2月に始めたこのシリーズですが、最後のケースのご紹介です。

8020運動(80歳で20本自分の歯を残そう)が提唱されて久しいですが、20本残すと言う意識から、今現在より「1本も抜かない」気持ちで自分の歯を大事にしていきませんか?

 

 

抜歯と言われてしまったら、入れ歯、ブリッジ、インプラントで悩むのではなく

抜歯と言われたら「本当に抜くしか無いのだろうか?残す道は本当に無いのだろうか?」 と、悩んで道を探してください。

 

 

何度治療しても痛みが止まらないときには、必ず「原因」があります。その原因をつきとめ適切に治療することで抜歯せずにすむことが少なくありません。

 

 

歯1 歯の根っこ(根管)の奥にまだ神経が残っている

 

歯2 全ての歯の根っこ(根管)がきちんと抜髄されていない

 

歯3 リーマー(歯の治療をする器具の先の方)が折れて歯の中に残っている

 

歯4 神経を取っている途中で歯の横に穴を開けてしまっている

 

歯5 エンド(根管治療・歯内療法)をしたあと、きちんと根の先まで薬が詰まっていない

 

歯6 エンド(根管治療・歯内療法)の最中に、歯が割れてしまっている

(この場合は、残念ながら当院でも手のうちようがありません。抜歯になります)

 

 

 

このブログは、院長監修のもと ブログ管理人が制作しています
 

今回は最後に残っていた

歯5 エンド(根管治療・歯内療法)をしたあと、きちんと根の先まで薬がつまっていない

というケースです。

 

 

 

この方は、他院にて治療していた左上6番(ピンクの○)の痛みがどうしても止まらず、しかし抜歯はしたくないとのことで当院へ来られました。

レントゲンを撮ってみると、②は、途中までしか薬が詰まっておらず、①、③は、ほとんど薬が入っていませんでした。

一緒にレントゲンを見てもらって、きちんと抜髄(神経を抜く)しなおして、薬を根の先まで詰める必要があることを説明して、治療しました。

 

抜髄を丁寧にしなおして、膿やガスが出なくなったところで(数ヶ月かかりました)細菌感染を起こさないように、薬を根の先まできっちりつめました。もうその頃には全く痛みも違和感もなくなっていて、クラウンをかぶせた後も現在に至るまで良好です。
 
因みに黄緑色の○印も、インレーの下で虫歯になっていて痛みが出ていたので、エンド(根管治療・歯内療法)を丁寧にして薬もレントゲンのように根の先までしっかりつめました。
 
同様に現在に至るまで良好で定期クリーニングに来られています。

 
 
言うまでも無く、歯は抜いてしまうともとには戻りません。ですから必然と、抜歯と言われてしまうと、意識はもう歯がなくなる前提で、入れ歯、ブリッジ、インプラントの選択になると思います。(たまにそのまま放置される方がいらっしゃいますが、噛み合せがずれてしまったり、物が良く噛めなくなったりしますので、おすすめ出来ません)
 
その中でインプラントの選択をすれば、料金はいくらかかるのだろうかと価格によってなるべく安いところを探されたりされることもあるのではないでしょうか。
 
しかし、そこで、抜歯の前提をちょっと疑ってみませんか? きちんとした治療がなされたならば、抜歯せずに済む場合が多々あります。歯が割れていたりすれば抜歯せざるを得ませんが、このケースはさほど多くはありません。
 
 
何度治療しても痛みや違和感が止まらない。抜歯と言われた。そんなとき1度ご相談ください。その歯を残せるかもしれません。
 
諦めずに、歯を大事にしていきましょう。そのために院長、スタッフ一同全力でお手伝いいたします。

 

 

 

詳しくはお尋ねください。

熊本市南区八分字町81-3 アクアドームくまもと西側隣接📞096-227-3717

 

 

 
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