久しぶりに子ども達に予定なしの土日。


土曜は、徹底的に子ども達が遣りたいことに付き合おうと覚悟をして遊び場へ連れていった。




普段は

「それやめとこう」

「だめだめ」

「もう終わり~」

「遊べません。ママはご飯して洗濯して掃除して。いつ休めるの?二人で遊んでて」


何て否定的なことを言うことばかり。

家にいると出来てないことが目の前に常に転がってて、時間もなくて、全く遊んであげることも出来ていなくて。


楽しいことより、

叱ってばかりの時間で、


「パパがいい~」

と泣き出す下の子に


「そうだね。パパがいたらいいのにね。帰ってきてほしいね。お空に向かって帰ってきてっていってみたら?」


と私も泣き出してしまうことも沢山ある。


旦那が元気なときは、どちらかが家事をしてる間にどちらかが子ども達をみていて、本を読んでやったり、遊んでやったり。


一人で2役なんて無理だし。



脱線したけど、

そんな日常だから子ども達にガッツリ付き合って遊ぶぞ!と決めた土曜日。


暑いしエンドレスだしホントに疲れた。

けど、子ども達は大満足でとってもいい顔を沢山見せてくれて笑顔で寝てくれて、私の心はとっても温かくなった。


こんなときほど、

旦那に

生きてたかったよね。


一緒に行けたら良かったのにね。


子ども達の楽しそうな顔を見たかっただろうね。


私たち親頑張ってるし、子どもを通していい経験させてもらってるよね。


幸せだよね。


なんて心で語りかけてしまう。


魂はついてきてたかな。



あんなに嫌いだった旦那だったけど、

私は未練タラタラよ。


生きてる私たちは立ち止まり続ける事もできない。


子ども達はどんどん成長してる。


娘は、女の子が大好きなプリンセスに憧れ、アンパンマンには見向きもしなくなり、


息子は、外遊びよりゲームやマンガが好きになってきてインドアになってきた。



彼らにとって幼少期の今の成長期をただ見てるのは勿体ないので、二人がそれぞれ興味のある習い事を新たにさせることにした。


そこで、

入会申込み書を書いている時、答えに困った。

受付の方が何気なく言った


「緊急連絡先は、お父さんにしといてもらってもいいですし。」


の言葉。


「私しかいません。」


それを言うのがその日はとても悲しかった。

変な間も作りたくなくて


「え、保護者欄にも私の書いてますが、同じでもいいですか?」


と返した。


これからも色んな場面でこんなことに出会うだろうな。実際にこんな場面に出会ったのは初めてじゃないし。


時々会話する程度の保育園ママ達にも、その後の話が通じやすいだろうな、と、あえてもう「うちの旦那、先日亡くなってね。」なんていうこともあるし。


携帯電話の乗り換えの勧誘された時など、その場かぎりの場所では早く断るためにあえて「旦那が亡くなったばかりで今はまだなにも考えられない。」ってサラっと言ってる。


でもほんとはね、

まだ言葉にすると胸が少し苦しくなってるんよ。

前よりだいぶ喉まで込み上げる苦しさはなくなってきたけど。


母は強し、とはいうけど、きっとみんな歯を食い縛って耐えてて、涙は見せてないだけなんじゃないかと思う。

先日、旦那が亡くなり百日だった。


その週、百日を前に、(きっと私の勝手な思い込みだけど)不思議な事が起こった。


1、ポルターガイスト?

有休で休んだ日、昼間にリビングでうたた寝していると、体温計のプラスチックのケースの下の部分がなぜかリビングのテーブルに落ちてきた。。テレビボード前にリビングテーブルがあるし、テレビボードの横の棚に体温計のケースがあったの?でも飛び出してこないとテーブルに乗らないけど、なぜ飛び出した???


2、オーブ?

子ども達が夕日を背にして道路を家の前にいる私に向かって走ってきたシーンを動画で撮っていると、画像に黄色い丸いオーブが現れて、私の手振れは全くないのにくるくると不思議な動きをして子ども達よりいち早くうちの敷地内に入ってフレームアウトした。


3、1のようなことが子ども達がいるときも別のへやで起こった。


子ども達が怖がってたけど、本当に不思議な現象だったとすると、その犯人は旦那に違いないと私は思った。


無関心と紙一重?の優しい旦那だったから、私たちが怖がる事は望んでないって思う。だけど、ここにちゃんといるよ、みんなを見てるよ、もう悲しまんでもいいよ、って言ってくれてるんじゃないかと、これまた勝手に思った。


怖がる子ども達にも、ママはそう思うけど、どう思う?って聞くと、


「うん、確かに。パパが近くにいるんだと思う。」


「パパぁ!びっくりしたよ、びっくりさせんでよね」


「パパにまた会えたらポケカ一緒にしてもらう!」


と息子が言っていた。


今朝は3時半ごろに娘が「ママがいいぃぃ」と少し泣いて鼻をスンスンすすってムクッと起き上がった。


私も目を覚まし「まだ夜だよ、寝ようよ」と顔をみると「鼻血でてた」と言うので、急いでティッシュ取りに行ったり冷やしたりしてると、本当に目が覚めてしまって、鼻血がとまって娘がまた眠った後も眠れず。


5時過ぎにようやく眠たくなり、6時のタイマーまで眠った。


うっつらうっつら。。


天気のいい休みの日の朝、

子ども達がきゃはきゃは笑いながら寝室から廊下の向こうの端までをかけっこしてる。私は子ども達を布団の上から真っ直ぐみながらゴロゴロし、のんびり。


ふと、横を見ると布団の向こうの端に子ども達を穏やかな笑顔で見てる旦那が正座して座ってた。


「ねぇ、ご飯どうする?」

、と

私が話しかけると


「あ~俺作るわ」とさっと立ち上がった。



そこで目が覚めた。


休日の朝。

二年前までこれが当たり前の時間だった。

何とも思わない、何でもない時間だったけど、そんな時間がもう二度と返ってこないんだと、目覚めて実感して朝から苦しくて、苦しくて。子どもを送り出し通勤の車中でも、職場でも泣いた。


「そろそろ落ち着いた?」


いろんな人から言われる言葉。

落ち着くって何?

居たのに居なかったように色んな事が普通にまわってることが、元々旦那は居なかったんじゃないか?思い出だって思ってることは夢だったんじゃないか?そんな分けない、けど記憶がどんどんリアリティーがなくなってきてて、寂しさがより増すんよね。


夢にでてきた笑顔の旦那、会えて良かったけどますます気持ちがぶり返してきて切なかった1日だった。


元気だった頃の姿だった夢の中の旦那。

もう大丈夫だよ、って気持ちだったかな。

あの世で旦那が体調もすこぶる良くて自由に過ごせてるならいいな。


今日のモニタリングのなかで、

昔の映像が流れ、

オードリー春日のプロポーズシーンが流れた。


ゆずが【栄光のかけはし】歌ってた。


泣けた。

旦那が恋しく、声が堪らなく聞きたくなった。


でも、旦那を録画した動画はほとんどなくてそれがまた泣けた。


堪らなくて「ううぅ、」と声を出して泣いた。


子ども達はさっと、ティッシュをとり頬を拭いてくれた。



旦那がプロポーズしてくれたとき、旦那は本心を言葉にして泣き、私もとてもなんだか切なくて泣いた。


春日のようにきちんとした言葉ではなかったけど、近いものがあったのかな。


私たち家族はそこからスタートしたよね。


こんなに早く終わりが来るなんて未だに信じられない。


ゆずの歌が、また旦那の大変な闘病を語ってるようでもあって、悲しくなった。



辛いよ。大変よ。

あなたが居ない中で二人を立派に育てられるか、ほんとはいつも不安。苦しいよ。弱音を吐きまくりたいから、今夜こそ夢に出てきて、話をしようよ。



それにお願い、神様仏様。

朝起きたらあのときに戻して。

あの何でもなかった、喧嘩ばかりしてたあのときに。あれが幸せなことだなんて気がつきもしなかった。二度と繰り返したくない、なんて思ってたけど、今はほんとうにあの日々に戻りたい。