったら――。不安や葛藤はやっぱりあります。


認知症になった後も続く人生を前向きに生きるために、私たちに何ができるのか。家族や医療、社会とどう向き合っていけばいいのか。みなさんと一緒に考えたいと思います。



 ■介護、心と体の負担


 朝日新聞デジタルのアンケートに寄せられた声の一部を紹介します。

    ◇

 ●「同居の姑(しゅうとめ)が認知症です。関係が良くないので、精神的につらいです。『今まで言いたいことを言って私を傷つけてきた人に、なぜ優しく接しないといけないのか』。頭の中には姑を否定する言葉ばかりが浮かんできます。認知症を認めたくない姑は受診を嫌がり最初に気づいてから受診まで2年以上かかりました。介護は人とのつながりです。今も『嫌いな姑』とつながるのは苦痛ですが、介護せざるを得ません」(大阪府・50代女性)

 ●「介護資格取得時に認知症に関して勉強しました。認知症で心配な問題行動は周辺症状と呼ばれるもので、周りの人のかかわり方ひとつで悪化も改善もすることを知りました。認知症のご家族には、ご本人になんとか元どおりになってほしいあまり症状を悪化させる対応をとってしまう方が多いのですが、初期段階で正しい知識を持っていれば、ご本人もご家族ももう少し幸せな時間を過ごせるのではと思うことが多いです」(神奈川県・40代女性)

 ●「実母と義母がともに認知症で、実母の方はかなり進行しています。認知症が進んでくると、誰かが四六時中注意を払っていないと、いろいろと問題が起きます。そこに『育ててもらったのだから最後まで面倒を見るのが子供の義務』という物の見方が入ってくると、世話をする側にとっての極度の負担とストレスになります。安心できる施設に任せることも含めて、介護する側それぞれの対応を温かく見守り、認めてあげてほしい」(東京都・60代男性)

 ●「認知症予防、という言葉に『予防できるはずなのに怠っていたから認知症になったんだ』というとんでもない攻撃が隠れています。私はならない、という社長に、父が認知症で介護のため仕事が不安定になるかもと話したところ、『大変ね。でも予防できるんでしょ。うちの親にはボケ防止させないと』、と言われました」(東京都・40代女性)

 ●「認知症への偏見を取り払わなくてはと思いつつ、認知症にはなりたくないと思っている自分も払拭(ふっしょく)できません。情けないのですが、本音です」(神奈川県・40代女性)

 ●「母が認知症になって、田舎から引き取ることになりました。しかし、思った以上に以前と違う母を受け入れるには時間もかかり、難しい問題が山積みでプロの人たちの力を借りようと福祉制度を勉強し、近くの安心できる良いホームに入ることが出来ました。こちらに来て2年以上経ち80を超えた母は元気にしています。今は瞬間瞬間の母の笑顔を大切にして、もちろんストレスがたまることはいっぱいですが、無理をせず自然に接していこうと思っています」(神奈川県・50代女性)

 ●「両親ともに認知症で、今日の出来事などを聞いても答えることができません。しかし、2人とも体は比較的丈夫で、食事・トイレ・お風呂などは、自分でできます。今のところは介護にそれほど大きな負担はかかっていませんが、今後少しずつできないことが増えていくと予想されます。私が今できることは、症状が進んでいかないように、できるだけ穏やかな気持ちで日常生活ができるようにしてやることかなと思っています」(三重県・60代男性)



 ■手をあげ、涙あふれた 
母の介護体験を著書に、
松浦晋也さん(56)


 通帳の紛失。
コンロの空だき。

母(84)の様子がおかしいと気づいたのは4年前。父は亡くなり、長男の私と母は実家で2人暮らしでした。

 認知症と診断された母を介護する苦しみの半分は、母の拒否と抵抗でした。食事の支度をすれば「まずーい」と大声で言う。以前の母なら考えられないことです。トイレで排泄(はいせつ)を失敗し、掃除しようとして紙を詰まらせ、水があふれる。「自分ではできないでしょうが」と怒っても、「自分でやる」。怒鳴りあいで互いに消耗しました。

 「自分が母を支えるしかない」と思い込み、ストレスで体調を崩し、幻覚にも悩まされました。科学技術ジャーナリストとしての仕事ができず、預金が急減するのも恐怖でした。気づけば「死ねばいいのに」と独り言をつぶやくようになりました。ある日、食品を台所いっぱいに散らかして「おなかが減って」と訴える母に、手を上げてしまいました。直後は放心状態で、涙があふれました。

 海外で暮らす妹に事情を話すと、すぐに母のケアマネジャーに連絡してくれました。妹は私を責めませんでした。母は17年1月からグループホームに入居しました。

 こうした体験を「母さん、ごめん。50代独身男の介護奮闘記」にまとめました。私の介護は「失敗」でした。介護を家族で抱え込むのは無理です。家族は近いが故に愛情もある半面、憎しみやあつれきも大きくなります。

 家族が認知症かも、という日が来る前に、地域の相談窓口である地域包括支援センターで情報を集めておくことは重要です。介護保険は使い倒す。自分が献身的になればいいと思ってはいけません。介護の矢面にたたない家族は、介護する人をケアする心配りがほしいと思います。



 ■悩み語らう「つどい」



 家族や自分が認知症になった時、同じ立場の人に悩みや愚痴を打ち明けられる場所があります。その一つが、「認知症の人と家族の会」が定期的に開く「つどい」です。

「家族の会」は1980年に京都で始まり、全都道府県に支部があります。

 11月中旬、東京都支部で開かれた「つどい」には13人が参加しました。「ここで話したことは、ここだけのことです。何でも思っていることを言ってください」。

司会者が促すと、認知症の家族と暮らす悩みやリフレッシュ法、病院の情報など、様々な話題で語り合いました。

 この日、司会を務めた斉藤響子さん(54)が初めてつどいに参加したのは、3年半ほど前。母がアルツハイマー型認知症と分かってから1年半が過ぎていました。認知症の基礎的な知識は知っていても、「これからどうなってしまうのか」と心の整理がついていなかったといいます。

 つどいに参加すると、同じ状況の人が悩みや日々の出来事を語り合っていました。斉藤さんも、母親や家族のことなどを話しました。「認知症の家族がいる」という共通点があるだけで安心できると感じました。

    *

 <母の笑顔が大事に> つどいに頻繁に出るようになった斉藤さん。回を重ねるうちに「考え方のスイッチを切り替えられるようになった」と言います。2年ほど前、骨折した母のため、階段に手すりをつけるか悩んでいた時のこと。環境が変われば母の機嫌が悪くなることは目に見えていましたが、安全を優先すれば手すりは必要。悩んだあげく、つけるのをやめました。「こうするべきだ」よりも、目の前の母親が笑っていることが大事だと思えるようになりました。

 「そう思えるようになったのは、たくさんの人の話を聞いてきたから。それからは劇的に介護と向き合う気持ちが変わりました」。明るく接することができるようになり、つらいことがあっても「次のつどいで話そう」と気持ちを整理できるようになったと言います。

今年10月、81歳の母を見送りました。

    *

 <愚痴言ってもいい> 今は斉藤さんが支える側です。数カ月前、一人の女性が「どん底にいるような表情」でつどいに現れました。「母の首をしめようかと思う」。斉藤さんは「ちょっと笑ってくれることがあったら、その日一日は生きていける。爆笑させられたら1週間、生きていける。その積み重ね」と体験を話しました。

女性は「笑うことを忘れてたし、笑わせるなんて考えたこともなかった。ちょっと笑わせてみます」と帰っていきました。

 次のつどいに見違えるような明るい表情で参加した女性は、「一日一笑がモットーです」と話したそうです。11月のつどいではこう語りました。

「『今がよければいい』『先は考えない』と思えるようになりました。ここだけは、愚痴を言っても責めないでくれる。私がいま生きていられるのは、ここにきたお陰です」

 斉藤さんは「彼女のように苦しんでいる人が、一人でも多く気持ちのチャンネルを切り替えられるように手伝いたい」と話します。

東京都支部の代表を務める大野教子さんは「最初は不安があるかもしれませんが、ぜひ仲間がいる安心感を知って欲しい」。

「家族の会」は各支部でつどいや電話相談を実施しており、電話番号はホームページ(http://www.alzheimer.or.jp/)で。

本部でも電話相談(0120・294・456)を受け付けています。