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野生農園日誌

自然農法の農園「野生農園ザ☆ばん」の日々の記録
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ご安心下さい。相変わらずひっそり活動しているので、当局から睨まれることはありません。

 

6月はもう遠い過去の話になってしまいましたが、最近は夜になるとすっかり眠くなって意識を失ってしまうため、全くブログが書けませんでした。
そんなわけでようやく6月の報告です。

5月にまいたスイカ、中にはウリハムシにやられたりして亡くなった方もいますが、生き残った株がだんだん大きくなってきました。ビニールマルチをした畝では発芽したスイカの7~8割が順調に成長。
ところが、ビニールマルチをしなかった畝のスイカは発芽しても殆ど育たないまま、いつの間にか消えてしまいました。
数年前、ビニールマルチ導入する前は、多くがソフトボール大の長小玉だったとはいえ、一応育ってはいたのですが、野生農園のスイカはビニールマルチ依存体質になってしまったようです。
スイカは毎年自家採種しているのですが、大きめの実を選別しているので、殆どがビニールマルチを使った畝で育った実の種になっています。
無肥料栽培で種を採って代を重ねると、肥料無しでもよく育つ野菜になると言われますが、ここ数年の選抜育種の結果、肥料はいらないけどビニールマルチは必要とするスイカになってしまったのかもしれません。
それとも、マルチを敷いたスイカの方に期待していることをマルチ無しのスイカが察し、絶望してしまったのでしょうか。

植物に声をかけるとよく育つという人がいますが、アラブ首長国連邦のイケアが、学校でこんな実験をしたそうです。
Bully A Plant
学校に植物を二つ置き、ひとつには録音した罵倒の言葉を聞かせ続ける、もうひとつには録音した誉め言葉をきかせつづけ
もちろん、たった2つのサンプルでは何も言えませんし、ひとつの植物が枯れたことには他の原因があると考える方が自然です。
こんなのは科学実験でも何でもありません。
それに、仮にたくさんのサンプルで実験して相関関係があると示されたところで、因果関係は証明できません。

だけど、植物に感情があるとか、人間の言葉を認識しているとか、面白い仮説だと思います。どうせこの世界は全てが仮説。
そんな仮説を馬鹿げていると頭から否定するより、もしかしたらそんなこともあるかもねくらいに思っておいた方が、楽しく過ごせるんじゃないかと思います。

それにしても酷い言葉を浴びせられて枯れてしまった植物は気の毒過ぎますね。
いつか言葉と植物の成長の間の因果関係が証明されたら、この非人道的な実験が批判される日が来るのかもしれません。

今年もまたおかしな気象で、スイカ以外の野菜にも色々なことが起きます。
今年は苗屋さんに注文してもなかなかサツマイモの苗が入ってきません。
病気が流行ったとか、その影響で生産者が生産をやめてしまったとかで、苗が減っているようです。
それに加えて迫りくる食糧危機に怯えてイモを栽培する人も増えているのかもしれません。
でも、去年のサツマイモを窓辺に置いた水槽の水につけたり、プランターに植えたりして自分でも苗を作っていたので、まず6月上旬にそれを植え付けました。


そして、中旬に注文していたイモが届いたので定植。
最後に畑に埋めたサツマイモからもツルが伸びてきたので、梅雨が終わる前には植えようと思っていたのですが…。
6月中旬までは梅雨らしく、雨が続いていたのですが、いきなり梅雨が明けそうに!
慌てて、まだ長さの足りないものも切って植えたのですが、その二日後にこの季節としては異常な猛暑日が到来。
この時期に慌てて植え付けたイモは半分くらい枯れてしまいました。
その他にも、梅雨明け直前に植えた苗がいくつかお亡くなりに。

そして、6月はニンニク、ジャガイモを収穫。
ニンニクは全般的に不作。でも、ビニールマルチを使わない畝では過去最大クラスのニンニクを収穫。

畝にブタクサやキクイモの茎を敷いた上に土を被せ、超高畝にした畝で育てたことが功を奏したようです。
ジャガイモは従来の方式で植えた所は、よく出来ていたのですが、「1.5倍の収量!」という触れ込みの新方式を試した所は、発芽率が非常に悪くて収量0.5倍以下に。
新方式でも発芽してくれたイモは、まあまあの出来だったので、1.5倍は嘘ではないのでしょうけれど、野生農園の畑には合わないようなので、もう二度とやりません。

新しく始めた「野生楽園」畑の報告もしようと思ったのですが、時間切れのため、また明日(か明後日か明々後日)!

先月は国産竹パルプを使った、森を壊さない紙に、サツマイモをスタンプして作る造幣ワークショップで、楽園コミュニティ通貨「ボックル」を作りました。

真相は不明ですが、ケネディ、カダフィ…中央銀行による支配の構造を変えようとした人は消される等と、まことしやかに噂されています。でも、係長補佐は中央銀行から鼻で笑われるだけでしょう。

 

さて、今月の野生楽園の予定は以下の通りです。天候などにより、変更の可能性もあります。
ご興味のある方は、プロフィール欄の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

5(日)オクラの種まき、キュウリ苗植え、柵の補強、大豆畑準備

13日(月) 大豆畑準備、庭と小屋の不用品整理、ミニトマト・ナス苗植え

18日(土) 大豆種まき、サツマ苗植え、妄想会議、飲み会

27日(月) 小屋掃除、不用品整理、草刈り

今月も3日遅れで5月の報告。
気候がおかしな今日この頃ですが、今年の5月はしょっちゅう雨が降り、梅雨みたいな天気でした。

 

そもそも今期のニンニクは購入した種ニンニクの発芽率が悪かったことで、相当収穫量が落ちることは覚悟していたのですが、それに加えて収穫前の時期が雨続きだったためか、一部には珍しく根腐れ病のような病気も発現。収穫は例年の半分以下に落ち込むかもしれません。一方で、進歩もありました。これまではビニールマルチ無しの畝で育てたニンニクは、大きくなってもせいぜい小さめのMサイズだったのですが、今年は畝の下に枯れたキクイモの茎などを埋め込んだ成果か、ビニールマルチ無しでも一部かなり大きく育っています。掘ってみるまで分かりませんが、いよいよ明日収穫です。

そして、毎年苦戦している食用ホオズキ。早く植えすぎると夏の暑さで実が入らず、遅く植えすぎると冬の寒さで枯れてしまう気難しい子でした。一昨年、カリスマ農家さんの所にあった、小さいけれど寒さに強い食用ホオズキを頂き、それを撒いてみたところちゃんと熟してくれたので、今年はそれを量産しようと意気込んでおりました。

しかし、4月にまいた種は早すぎたのか全然出てきません。そこで5月にもう一度挑戦しようと封筒に入れた種をポケットに入れてました。しかし、その日は種がまけず、以下のような悲劇が…。

食用ホオズキの種は以前も悲劇に見舞われた受難の実です。
今年もお世話になりました | 野生農園日誌 (ameblo.jp)
そして、今年も更なる悲劇が!

なぜ食用ホオズキばかりが悲劇に見舞われるのかは判明していませんが、明らかになり次第報告致します。

5月は、先月から始めた「野生楽園(仮)プロジェクト」の方も進展がありました。

獣除け兼ドッグランの整備が進行中です。

6月も色々整備を進める予定ですが、こちらについては稿を改めます。
この前来たばかりだと思っていたアーナック係長も、先月で6歳。

人間でいえば中年に差し掛かる歳ですが、そのせいかどうか、このところ寝ている時間が増えました。
ちょうど友人と夢の話をした直後にyoutuberのニコラス・ユウジさんの動画を観て、ちょっと夢というものが気になっています。
夢の段階

とても怪しい話なので、あまり真面目に読まないでほしいのですが、夢が人類の集合的無意識から引っ張り出したものだというのは面白い解釈です。もしこの解釈が本当だとしたら、動物も夢を見ているようなので、集合的無意識を共有しているかもしれません。シートン動物記の中の愛犬ハンクという物語に、犬の夢を見る方法が書いてあった記憶があったので調べてみました。犬に赤いハンカチを被せた後、自分でそのハンカチを被ってみると、犬が見た夢が見られるそうです。物語の中では主人公がインディアンのまじない師から聞いたという設定になっていますが、シートンは当時の白人としては珍しくインディアンの文化に畏敬の念を持っており、インディアンの古老達を訪ねて聞いた話を元に「レッドマンの心」という本も書いています。そんなわけで、この方法もきっとデタラメではないはずです。
だけど家には赤いハンカチがありません。みかん等を入れる赤いネットがあったので代わりに被せてみましたが、すぐに気付かれて起きられてしまいました。もっと軽く、ふぁさっとかけられる布じゃないと難しそうですし、ネットでは穴が大きくて夢が逃げてしまいそうです。マスクが感染を防ぐか否かという論争で、否定派の「ウイルスよりマスクの穴の方が大きいから無意味」という主張に対し、肯定派は分子間力を根拠にマスクがウイルスをくっつけるんだと反論してましたが、ネットに夢を吸着する効果があるかどうかは論争にならないでしょうね。果たして夢は分子なのでしょうか?

もし犬の夢を見ることに成功したら、また報告します。

4月も暑くなったり寒くなったりの繰り返しでした。
そんな中でも日々緑は濃くなり、夏が近付いています。草刈りに種まきに畝の立て直し…やることがいっぱいです。
時間に追われて農作業をするのは未来に作物を得るためですが、未来はその瞬間になれば現在で、常に自分の頭の中にしかない幻想です。
アマゾンの少数民族、ピダハンの言語には時制がなく、過去や未来という概念自体存在しないそうです。
彼らに抽象的な概念は存在しないので、神も創世記もなく、葬式や結婚式などの儀式もありません。
精霊は存在しますが、それは精霊が彼らにとって抽象的な概念ではなく、実際に見えているからでしょう。
ピダハンも原始的な農業はしているので、何か月か先のことを見据えても行動している筈ですし、人間に限らず、動物や鳥もある程度先を予想して動いているように見えるので、時間の感覚の有無と、概念がないのはまた別なのかもしれません。

とは言え、狩猟採集から農耕に依存した暮らしを送るようになったことで、人間はより強く時間に縛られるようになったのでしょう。オーストラリアのアボリジニも元々は狩猟採集民で、独自の宇宙観や神話は持っていますが、現在から未来に流れるという時間の概念はなく、ボルネオで移動生活をしていた狩猟採集民プナン族と暮らした友人も、プナンは「将来何かになる」という概念を理解しなかったと言っていました。

前置きが長くなりましたが、時間に追われるとろくなことがありません。
3月に植えたジャガイモ、新方式で植えたものの多くがネズミに齧られていたことを先月書きましたが、その後、マルチの下で腐ってブヨブヨになってしまったものも多く出ました。とにかく発芽率が低く、一か月以上経っても発芽率一割以下の畝もあります。


もう何年もジャガイモを植えてきたので、植える時に特に調べることもないのですが、なぜ新しいやり方を試したかというと、今年は食糧危機に備えて多めに植え付けておこうと、他の人がどこまで密に植えているかを検索してみたのです。
そこでたまたまみつけたのが、種イモを埋めずにビニールマルチを被せるという先月の記事。
何度か収穫倍増!とかいう方法を試してみて失敗したことがあるので、新しいやり方を試す時は一部だけにしているのですが、書いたのが有名な先生だったこと、植え付けの時間がなくて焦っていたことから、労力の少なそうなこの手法に飛びつき、種芋の半分以上をこの新方式で植えてしまいました。

この記事が嘘だということではありません。畝によっては8割くらい発芽しているし、発芽後は元気に育ってるので、これで上手くいくことも多いのでしょう。しかし、植え付けのタイミング、植え付け前後の気候、種芋を齧る存在の有無等、様々な条件で成否が変わってくるのだと思います。
どこかで上手くいったやり方が、別の場所で上手くいくとは限らないのが農業。ついでに、誰かの言ったことを簡単に信じないというメディアリテラシー。今起きていることを考えてみても、戦争なんて西だろうが東だろうが嘘だらけなので、どっちか一方を全面的に信じるのは危険です。

ジャガイモでは、その原則を忘れていたことが敗因ですね。
もしかしたら、まだこれから発芽し、まさかの収量1.5倍になるのかもしれないので、望みは最後まで捨てずにいますが。。

ニンニクは元気に生育中です。下に菊芋の茎や竹を敷いて土を被せる方式は今の所あたってたみたいで、マルチ無しで育てた畝でも一部Lサイズに育ちそうなものが出てきてます。

ところで、野生農園ザ☆ばんは、今年度新たに体験農園事業、野生楽園(仮)を始めます。

まだ準備段階ですが、随時お知らせしていきますので、よろしくお願いします!