読売テレビの特別解説委員が、「自浄能力があるはずです。第三者委員会で調べてもらう前に、(フジテレビ内の)報道に調べてもらったらどうなんですか」と語った。

 ここまでくると、言うことは無い。

 アナウンサーや記者が、自分の会社の解説委員やコメンテーターになることには、私は反対である。理由は、職種(仕事内容)が異なるからだ。解説委員やコメンテーターの仕事には、専門性と幅広い知識、そして客観的思考力と判断力が必要であり、社会に対する責任も生じる。会社で長年働いたご褒美、天下り先にしてはいけない。

 フジテレビの小室瑛莉子アナウンサーが、「(SNS上に)全くの憶測が広がっていて悔しい気持ちでいっぱいです」と情報番組内で語った。

 この言葉は国民に対してではなく、守秘義務以外のことまで隠そうとしている自分の会社の社長に面と向かって訴える言葉であろう。まるで国民が悪いかのような責任転嫁をしてはいけない。さらに言えば、自分が現場にいて、見てきたこと、見ていないことを、包み隠さず番組内で正直に語ってほしい。

 フジテレビの女子アナウンサー達は、まずは自分でできる正しい行動をやってみよう。結果的に不適切な会社を守ることになるような隠ぺい工作(知っている事実でも会社に不利なことは公言しないなど)をしてはいけない。

 兵庫県知事の疑惑を追及した百条委員会の委員が一昨日自殺した。

 斎藤知事に関わった人が亡くなったのは、これで3人となった。異常な状況である。少なくとも、彼が中央からやってこなければ、亡くなる人は一人もでなかった。

 死亡した人の奪われた人生、残された妻や子供たちの気持ちや人生を考えると、非常に悲しい。原因となった斎藤知事が何事もなく普通に仕事をしていることに、強烈な違和感を覚える。どこかがおかしい。

 誰かが何らかの責任を取り、その責任者か県が(遺族が困らないように)補償をし、しくみやルール、法律の何かを変える必要があるだろう。このままやり過ごすような事案ではない。

 フジテレビのアナウンサーたちは、今回の問題について番組内で泣いたりきちんと調査をしてもらいたいと言ったりなどと言っているが、そうではなく、まずはアナウンサー室にいて自分が見てきたこと、聞いてきたこと、被害者女性から相談されてきたことなどについて、(被害者女性が公表してほしくないと思うこと以外のことについて)黙認したり忖度したりせずに知っている事実を正直に番組などで言うことが重要であり、それが解決や局の改善につながるのである。フジテレビアナウンサーは、示談書とは関係ない立場であろう。

 事実であれば、上層部も誰も文句を言えないだろうし、上層部が圧力をかけてきたらそれも公表すればよい。そうすることで、まともな会社に改善していけるのである。番組内で、関係ないようなふりをして泣いて見せても意味がない。口をつぐんで会社の不正をかばっていてもプラスにならない(自分の身分は守れるかもしれないが)。

 被害者女性は退社までして今も心身ともに苦しんでいる。自分たちもある意味被害者として、身分を賭す覚悟で、堂々と事実を口にするべきであろう。忖度はもう終わり。行動を伴わない涙や言葉だけでは、嘘くさく見えてしまう。

 フジテレビ社長会見が行われた。初めに社長が起立して謝罪していたが、スーツのボタンがかけられておらず、前が全開のまま頭を下げていた。初めて見る光景で驚いた。様々な点で、未熟な人なんだなあという印象を受けた。

 会見後、初めての「めざまし8」をみた(翌週月曜日)。

 司会者は、女性局員の接待アテンドについて、30年間フジテレビと関わっているがそういうことは1度もなかったと強調していた。フジテレビも、人を見てやるに決まっているだろう。

 コメンテーターの橋下弁護士は、第三者委員会にフジテレビ側の人間を入れることについて賛成の立場を繰り返し述べていた。調査される側の人間(ブレーキ役、調査の流れを自分側に誘導する役)を入れてはいけないだろう。彼は、「フジテレビが報道機関であり、公共性があることを考えれば、踏み込んだ調査が必要だった」ともいうが、弁護士も入れて自分たちなりに調査をしてきた結果が今なのである。何も明らかになっていないし、よいと思ってやっていたという自己弁護ばかりの結果である。外部の者のみによる第三者委員会でないとこうなることは自明の理である。

 トヨタ自動車など、大きな会社がフジテレビの番組のCMから次々に撤退していることも報道しなかった。 今日の「めざまし8」は、まさしく自己弁護番組そのものに見えた。フジテレビが改善する日はやって来るのだろうか。

 

 テレビ局は、コメンテーターや司会者は的外れなことを言って適度に国民をあおれる口達者な人であれば、お笑い芸人でも弁護士でも自称社会学者でも誰でもよいという姿勢である。社会に大きな影響のある問題については(例えば今回のようなテレビ業界全体の体質改善への動きや、ウクライナ戦争の終わり方などについて)、他人の様々な意見を聞いても「そういうこともあるかもしれせんが、ぼくはこう思います」と決め顔で言い続けて議論にならない人、絶対に自分の考えを変えないような人を呼ばないほうが、当該の改革や社会の将来にとってよいと思う。彼は自分の立場のこと(いつでも自分が正しいという存在であり続けること)しか考えていない。これは重要なことなので、テレビ局は大きくて重要な問題についての番組内での出演者の選択を熟慮してもらいたい。意図的にやっているテレビ局に言うのもおかしなことだが・・・。

 フジテレビ元アナウンサーの菊間氏が、社長の記者会見を受け、テレビ番組内で「アナウンサーのOGとしては、誰かと食事に行ったことでレギュラーを獲るとかね…そんな仕事じゃないですよ、アナウンサーって。やっぱり皆さん、一生懸命努力してアナウンス技術磨いて、取材先の信頼を勝ち得て、視聴者の方々の支持を受けながらすべてのアナウンサーは画面に出て活動しているわけだから。だから、そこを何か変に今誤解している風潮が凄く嫌だなと思うのと、アナウンサーの皆さんはそこはもう真摯に仕事に向き合っていただいて、自信を持って画面に出ていてほしいなと思います」と話した。

「誰かと食事に行ったことでレギュラーを獲るとかね…そんな仕事じゃないですよ」というが、こんなことは誰も言っていないし、思ってもいないだろう。今言われているのは、芸能人や事務所のお偉いさんたちの接待にフジテレビの女子アナが接待役のアテンドとして駆り出されていたのではないか、時には性の上納としてセッティングされたのではないか、ということである(被害者になっていたのではないか)。「レギュラーを取るために・・・」など初耳である。むしろ逆で、局アナは食事などに行かなくてもレギュラーの仕事をさせられるのだろうと世間は思っているし、仕事の性質上そうであろう。佐野アナでさえ大切な土曜日朝のレギュラー司会をしていた。以前菊間氏はまさにそのフジテレビアナウンサー室に在籍していたのだから、接待に出席するよう上司から言われたことがあるかないか、同僚が言われたことがあるかないかについて、自分の知っている点についてはっきりと正直に言えばよかった。

 彼女はなぜ論点をずらそうとしたり、自分の知っていることを言わずに(自分が知っている範囲では接待命令があったかなかったか)隠そうとしたりしながら、逆切れしたのだろうか。ごまかしと自己弁護(責任逃れ)は、今、当事者(フジテレビ関係者)が最もやってはいけないことだと、弁護士になってもわからないのだろうか。フジテレビの体質が骨の髄までしみ込んでいるのかと、残念に感じた。少なくとも、一般人の感覚や思いとは異なっている。

 現在のフジテレビの女子アナたちは、本当に会社を改革したい、普通の会社になってもらいたいと思うのであれば、黙認せずに団結して公表する行動に出たほうがよい(加害者である幹部や加害者がいる第三者委員会に訴えてももみ消されるだけだから)。退社は嫌だろうが、その覚悟で腐った会社に立ち向かってもらいたい。今、トヨタやNTT東日本、アフラック、明治安田生命などもフジテレビから撤退している。女子アナたちが立ち上がっても、結果的に退社にならず、後々会社の救世主として尊敬される。菊間氏は「自信をもって・・・」というが、このまま後ろめたい気持ちで(不適切行為を黙認し続けても)自信など持てないだろう。

 話しは逸れるが、弁護士になってから菊間氏の態度が悪く(言い方や振る舞いがぞんざいに)なったように感じる。自分に能力があるように(あるいは強く正しく)見せたい人がとるハッタリ行動なのだが、それぐらいのことには気づいてほしい。「実ほど 頭を垂れる 稲穂かな」である。どうしても能力があるように見せたいのであれば、あえて逆の「謙虚なふるまい」をしたほうがよいだろう。

 

〈追記〉後で菊間氏について詳しく調べてみたら、現在フジテレビの顧問弁護士だった。上の記事が無駄になってしまった。

 TBSは、中居氏問題について、ニュースや情報番組において「報じるべき事実があればお伝えしてまいります」とコメントしているが、各テレビ局はこの問題をずっと報道せずにスルーしてきたサポートメンバーである。

 不適切な会社が判断する「報じるべき」の中身は、到底適切だとは思えない。「自分たちに火の粉が降りかからないような無難な事実だけを、お伝えしてまいります」というと、個人的にはとても納得でき、信用もできる。いまさらテレビ局が正義感ぶっても国民からは見透かされており、マイナスにしかならない。

 国民は、もうテレビ局の言葉を信じておらず、行動だけを見ている。

 フジテレビ社長が口にしていた、「極めてセンシティブな内容」とは、「強姦(ごうかん)」のことなのだろうか。

「強姦」を「極めて」と表現してしまえば、それ以上のこと(例えば薬を打って弱らせたなど)を表現できなくなる。

「極めて」の内容は、実刑相当の犯罪行為に関わることだろう。無かったことや内緒にして先に進むようなことではない。

 やはり、示談書の書き換えが必要となる。

 フジテレビ社長の会見が行われた。

 まとめると、自分たちは被害者女性を最優先に考え、適切に対応してきた(だから悪くない)。あとは、妨害役のフジテレビ社員を入れた第三者委員会(外部弁護士も3人以上入れる)の調査に任せるというものだった。

 自己弁護し終始し、この期に及んで完全な第三者の委員会による調査を拒否した。命(会社の存続)に代えても反省しない態度のフジテレビに、改善する見込みは100%ない。

 今日のフジテレビ社長の会見で社長の覚悟を聞き、フジテレビは一度解体するしかないないと感じた(局アナは廃止し、報道部門をやめ、バラエティ・ドラマの専門チャンネルとして再出発)。

 今日のフジテレビ社長の会見は、各テレビ局やラジオ局、大手新聞社のみの参加で、中継も配信も禁止の密室状態で行われる。

 各テレビ局は、当初フジテレビに関する報道を拒否し、サポートしてきたフジテレビの仲間たちだ。現在でも出演しているコメンテーターや司会者にコメントを一切言わせない徹底ぶりである。ラジオ局も新聞社もテレビ局も同じ系列会社である。身内が集まり密室で茶番劇をやってみせて、何の意味があるのだろうか。メディア業界の大手は、世間を完全にバカにしている。