コロナニモマケズの撮り鉄遠征…そにょ② | ヘタレ車掌の戯言

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2月28日は金山駅前のネットカフェからスタートです。

金山駅は名古屋市熱田区にある駅で、JR東海東海道線・中央線、名古屋鉄道(名鉄電車)名古屋本線と名古屋市営地下鉄名城線・名港線が乗り入れ、名古屋市内では名古屋駅に次ぐターミナル駅です。“金山総合駅”とも呼ばれていますが、その歴史は意外にも浅く、第二次世界大戦後の戦災復興計画によって浮上した総合駅構想が発端となっています。この時点ですでに運輸省(省線国鉄JR東海)の東海道線・中央線と名鉄電車東西連絡線(愛知電気鉄道によって開業した神宮前以東と名古屋電気鉄道などによって開業した枇杷島分岐点以北を結んで1944年に開業した区間で現在の名古屋本線の一部)及び名古屋電気鉄道が開業させて後に市営となった名古屋市電の線路があり、付近には名鉄電車の金山橋駅(1945年に金山駅から改称)と名古屋市電の金山橋電停がありました。名鉄電車の金山橋駅は現在の金山駅より神宮前駅よりにありました。総合駅構想では、国鉄東海道線と中央線が合流し、大津通と伏見通りに挟まれた部分に国鉄の金山駅を新設、名鉄電車金山橋駅を国鉄東海道線と中央線に挟まれた位置に移転、またこの地下に交差する形で名古屋市営地下鉄2・4号線(名城線・名港線)の駅を新設し、地上部周辺に駅前広場を設けることとなり、まずは国鉄中央線の金山駅が1962年に開業し、1967年に名古屋市営地下鉄2号線(名城線)が栄駅からの延伸で開業(その後1971年に名古屋港駅まで延伸、1974年に4号線が分岐して新瑞橋駅まで開業)するものの、“総合駅”の要となる国鉄JR東海東海道線の金山駅と名鉄電車の金山駅開業は世界デザイン博覧会が開催された1989年までお預けとなりました。実に構想から40年以上経ってようやく実現した総合駅ですが、この駅の開業によってJR東海名鉄電車では名古屋駅・名鉄名古屋駅駅への一極集中が分散されたのではないでしょうか?。名鉄電車では、金山駅開業の翌1990年に神宮前駅~金山駅間の複々線が開業し、常滑線関係列車の金山駅折返しが設定されるようになりました(新名古屋駅→名鉄名古屋駅まで行かなくても金山駅で名古屋市営地下鉄名城線に乗り換えることで栄方面に向かえますので不便さはあまりないのでしょう)。

 

そんな名鉄電車名古屋本線金山駅で名鉄電車全線有効の“まる乗り1DAYフリーきっぷ”(3200円)を購入してスタートです。

 

名鉄電車6800系モ6924の犬山経由名鉄岐阜行き急行に乗車して最初の撮り鉄に向かいます。時刻はまだ6時台ですが、朝だけのネタを撮るための早起きです(笑)。名鉄電車では名古屋以南から名鉄岐阜駅に向かうのには、一般的には名古屋本線経由ですが、犬山線・各務原線を経由する名鉄岐阜行きもあって、この列車はその後者になります。行先表示としては犬山経由岐阜となっていますが、案内放送では行き先を言わず「犬山回りの急行」となっています(犬山線に入ってからは急行岐阜行きとの案内になります)。

で、柏森駅で下車して扶桑駅方面に歩いた線路沿いで最初の撮り鉄です。名鉄電車犬山線は、名古屋市内から北東に進むイメージなのですが、実は東西に走る区間もあって、今回向かったのはそんな場所になります。車両の概要はこちらもご覧いただけると幸いです。

 

・・・それでは撮影順に・・・

 

名鉄5114 扶桑~柏森間 20200228

名鉄電車5000系ク5114の犬山経由名鉄岐阜行き急行

2009年に導入された4両固定編成で、電装品や冷房装置は1000系“パノラマスーパー1021F(1997年導入)の廃車発生品を流用しています。

まだまだ7時台なので影が長いですね。

 

名鉄3604 扶桑~柏森間 20200228②

名鉄電車3500系ク3604の新鵜沼行き普通

1993年導入の4両固定編成です。2018年に機器更新が実施され、VVVF装置の更新の他、車外表示器のフルカラー表示LED表示器化、車内表示器のLCD化、ドアチャイム設置などが施工されています。

 

名鉄2104 扶桑~柏森間 20200228③

名鉄電車2000系“ミュースカイモ2104の回送

8両編成のうち手前4両は2004年導入の2000系2次車です。導入当初は3両固定編成でしたが、2006年に中間増結車モ2154を組込み4両固定編成化されています。運用開始後に1人掛け座席を撤去(車いす対応席を除く)して荷物置場が増設されているのですが、増設個所は窓を埋めず日除けカーテンを閉めたままの状態としています(中間増結車は当初より荷物置場が増設された状態になっていますので、当該部分の窓がありません)。

 

名鉄2002 柏森~扶桑間 20200228①

名鉄電車2000系“ミュースカイク2002の中部国際空港行き“ミュースカイ”

8両編成のうち手前4両は2004年導入の2000系1次車です。導入当初は3両固定編成でしたが、2006年に中間増結車モ2152を組込み4両固定編成化されています。この時間帯の“ミュースカイ”は、本来の中部国際空港アクセスよりも、名古屋市内への着席制通勤ライナー的な意味合いが強いようで、4両固定編成を2編成繋いだ8両編成での運転が仕様みたいです。

 

名市交N3805 扶桑~柏森間 20200228②

名古屋市交通局N3000形N3805の犬山行き急行

2015年に導入された6両固定編成です。

名古屋市営地下鉄鶴舞線から直通の犬山線急行は、平日朝のみの運転ですが、現行ダイヤではすべて名古屋市営地下鉄所属車の運用です。

 

名鉄5007 柏森~扶桑間 20200228①

名鉄電車5000系ク5007の東岡崎行き急行

8両編成の急行です。手前4両は2009年に導入された4両固定編成で、電装品や冷房装置は1000系“パノラマスーパー1004F(1988年導入)の廃車発生品を流用しています。

 

名鉄5011 柏森~扶桑間 20200228①

名鉄電車5000系ク5011の内海行き快速急行

8両編成の快速急行です。手前4両は2009年に導入された4両固定編成で、電装品や冷房装置は1000系“パノラマスーパー1018F(1994年導入)の廃車発生品を流用しています。

 

名鉄6918 扶桑~柏森間 20200228③

名鉄電車6800系モ6919の犬山経由名鉄岐阜行き急行

6両編成の急行です。6800系6000系を界磁添加励磁制御として回生ブレーキ車とした車両で1987年から1992年にかけて2両固定編成39編成が導入されました。1988年までに導入された車両は、1984年から導入された6500系同様、前面がいわゆる“鉄仮面”でしたが、1989年以降導入の車両は前面窓が拡大され、側窓も1つずつ独立した1段上昇窓から一部下降式開閉可能な連続型となり、前面・側面ともすっきりした感じになりました(同時期導入の6500系も同様)。手前2両(後ろ2両は6500系です)は1989年導入の編成です。

この時期に導入された6800系6500系によって、それまで名鉄電車の名古屋界隈でも多数見られたつりかけ駆動・半鋼製車体の旧型車が駆逐されました。

 

名市交3854 扶桑~柏森間 20200228②

名古屋市交通局3050形3854の犬山行き急行

1993年に導入された6両固定編成です。

3050形名古屋市営地下鉄鶴舞線全線開業・名鉄電車犬山線相互直通開始と6両編成化による所要増のために10編成導入されました(1編成は3000形2両を中間に組込み)が、N3000形の増備によって、3000形を中間に組み込んでいた3159Hが2019年に編成全車廃車となっています。

 

名市交3154&N3105 柏森~扶桑間 20200228④

名古屋市交通局N3000形N3105の豊田市行き普通

名古屋市交通局N3000形N3805の反対側です。

 

 

 

枚数が多いので、これ以降は次回に…