「抜く必要のない歯」は抜かず、自分の歯を大切に | ふなつデンタルクリニックのブログ

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 熊本市南区、アクアドームくまもと 隣にある ふなつデンタルクリニックです。
 こちらのブログは、スタッフが運営しています。
 医院からのお知らせ
・症例・休診日
 などを発信していきたいと思います。
 よろしくお願いします。

タイトルを見て「え?そんなのは当たり前」と思われた方も多いのではと思います。
 
しかし、実際は エンド(歯の根っこの治療・根管治療)が不十分
 
もしくは、技術的な問題もあり
 
歯を抜く提案を受けられたり、実際に抜いてしまっていらっしゃる方が
 
残念ながら 少なくない人数いらっしゃいます。
 
 
 
適切な処置をすれば、その歯を残せるかもしれません
(まずはご相談ください)
 
 
 
 
 
当院へ「痛みの止まらない治療中の歯がある」とご相談に来られる患者さんの
(他院の先生や、当院に通われている患者さんからのご紹介含む)
 
 
 
歯1  歯の根っこの奥に神経がまだ残っている
 
 
 
 
歯5  エンドをしたあと、きちんと根の先まで薬が詰まっていない
 
歯6  治療中に歯が割れてしまった
 (この場合は、残念ながら抜歯になります。先ずはご相談ください)
 
などなどの原因があります。
 
このブログは、院長監修のもと ブログ管理人が制作しています
 
今回ご紹介するのは
 
歯4  神経を取っている途中で歯の横に穴を開けてしまっている
 
というケースです。
 
(厳密にいうと今回の症例は歯の横ではなく
 
土台が歯の根っこ(の分かれ目のことろ)を、下方に突き破っています)
 
 
C歯科医院よりご紹介で来られたDさんは、C歯科医院ではない別の
 
歯科医院で歯の根っこの治療をされたのですが、なかなか痛みが止まらず
 
「まだ痛みがある」と伝えると、抜歯の提案をされたそうです。
 
どうしても、歯を抜きたくなかったDさんは、C歯科医院を受診されました。
 
そこで、当院を紹介され来院されました。
 
レントゲンの見方や、治療の内容について分かりにくいかと思いますので
 
 
先に概要を確認されてから 読み進めてください。
今回の治療の概要
ご紹介で来院 
→ 1度治療されているもののかぶせ物の土台が歯の根っこの分かれ目を突き破っていいた。
   また、舌側(内側)に 突き破られた穴が開いていた。

→抜歯の提案を受けられていたが、当院院長へ自分の歯を残したいので治療の依頼

→歯の根っこの抜髄(神経をとる)をマイクロスコープを用いてやりなおす。

→薬を歯の根っこの先まできちんと詰める。

→薬の効果で骨が再生

→歯根膜が生きていたので、MTAセメントとエルビウムYAGレーザーにより歯根膜も再生

→定期クリーニングに移行

→6年ほど経った現在も経過は良好
 
 
 
レントゲンをとると、土台が歯の根っこの分かれ目の部分を
 
突き破っていて、舌側(内側)へ 治療中に突き破った穴があるようでした。
 
 
 
かぶせ物を外し、薬剤(ビタペックス)をつめ、根っこにどう穴が開いているのか
 
その位置を確認しました。
 
 
 
マイクロスコープを見ながら丁寧に根っこの再治療をおこないました。
 
根っこの先端まできれいに抜髄(神経をとる)し薬をつめ
 
舌側の穴が開いてしまっていたところもふさぎました。
 
 
 
 
 
MTMセメントを詰め、骨が再生しているのが確認できます。
 
 
エルビウムYAGレーザーでに肉芽を除去してその上にビタペックスをつめました。
 
 
MTAは硬貨して、歯根膜が生きていれば 歯根膜の上を這って行くといわれていますが
 
実際そのとおりの結果となりました。
 
今回の治療の概要
ご紹介で来院 

→最初に治療した医院で治療したものの痛みが止まらないというと抜歯の提案をうけたが
 歯を抜きたくない

→ 1度治療されているもののかぶせ物の土台が歯の根っこの分かれ目を突き破っていいた。
   また、舌側(内側)に 突き破られた穴が開いていた

→歯の根っこの抜髄(神経をとる)をマイクロスコープを用いてやりなおす

→薬を歯の根っこの先まできちんと詰める

→薬の効果で骨が再生

→歯根膜が生きていたので、MTAセメントとエルビウムYAGレーザーにより歯根膜も再生

歯を抜かずに残せた

→定期クリーニングに移行

→6年ほど経った現在も経過は良好
 
 
 
 
来院されたとき 当院院長も
 
「抜歯になるかもしれません」と言わざるを得ない状態でしたが、Dさんはそれでも
 
「歯を抜きたくないので、なんとか治療してください」と言われ、
 
1度チャレンジする、というような気持で根っこの再治療をしました。
(今回は保険外治療となりました)
 
結果は良好で、その時以来歯磨きや定期クリーニングの大切さに
 
気づかれたDさんは、以来6年ほどたっても定期的にメンテナンスに来られています。
 
 
もちろん、治療箇所も何の問題もなく経過しています。
 
 
 
歯の治療をしたのに、止まらない痛みがあるとき
 
そこには必ず原因があります。
 
それをつきとめ改善すると、歯を抜かなくて済む場合が多々あります。
 
 
 
抜歯してインプラント の前に、まずは自分の歯を大事にすることから
 
考えてみてはどうでしょう。
 
 
 
治療したのに痛みがとまらないとき、1度ご相談ください。
 
 
その歯を残せるかもしれません。
 
 
 
 
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