何度も治療しているのに止まらないその歯の痛みはどこから?ー神経が残っている場合ー | ふなつデンタルクリニックのブログ

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長らく途中になってしまっていた 何度も治療しているはずのその歯の止まらない痛みはどこから?シリーズの続きです。

 

 

 

何度治療しても痛みが止まらないときには、必ず「原因」があります。その原因をつきとめ適切に治療することで抜歯せずにすむことが少なくありません。

 

痛みが止まらない時には、大きく分けて以下のような原因があります。

 

 

歯1 歯の根っこ(根管)の奥にまだ神経が残っている

 

歯2 全ての歯の根っこ(根管)がきちんと抜髄されていない

 

歯3 リーマー(歯の治療をする器具の先の方)が折れて歯の中に残っている

 

歯4 神経を取っている途中で歯の横に穴を開けてしまっている

 

歯5 エンド(根管治療・歯内療法)をしたあと、きちんと根の先まで薬が詰まっていない

 

歯6 エンド(根管治療・歯内療法)の最中に、歯が割れてしまっている

(この場合は、残念ながら当院でも手のうちようがありません。抜歯になります)

 

 

 

今回は

歯1 歯の根っこ(根管)の奥にまだ神経が残っている ですが、歯2 全ての根っこ(根管)がきちんと抜髄されていない も包括されている症例です。

 

 

 

 

 

以下説明は 院長です。

 

 

 

この方は、当院に2005年ごろから、治療とクリーニングで通われている方です。2010年1月に当院に通われる前に他院にて治療されていた右上7番(右上の奥歯、親知らずの手前の歯)が、痛いとの事でした。以前治療されていた時にはエンド(根っこの治療)はされておらず、インレーがかぶせられていました。

 

レントゲンを撮ると、インレーの下で虫歯が広がっており、そこから痛みが出ているようでした。インレーを外し、エンドを行いましたが2根管しか見えず、奥歯なのにおかしいなとは思いつつ2根管を処置してクラウンをかぶせました。

 

 

 

しかし、時間が経過しても痛みという痛みはないものの、違和感が取れきれない状態が続いた4年後のある日2016年2月に、激しい痛みがあるとのことで急遽来院されました。

 

レントゲンとCTで状況を確認し、4年前にはまだ導入していなかったマイクロスコープを用いて治療を開始しました。

 

CTの画像で、確認しながらマイクロスコープで見ながら削っていきました。するとCTや肉眼では見えなかった根管が見えて来ました。CTの画像と照らし合わせながら、マイクロスコープで見ながら慎重に見えて来た根管を探っていくと、ばっと膿が出てきました。無いと思っていた根管がやはりあったのでした。そこからさらにマイクロスコープでみながら、CTの画像と照らし合わせて治療をすすめると、なんと5根管ありました。

 

その5根管の神経を丁寧に取り除き、薬をきちんと根の先まで詰めて治療を完了しました。それから、現時点で4年経過していますが、全く痛みが出ずに違和感もないとのことで、クリーニングに来られています。

 

 

 

 

CTがあっても、確認するだけではだめ。

マイクロスコープがあっても、見ながら治療(ワーキングビュー)出来なければだめ。

技術があっても、CTでの画像確認や、マイクロスコープによる拡大視野がなければだめ。

 

 

CTがあり、マイクロスコープをワーキングビューで使いこなし、根管を先端まできちんと抜髄し薬を空隙をつくることなく詰められる、この三位一体があってはじめて、あるべき最高の治療だと思いますし、私は絶えずその技術の向上への努力を惜しみません。

 

それは、この患者さんに大きく学びました。

詳しくは、医療情報研究所より出版されましたDVD
「型破りな根管形成!エンドの極み」で説明しています。

  

 

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治療を繰り返しても痛みが止まらず、抜歯の提案を受けることがあるかもしれません。しかし原因をつきとめ適切に対処出来れば大切な歯を抜かなくて良い場合が多々あります。

抜いてブリッジ、抜いてインプラントが最適な治療と私は思いません。まずは自分の歯を出来るだけ大切にして欲しいと願っています。

 

 

現在の治療に、疑問を持たれたら セカンドオピニオン、サードオピニオンを求めて、納得のいく治療を模索して出来るだけ自分の歯を残していってください。そのために当院では私も、スタッフも全力でお手伝いをしております。

 

 

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