あなたは料理が好きですか?
好き。
どちらかと言えば好き。
どちらかと言えば好きじゃない。
好きじゃない。
色々あるかと思います。
私はと言いますと、
ずっと「料理が好き」と思って
この年まで生きてきました。
でも、本当の本当の私は
そうじゃなかったのかもしれない!
と気づいてしまった、というお話です。
「自分は料理が好きだ」という感覚は
小学生の頃から持っていました。
レシピ本を読むのは大好きだし
実際に作ってみるの好き。
三人の子育てをしながら働く
忙しい母に代わって、
小学校高学年の頃からは
夜ごはんを私が作る、ということも
していました。
なので調理実習をすれば
周りの子より包丁使いも上手いし、
授業で「献立を考えよ」と言われれば
レパートリーも多かった。
ゆえに「私は料理が好きなのだ」と
思い込んでいた。
ところが。
最近、気づいてしまったのです。
/
私、料理、好きじゃないかもー!
\
と。
たまにするなら
楽しいかもしれないけれど、
毎日するのは
本当はイヤだったし、
何を作ろうかを考えたり
何を作ろうかを考えたり
買い出しに行ったり、
効率よく作るには
どの手順がいいかを考えながら動いたり。
料理をする一連の作業が
全部好きじゃなかったんだな。
一年365日。
朝ごはんだけでも365回。
夜ごはんを足したら
365×2で730回。
お昼ごはんを足したらさらに増える。
もちろん
外食や中食の日もあるから
そこまでにはないにせよ、
結構な回数の料理。そして片づけ。
「好き」だから料理する、のではなくて
やらなきゃならないから料理する、
という立場になり
そんな風になるのも
仕方がないかなーとも思います。
もっとも
料理はそんなに好きじゃないとはいえ
「美味しいものを食べるのは好き」であり、
「美味しいものじゃなきゃ
食べたくない(!?)」タチなので
総合的に判断して
変わらず料理はしていますけれど。
この土日はどうしても
食べたくなったものがあり
ものすごーーく久しぶりに
早い時間からキッチンに立ちました。
調理しながら
「ああ、料理好きって思って生きてきたけど
違ったんだな!」と思った次第です。
って、ごめんなさい!
長くなりましたが
何を言いたいのかといいますと、
「私はこれが好き」とか
「私はこういう人だ」と
思っていることの中にも、
実はそうじゃなかったということが
あるかもしれませんよ?
ということです。
そう思っている(決めている)のは
他ならぬ自分自身だから。
それが良いとか悪いというのではなくて
問題なければそのままでいいし、
「私はこれが好き」と思っていたけれど
実はそれが苦しさの元にもなっているならば、
好きを変えることもできる。
例えば私のケースでいうと
「私は料理が好きな人だから」
という理由で、
「料理したくないなー」とか
「主婦なのに料理が面倒」と思う自分を
認めたくなくて、苦しいなあと
思うことがありました。
けれど「料理はそんなに好きじゃなかった」
と気づいて、それを受け入れたら
すごく気がラクになったんですね。
なんなら
そんなに好きじゃないことも
毎日続けている自分、
頑張ってるじゃんと
セルフ勇気づけも出来てしまう。
何かヒントになることがあるかもと思い
今回はこのネタを書いてみました。
料理と私の関係については
色々根深いものがあり(笑)、
いつも言われてイヤだった
夫からの言葉とその背景に
あるものに気づいたら
目からウロコだったこともあります。
これ、書くと長くなるので
また別の機会にしますー。
最後に見ていただきたいのはこちら↓
はい、餃子ですね。
普通の餃子ですが、
皮から作りました。夫が。笑
16年の結婚生活の中でも
料理はほとんどしない派だった夫でしたが
うどん・そば作りから粉ものの楽しさに
目覚めたらしく、
「餃子の皮を買ってきてほしい」と頼んだら
こうなったという次第です。
(いや、驚きましたよ、妻は。笑)
手作り皮の餃子、モッチリしていて
美味しくいただきました。
ああ、人は何歳からでも
変われるし、変わっていいし、
それって楽しいことだと思うのでした。