昨日は、会社の業務の一環として、他社の乗務員の勤務と職場での意見交換、その後は懇親会と行ってきました。
行った先の会社と場所はあえて伏せておきますが、最初に向かった某社某駅では、早業?な折返し作業を見学、到着した電車がものの1分で進行方向を変えて出発していく様は、ちょっと驚きました。一応、到着した電車はその駅で仕業と担当者も変わるのですが、運転士は違う仕業の車掌、車掌は違う仕業の運転士と交代するワケで、運転士同士あるいは車掌同士の引継ぎ事項はどうなっているのかちょっと疑問に感じました。また、この駅では、特急系の列車と、その1分後に発車する各駅停車のホームが異なり、特急系から各駅停車へ乗客が走って乗り換える状況があるのですが、そもそも「駆け込み乗車はおやめください」とお願いする鉄道会社が、駆け込まないと乗り換えできないようなダイヤを作るって、いかがなものでしょうかねぇ?終電間際ならともかく、日中の話です。
ただ、ここの駅の発車案内表示は、ワタクシの会社よりははるかに充実していて、会社の方にもここの表示を見習ってほしいものです。また、ホーム上に案内カウンターが設置されていて、不慣れなお客様への人的なご案内にも対応しています。
2箇所目の見学スポットは、次の某社某駅では、やはり乗務員の折返し作業(こっちは純粋な終端駅です)を見学、この駅はホームの終端側に改札がある駅なのですが、一回振り返るだけであとはひたすら前方だけを見て基本的には笛も吹かずに(後の意見交換会で訊いた話では、現在はお客様からの苦情により車掌の笛は廃止しているとのことです)扉を閉めると、かなり割り切った形での作業でした。電車の本数が多いからことできることなのかもしれませんが、走ってくるお客様を待ってあげるようにと指導しているワタクシの会社とはずいぶん違うと感じました。
3箇所目の見学スポットとなる同じ会社の違う路線某駅へ移動、ここは昨年新しくなった駅で、最近地下鉄や山手線で増え続けている装置が導入されている駅です。その最新設備の操作状況などを見学し、その後は、ここの会社の乗務区へ移動し、乗務副区長、助役、乗務主任、現役車掌のみなさんと合流し、乗務区の概要説明の後、施設見学しました。仮眠室は一人部屋(ワタクシの会社では同じ仕業の運転士・車掌がペアで同じ部屋で寝ます…女性は女性部屋がありますが、こちらも2人あるいは3人が仕業に関係なく同じ部屋らしいです)となっており、ワタクシの会社でも見習ってほしいものだと思いました。
乗務点呼では、点呼執行者の助役から仕業途中の特殊作業・要注意箇所の確認があったりするとの説名があり、また、時間外勤務の乗務員には重点的に乗務主任を添乗させるとの話もありました。
車掌の携行品として、仕業表の他にワイヤレスマイクがあるのですが、このワイヤレスマイクにはホーム放送(周波数で上下線別切替できる)以外に駅員呼び出し機能があると、説明がありました。
ちなみにワタクシの会社では、車掌の携行品にワイヤレスマイクはなく、駅員時代にはまだ駅にもワイヤレスマイクがありませんでしたのでせ、入社してからワイヤレスマイクというものを使ったことがありません(笑)。高校生時代のアルバイトで、某社(昨日お邪魔した職場の会社です)某駅で、改札口からワイヤレスマイクで放送はしたことがありますが・・・
意見交換の場では、自己紹介の後双方の取り組みや疑問点などを交わして終了し、一席を設けてあるとのことで飲み屋へ移動、先方の助役氏の「これからが本番ですよ!」との一声?で飲み会がはじまりました。
ワタクシの席は向かいが先方の副乗務区長氏、隣が乗務主任氏でした。こういう場では、どうしても自分の組織同士でかたまりがちな人が多いですが、せっかくの場なのだから、違う組織の方と交互に座るなどねバラけるべきかと思います。隣の乗務主任氏とはいろいろ話せましたが、現在の管理職に準じた立場にいながらも、今は仕業がきつくなっていることを痛感している(乗務主任は、突発的な乗務員の休暇などで代務として乗務することがあるとのことです)とか、某駅の新しい装置稼動により乗務員が不安を抱えながら作業に当たっていたとか、乗務副区長氏の現役運転士時代はどうだったみたいな話を窺うことができました。
当初、飲み会は自己負担と聞いていたのですが、先方で全額もってくれるとのことで、結局ご馳走になった形となってしまいました。
この度は某社様に大変お世話になりました。ありがとうございますm(_ _ )m
この見学は、会社の業務として行ったわけですから、このあとレポート提出があるんですよね・・・