生きてる私たちは立ち止まり続ける事もできない。


子ども達はどんどん成長してる。


娘は、女の子が大好きなプリンセスに憧れ、アンパンマンには見向きもしなくなり、


息子は、外遊びよりゲームやマンガが好きになってきてインドアになってきた。



彼らにとって幼少期の今の成長期をただ見てるのは勿体ないので、二人がそれぞれ興味のある習い事を新たにさせることにした。


そこで、

入会申込み書を書いている時、答えに困った。

受付の方が何気なく言った


「緊急連絡先は、お父さんにしといてもらってもいいですし。」


の言葉。


「私しかいません。」


それを言うのがその日はとても悲しかった。

変な間も作りたくなくて


「え、保護者欄にも私の書いてますが、同じでもいいですか?」


と返した。


これからも色んな場面でこんなことに出会うだろうな。実際にこんな場面に出会ったのは初めてじゃないし。


時々会話する程度の保育園ママ達にも、その後の話が通じやすいだろうな、と、あえてもう「うちの旦那、先日亡くなってね。」なんていうこともあるし。


携帯電話の乗り換えの勧誘された時など、その場かぎりの場所では早く断るためにあえて「旦那が亡くなったばかりで今はまだなにも考えられない。」ってサラっと言ってる。


でもほんとはね、

まだ言葉にすると胸が少し苦しくなってるんよ。

前よりだいぶ喉まで込み上げる苦しさはなくなってきたけど。


母は強し、とはいうけど、きっとみんな歯を食い縛って耐えてて、涙は見せてないだけなんじゃないかと思う。