久しぶりに更新を再開。
今回はバリューチェーンと事業投資と題して、新会社設立のブレーンストーミングをしてみた。
(まずは現状把握、その次にポジショニング)
バリューチェーンとは、内部環境な視点から見れば、以下の各機能を繋ぎ合わせ、価値(お金)が連鎖することである;
・物流機能 (デリバリー、在庫機能)
・製造機能 (品質管理、生産技術ほか)
・マーケティング機能 (ビジネススキームの構築)
・販売機能 (取引口座数、確固たる事業領域)
・サービス機能 (金融機能、与信機能、保険機能ほか)
・R&D機能 (Market-Inな技術の確立、もしくは発掘)
一方、外部環境な視点をマクロ環境とミクロ環境に分類し現状把握をするとすれば、以下の定性項目を定量的に把握することである;
・マクロ環境・・・人口統計、社会文化、経済、政治、技術、環境(資源)
・ミクロ環境・・・顧客、競合他社ほか
以上の一般知識とオレの知識を複合的に考慮してトレンドを推測するならば、競争優位を確立するために、従来以上に重要性が増す項目として、技術変化(イノベーション)と環境変化が考えられる。
この技術変化(イノベーション)、言い換えれば技術革新は、従来以上に市場のウォンツによる影響が大きくなってきており、且つ政治的影響が薄い領域でもある。言い換えれば、民力の影響が強い領域である。
一方で、環境領域は、昨今においては、社会文化領域のおける民力の影響が強まっている領域であるとはいえ、依然として法律(政治)による影響を強く受けている領域である。
以上の考察条件から、チャンスを最大化するために選択する事業領域として、以下の領域を選択することが最適であると思われる;
「政治的影響の少ない環境技術領域」
この領域において、「必要不可欠な装置、或いは部品に求められる高機能な競合優位性を持ったKey Material(出来れば消耗材)を開発し、マーケットリーダーに採用され、且つ参入障壁を設定すること」 が理想である。
何故Materialなのか。それは技術がオープン化されにくく、またオープン化されたとしても、経験知と経験則が大部分を占めるため、容易には参入できないからだ。
また、付加価値を最大化するための知恵として、生産技術力が挙げられる(汎用的で安価な材料を購入し、高付加価値製品として加工する)。
具体的なマーケットとしては、利益を最大化させるために、重厚長大もしくは多量に軸足を置き、以下の7領域が良いと思われる(ターゲットアプリケーションと開発すべき材料は秘密);
①自動車(二輪車含む)
②飛行機
③建機
④造船
⑤風力発電
⑥太陽光発電
⑦ロボット
以上の7領域のプレイヤーと市場での影響度、ウォンツの聞き取りもしくは提案を行い、材料を開発する。
大変前置きが長くなってしまったが、これらを踏まえて事業投資すべき機能は、Phase毎に次の通りである;
〔Phase 1 (R&Dマーケティング段階 ~ 先行投資時期、投資対象:ヒト)〕
・マーケティング機能
・R&D機能
〔Phase 2 (事業立ち上り段階 ~ 先行投資時期、投資対象:場所とモノ)〕
・製造機能
〔Phase 3 (普及期 ~収穫期 投資対象:場所とモノとヒト)〕
・製造機能
・物流機能
・販売機能
・サービス機能
R&D+マーケティング企業は、Headquarter的な役割を担い(親会社)、以上のスキームを構築し、各Phase毎に子会社(機能分担)を設立して、連結事業を行う。事業成功のリターンとして、親会社は、子会社から受取配当金を受領し、利益を得る。リスクヘッジと機能分担、及び先端知識の補填を考慮して、場合によっては、持分方適用範囲での協業も可能としておこう。
さてさて、早速月曜日から少しづつ緩やかに実行に移そう。