https://www.iwate-u.ac.jp/upload/77ae3392e572c1d7fbc83c4c0ce54705.pdf
クジラ肉の成分「バレニン」が神経変性を抑制
―パーキンソン病の新たな予防戦略の可能性―
岩手大学 農学部 生命科学科 分子生命医科学コースの
尾﨑拓准教授の研究チームは、
(一財)日本鯨類研究所との共同研究により、
ヒゲクジラに豊富に含まれる
機能性成分「バレニン」が、
パーキンソン病モデルマウスにおいて
神経細胞の変性を抑制し、
症状の進行を軽減することを明らかにしました。
パーキンソン病は、
震えや転倒、認知機能障害などを伴う
神経変性疾患であり、
65 歳以上では約 100 人に 1 人が発症する
とされる高齢化社会における
重篤な疾患です。
現在の治療法は主に症状を緩和する対症療法であり、
神経変性そのものを抑制する治療法
および
予防法の確立が課題となっています。
本研究では、
バレニンを点鼻投与することで脳へ直接送達し、
ドパミン神経細胞の保護
および
炎症の抑制効果を確認しました。
さらに、
ミトコンドリア機能の維持に関わる
新たな作用機序も示唆されました。







