野生農園日誌

野生農園日誌

自然農法の農園「野生農園ザ☆ばん」の日々の記録
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5月末、およそ3日間に渡って謎のジンマシンに苦しみながら、ニンニクを収穫している間に時は流れ去り、6月になっていました。

というわけで、5月の報告です。

例年だとニンニクの収穫は6月上旬ですが、今年は大部分を5月末に収穫。
ニンニク虫の被害を乗り越えた頃の様子だと、もっと大きくなりそうだったのが後半伸び悩み、あっという間に枯れてしまったので早めに収穫。
小ぶりなものが多く、Lサイズに育ったものは殆どありません。
今年は種ニンニクをLサイズにしたので、去年より大きくなる筈だったんですが…。
天候不順のせいでしょうか?
しかし、一畝だけやたらと元気で太く育っていた畝があり、ここはいつも通り5月末にはまだ葉っぱが青々していたので、天候のせいというわけでもなさそうです。
この畝だけは収穫を遅らせることにしましたが、一部枯れている株を抜き取りで収穫。突出して大きなニンニクが多く、一畝に限定すると過去最高のLサイズ率です。


ニンニクの前作は何も作らずに草ボーボーにしていた場所で、畝幅は約1mと、他の畝よりやや狭め。
でも、その隣の畝も同じやり方で栽培し、生えている雑草の種類等も変わりませんでしたが、あまり出来はよくありませんでした。
一体この違いが何なのか謎ですが、秋にはこの出来のよかった畝と同じように、草ボーボーだった所に種ニンニクを植えて検証してみます。
ニンニク道は奥が深いです。

さて、野生農園ではたくさんの種類を育てると手が回らないので、最近は野菜の種類を絞ってきていました。
しかし、昨年の長雨でスイカが大打撃、カボチャは壊滅という惨状を受け、今年は野菜の種類を増やすことにしました。
何も収穫できないと悲しいので、種類を増やせば天候不順でも何か生き残ってくれるだろうという安易な考えからです。
たとえば同じナス科でも、乾燥を好むトマトは日照りに強く、水を好むナスは長雨に強いと言われています(もちろん程度によりますが)。
でも、作物の管理は種類によって全然違うので、種類を増やせばそれだけやることも増え、手間もかかります。
多品種では係長補佐の旧式の頭脳で処理しきれないから品種を絞ってきたのに、大丈夫なのでしょうか?

今の所、次々と不測の事態に見舞われ、対応しきれずにいます。夏野菜はしょっぱなから前途多難です。

そんな中でもキクイモだけは相変わらず何もしないでも元気に育ってます。
掘り残したイモから発芽したので、植えることすらしていません。
いざとなったら、皆さんもキクイモを植えましょう。何かが起きても餓死せずに済むかもしれません。

 

ちなみに係長も元気です。

ジャガイモも元気に育ってますが、ビニールマルチを張った畝では、5月中旬の雨が降り続いた時に何本か突然枯死してしまいました。


一方、ビニールの代りに草を敷いた畝のイモは、株の大きさは断然小さいのですが、枯れることなく健やかに育っています。
ビニールマルチだけに頼らず、色々な手法を続けてリスク分散してみます。
このジャガイモは今年もポテトチップスに加工する予定ですが、ポテチに使用しているのはパレスチナ産、フェアトレードのオリーブオイル。
パレスチナのガザ地区では先月イスラエルの空爆を受け、243人の死者が出ました。イスラエル側にもハマスの攻撃で12人の死者が出ています。
富と権力を持ったどなたかが、誰かの土地や資源を奪ったり、裏で対立を煽ったりしているこの世界。
私が自然農法で農業なんか始めた理由のひとつは、こんな世界の仕組みから抜け出したかったから。
でも前世、私がハエだった時ですら、人間の食物を食べることで、人間の作った世界の仕組みとつながっていました。前世の私の活躍を描いた漫画を再掲します。

服を着て、食い物買って、車に乗って、スマホやPCを使って生きてる人間は、どこかの国で起きている戦争とも、環境破壊とも強制労働とも全く無縁ではいられません。
せめて、自分の消費するものがどこから来るのかを意識して、不平等な仕組みの犠牲になった誰かを支援出来る時にはしていきたいものです。
そんなわけで係長補佐は今日も、富と権力を獲得するために精進しています。

ところで前回のマンガで、補佐はマスクの同調圧力に抵抗し、全裸になって警察に追われていました。
to be continuedと描いてしまったので、最後にその続き。

 前回マスクの話から、下着が生殖器を保護するために作られたのか、恥という概念が生まれたからなのかという疑問にぶち当たりましたが、パプアニューギニアの先住民、ダニ族のコテカはデリケートな金玉丸出しです。これは、どこかにぶつけたりしたらと思うと、恥ずかしさ以上に怖さがありますね。慣れれば平気なんでしょうか。
 ところで、マスクをすると呼吸が浅くなって免疫力が落ちる等という話もありますが、いつも目出し帽のサパティスタの皆さんは大丈夫なんでしょうか?・・・と、よく見るとマルコス副司令官はパイプを吸ってて、ちゃんと空気穴は開いていたようです。
 穴の開いてないマスクを装着している皆さん、つけっぱなしでは体内に熱がこもってしまうので、これからの季節は熱中症に気を付けて下さい。

 新緑は日に日に濃さを増し、山々は瞬く間に初夏の色になってしまいました。
 年頭に購入した係長補佐の中古PCは、補佐の思考の速度に追いつくことが出来なかったため、4月の報告も遅れてしまいました。

 さて、春と言えば種まき。
 野生農園の作物は大体直播きですが、ミニトマト、トウガラシなど、直播きで発芽しにくい何種類かはポットに種を蒔いて苗を作ります。
毎年自家採種しているミニトマトは放っておいても発芽する種もいるくらいなので、保存も適当で大丈夫かなと思い、今年は冷蔵庫に入れずに雨だけ避けて外で保存していました。しかし、ガンガン日に当たり、温度変化が激しい環境は土の下とは全然違います。種はお亡くなりになっていたようで、いつまで経っても芽が出てきません。慌てて冷蔵庫に眠っていた一昨年の古種を蒔きなおし、5月頭になって、ようやく発芽したところです。
 そして、トウガラシ(タカノツメ)は室内にぶら下げていたものから種取り。

 トウガラシを触った後は必ず手を洗いましょう。トウガラシの種は温度が上がらないとなかなか発芽しないので、体温で発芽させようとポケットに入れていたところ、気が付くと種から芽がにゅるにゅる伸びていました。

 ニンニクはニンニク虫の被害も治まり、順調に生育中。今年はビニールマルチを敷かなかった畝でも健闘。
 今年もたまたま畑にいた革命家のおじさん(この季節によく畑に出現する人です)に、ニンニクの横に立ってもらって比較。ビニールマルチを敷いた中の最大級のニンニクには適いませんが、頑張ってます。去年のビニールマルチ無しの畝では半分くらい虫に食われ、最終的にSSサイズしか出来ませんでしたが、今年は3割くらいはMサイズまでいきそうです。大粒の種ニンニクを使ったことか、分厚く草マルチを敷いたことが、功を奏したのでしょうか。

 野生農園ザ☆ばんは、究極何もしなくても作物が野生化して勝手に育つ農園を目指していますが、少しずつそれに近付いてきたかもしれません。
 6~7年前に植えたり、実を埋めたりしたのに消えてしまったクサイチゴ(野イチゴの1種)が、勝手にたくさん生えてきました。
そして掘り残しのキクイモからたくさん芽が出て、収拾がつかなくなってしまいました。
更に、蒔いた覚えのないエンドウも。

 さて、世間では相変わらずマンボーだ緊急事態だと騒いでいるようですね。
 前にも書きましたが、この病気が怖いというのも怖くないというのも、マスクに効果があるというのも、逆効果だというのも、それぞれ一種の信仰です。どちらの信仰を補強する学説もデータも、探せば色々出てきて何が何やら分からなくなりますが、様々な情報を吟味して、自分が信用出来ると思った方を信じればいいし、信じ込まずに幾らでも見解を変えればよいと思います。
 微生物との共生によって多様な命が織りなされる自然農法の世界観では、マスクや除菌で過度に微生物を排除することには違和感がありますし、個人的にはそれを強制しようとする流れには奇妙で危険なものを感じるので、出来る限りマスクは外しています。とは言え、宗教の違う人の信仰も尊重しないといけないので、明らかに無意味なところでは外し、怖がらせる可能性があるところではつける等、折り合いをつけてやっていこうと思います。
 以下は折り合いをつけられなかった世界線の係長補佐です。

 裸が恥という概念は、近代以降のものでしょうか。日本人も昔は混浴で風呂に入ったりしてましたね。 しかし、裸族と言われる人たちも陰部は隠している民族が多い。 これは恥という概念によるものなのか、デリケートな生殖器官を保護するためのものなのか、果たしてどっちなのでしょう。

3月の報告も一日遅れで、4月1日。
エイプリルフールですが、どうせいつも嘘にまみれたこの世界で、野生農園ザ☆ばんだけは真実をお伝えしていく所存です。

さて、2月中旬から大発生したネギオオアラメハムシ。


こんなに早くに発生して、これから一体どうなるのかと怯えつつ、毎日のように潰しまくって、夢の中でまで潰していました。

おびただしい数の命を奪っているんですが、次第に罪悪感も麻痺してきます。
戦時下の兵士と同じです。戦争って恐ろしいですね。

※地球にやさしい循環型4コマ漫画野生農園日誌は今月も、1コマ目を循環利用しました。

 

3月初旬まで、潰しても潰してもきりなく湧いてきていた虫は、中旬あたりから少し落ち着いてきました。
今年は虫だけでなく、桜も菜の花も、皆早くから咲き始めました。始まりが早ければ終わりもまた早い。
新たに卵から孵る虫もだんだん減ってきたのか、下旬に入るとだんだん被害が収束してきました。


2月には、Lサイズ候補の大きなニンニクも激しいダメージを受けて大ピンチでしたが、その後Lサイズ候補生は大部分が復活。

被害が出始めた頃、大きなニンニクも食い尽くす怪物ハイパーネギオオアラメハムシが育ってしまったのではないかと危惧していました。

4コマ漫画が少年ジャンプ連載であれば、強力になったハイパーネギ王を倒すために、係長補佐も努力して必殺技を編み出し、更に激しいバトルを繰り広げていたことでしょう。でも、現実の自然は補佐にも厳しいだけでなく、時に優しいのです。大きく元気に育ったニンニクには抵抗力がついてきたようで、あまり食べられなくなってきました。

昨年植えつけ時にに取った対策が、「なるべく大玉の種ニンニクを植える」「なるべく早く植えつけて、虫の発生する前に大きくしておく」でした。虫が早めに出たので、まだ軟らかい時には大きめに育ったニンニクも大分食われてしまいましたが、その後復活したことを見ると、対策の方向性は間違ってはいなかったようです。

というわけで、今年も食い尽くされたニンニクの大部分はSサイズ。
まだ油断は出来ませんが、この調子だと全般的には、被害は昨年より若干少なめに収まりそうです。
不思議なのは、隣り合う畝や、同じ畝の中でも、育ちのよい場所と悪い場所があること。
畝の幅、形状、種ニンニクの大きさ…色々仮説は立ててますが、補佐ごときではまだ解明できません。
この違いが何なのか分かるようになったら、きっと補佐もニンニク名人。毎年の虫虐殺もしなくてよくなるのでしょう。
その暁には4コマ漫画も

補佐「今年も大きなニンニクができたねえ」

スイカちゃん「そうですねえ」

係長「わんわん」

スイカちゃん「皆でお茶でも飲みましょう」

といった、ほのぼのとした内容になることでしょう。

すっかり暖かくなってしまい、もう農繁期に入ってしまいます。

ニンニクばかりにかまけていられませんが、係長補佐の頭はまだ冬眠中。

実のところ、生れ落ちてから半世紀近く、ずっと冬眠中なのですが、「春眠、暁を覚えず」でしょうか。このところますます眠くて仕方がありません。夢の中でスイカちゃんに怒られない内に、きちんと目覚めて動き出します。

人気沸騰寸前の野生農園ザ☆ばんのwebショップ、秘密裏にアイテムを増やしております。

昨日の新着はヤーコンチップスにケツメイシ。なかなか人気が沸騰しないので、こちらにもお知らせです。沸騰するのは、もしかしたら明日かもしれないので、お早めにお求め下さい。

 

 

 

もう3月です。もう春です。

2月から暖かくなり、畑の方も動き始めました。
何が動き始めたかというと、いつもアレ。ニンニク虫(ネギオオアラメハムシ)!
もはや早春の風物詩ともなった係長補佐のニンニク虫潰しが始まりました。

古代中国から伝わった二十四節気でいう「啓蟄(冬籠りの虫が這い出る時期)」は現在の暦では3月上旬~中旬。でもやつらは今年、早くも2月中旬から出現!年々早くなってる気がします。
しかも今年は大きいサイズのニンニクにまで、回復出来ない激しいダメージを受けた株がちらほら。
例年、被害はSサイズのものに集中していて、Lサイズの受ける被害はカスリ傷程度なのですが…。
虫の出現が早かったためなのか、スーパーネギオオアラメハムシに進化してしまったのか。

まだまだこれからがネギオオアラメハムシの季節本番なので、補佐は戦々恐々。当分虫殺しの日々を重ね、ますます私は邪悪な人相に変わっていくことでしょう。虫との攻防のお話は、また次回。

 

ところで今年の冬は緊急事態宣言発令騒ぎで、あちこちでイベントも中止になりました。
でも幸い2月は幾つか機会を頂き、マルシェで野菜や加工品を販売してきました。

去年はヤーコンがたくさん出来たのですが、保存しておく場所がなかったので、土に埋めておきました。
ヤーコンは知名度が低いためか、なかなか売れないんですが、にぎやかしに置いておこうと、掘り出してみました。失敗だらけの補佐は、ヤーコン堀り上げに失敗したので、読んだ人があやまちを繰り返さないよう、学習漫画にしてみました。でも、以前係長補佐にあった出来事を知らない人には意味不明な話になってしまいました。そこでひとまず、2018年5月の4コマを再掲します。


そして、ここから今年の話。

振り返れば、毎年同じような失敗を繰り返してますね。
前だけを見て進んできましたが、時には来し方を振り返ってみようと思う今日この頃です。

 

ちなみに、折ったヤーコンはお家で美味しく頂きました。
そして何本かは折れずに掘れたので、販売してきました。

失って初めて気付く新聞の偉大さ。オワコン等と揶揄されて久しい新聞。
でも、新聞は野菜を包んだり、猫のゲーを処理したり、薪ストーブの焚き付けをしたりするのに最適です。新聞紙の原料の約70%は新聞古紙なので、発行部数の割には森林環境への負荷も小さい。
文化面や家庭面などには意外と面白い記事も載ってます。更に、お上が我々を洗脳したい方向性も分かります。

というわけで、真実を伝えてないことはとうの昔に知りつつ、昨年末まで長年購読し続けてきました。

さようなら、そしてありがとう新聞。

今は古新聞の調達先があるので切羽詰まってはいませんが、新聞に替わる野菜を包む何かを考えなくてはいけませんね。