野生農園日誌

野生農園日誌

自然農法の農園「野生農園ザ☆ばん」の日々の記録
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https://www.yaseinouentheban.com/

あっという間に今年も4分の1が過ぎてしまいました。

今年は米国によるベネズエラ侵攻から始まり、うかうかしている内にイスラエル・米国がイランを攻撃し戦争が始まります。

敗戦後、長い間、どこの国で何人殺されようが、何人飢え死にしようが、私を含めたこの国の大半の人達にとっては対岸の火事でした。
しかし、完全に石油に依存した生活が確立した今、石油が入手できなくなれば全てが変わります。
医薬品も農薬も化学肥料も石油製品。戦争に直接巻き込まれなかったにしても、大量の病死者、餓死者が出るのは避けられません。
農薬や肥料を使わないで野菜を育てる私も、作物によってはビニールマルチには結構お世話になってます。そして何より畑まで家から距離があるので、車がなければ歩いて1時間近くかかり、畑に行きだけで腹ペコ。畑まで往復するだけで、生産した作物を食べて得られるカロリーを全部消費しちゃいそうです。
なるようにしかならないし、平和であろうが戦時下であろうが、死ぬときは死ぬだけ。
でもなるべく腹を減らしたくないし、餓死する人は減らしたいので、とにかくイモをいっぱい作っておくことにします。というわけで3月にはジャガイモ植えましたが、ブログ更新が久々なので、冬の間の報告も。

冬が深まった頃、畑に生えてた謎の植物を掘り起こしてみました。


写真だともう葉っぱ枯れちゃっててよく分かりませんが、葉っぱのある時は見た目がウコンに似てたので、「畑にウコンみたいな植物が生えてたけど、ウコンにで毒性のある植物はありますか」とchatGPTさんに質問。安全性についてはこんな回答が。
重重要な注意点 ⚠️
❌ 「少し食べて様子を見る」は絶対にNG
❌ 加熱しても毒性が消えない植物あり
❌ ペットや家畜にも与えない
安全な対応策
食べない(最も安全)
地元の農業改良普及センター、植物園、大学の農学部に写真+実物で同定依頼
「食用ウコン苗」として購入したもののみ使用

 

至極当然なご回答ではありましたが、漫画に描いたように、多くの犠牲を出しながら食文化を築いてきた人類の歴史をAIに言われたからといって否定すべきではなかろうと、一口だけ齧ってみたら、もう何度も霜にやられてスカスカになっててよく分かりません。スパイシーな木屑といったところでした。

試しにAIさんを使って、「謎のウコンみたいな植物」をテーマに4コマ漫画作ってみました。
ちょっと人間に理解が難しい部分は修正しましたが、基本、セリフも絵もAIが考えました。係長補佐もスイカちゃんも気持ち悪いことになってます。そして、ウコンにも手足が生えて人間化していることで、とても邪悪な作品に仕上がってしまいました。補佐のハートウォーミングなストーリーとは対照的ですね。

そして今年のニンニク、暖かくなってきた頃に気が付くと久々にネギオオアラメハムシ大発生。
他にも原因があるのかもしれませんが、畝によっては3分の1近くのニンニクが消えてました。
効率を考えるとやむを得ませんが、ニンニクだけを植えることに無理があるから、時として大発生するのは避けられないのかもしれませんね。


…と、最近は諦め気味で、目についた時には潰しますが、毎日のように潰しに通うことはしていません。
ニンニクは最終的にどの程度生き残ってまともに育ってくれるのでしょうか。


 

長年4コマ漫画を描いてきましたが、農家漫画家としてインディーズ漫画展に出展することになりました。

野生農園日誌の漫画冊子、キクイモチップス、野菜の他、森を育てるチョコレートも販売
補佐が怪しい動きでチョコレートの紹介してます↓

マシュピの森のチョコレート

 

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インディペンデントな漫画ZINEのインディーズ漫画展。自由なスタイルのZINEだからこそ実現できる、商業的な枠組みにおさまらない漫画作品の数々。プロのクリエイターをはじめとし、建築・デザイン×マンガ&農家×マンガなど個性的な作家陣が一同に揃います。各ブースには作家自らが展示販売を行いますので、作家本人との交流もお楽しみいただけます!

また当日はハンドドリップ珈琲をはじめとするほっと一息つけるドリンクや自然農野菜の出店もございます。

peatixより来場予約をいただいた方にはイベント当日に使える100円分の割引券を入場時にお渡しいたします。※入場料300円

https://indiemangaexhibition.peatix.com/

2月21日、アートスペースことツォモリリ文庫にて(京王線仙川駅より徒歩5分)お待ちしております! 

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youtubeで、「救いがたい理想主義者のためのポテトチップス」に使っているオリーブオイル、そしてパレスチナ問題について解説しました。
パレスチナとポテトチップス後編

世界で起きている不条理の多くは、誰かが勝手に決めてやってることで、自分たち庶民に何も出来ることはないように思えます。
でも、たとえば無差別に市民を爆撃することを、我々庶民から搾り取った税金や、普段利用している商品に支払うお金が支えていることもあります。
意識的に戦争を必要としているのは世界の1パーセントにも満たない人達。
だから、99%がそれにそっぽを向いて、首謀した1%が途方にくれたら面白いなと思います。1%の人達も99%からスルーされたら、もう1%側から降りようって思うかもしれません。

戦争が起きる時、為政者はテロ撲滅だの民主化だの何だの理屈をつけて正当化しますが、元をたどれば大体は誰かの私的な利益のため。
そして全ての正義は、誰かの私的な利益です。
イスラエルはパレスチナと戦争しているというより、一方的にパレスチナ人を虐殺をしてます。
インディアンが住んでる土地に入り込んで彼らを虐殺し、勝手に自分たちの国にしたヨーロッパ人と何も変わりません。
目的は軍需産業を潤すためなのか、ガザの沖合に眠る天然ガスのためなのか、あるいは上層部の狂信的な信念に基づくものなのか。
私のような庶民ごときに本当の理由は分かりませんが、この虐殺で儲かる連中に一銭も施したくないし、そう思う人が増えて行けば、世界が少しましになると思うのです。
今も昔も酷いことはいっぱいありますが、たとえば奴隷や少数民族の虐殺が悪いことだと考える人は、昔に比べれば圧倒的に増え、ましになっている所だってあります。
だからきっと、文明が残っている内に平和な世界は実現するでしょう。

前置きが長くなりましたが、イスラエルの暴挙を止めるために、我々カスみたいな庶民に出来る事の一例です。

IT、食品、金融など様々な分野に、イスラエルの企業、あるいはイスラエルと関連の深い企業がありますが、多くが直接、間接的に占領政策に関わっています。
こうした企業のサービスをボイコットする運動は世界的な広がりを見せ、無視できない影響力を持っています。

私は農園のサイトにwixを使用していましたが、ガザへの攻撃を批判する従業員を解雇したり、ハマスの残虐性を誇張する偽サイトを削除せずに設置していたりといった政府寄りの姿勢を批判されていました。こうした問題について見解を聞いてみましたが、一切回答を得られなかったので引っ越しをしました。

イスラエルの企業やイスラエル政府寄りとされる企業がボイコットの対象となっていますが、噂レベルの話もありますし、amazonやgoogleなど、あまりにも巨大でインフラの一部となってしまったような企業を完全に生活から締め出すことは難しく、なかなか判断の基準が難しい所ではあります。
不買運動で経営が悪化し、直接イスラエルと関係のない現地の従業員が職を失う可能性だってあります。
創業者がユダヤ系で、シオニズム支持者だと噂されるスターバックスは昔から度々ボイコット運動の対象になってきましたが、スターバックスは親イスラエルという主張を否定しています。こうした動きを受け、米国のスタバ労働者組合は、パレスチナへの連帯を表明。本社側はこの声明に否定的な見解を示しています。
関連記事

ボイコット対象とされる企業リストを掲載したサイトのリンクを貼っておきますが、あくまで参考に 出来る限り自分で調べた上でご判断下さい。


Boycott-israel.org
デンマークに拠点を置くイスラエルボイコットのプラットフォーム。
イスラエルと関連のある企業について「low impact」「 medium impact」「high impact」と、ジェノサイドに関わっているリスクの高さが三段階で表示されています。

BDSジャパン
パレスチナ市民の呼びかけで始まったイスラエルボイコット運動BDSの日本語サイト。
日本の場合は、防衛相がイスラエル製のドローンの購入を検討しており、輸入代理店となる住友商事グループがボイコットの対象になっています。
ボイコット!イスラエル製のドローン購入検討企業

そして、もちろんパレスチナを支援する団体やパレスチナ人から買い物をするとか、寄付をすることも大事なことです。
パレスチナオリーブ:ポテトチップスに使っているオリーブオイルはこちらのものです。

パルシック:様々な国々を支援するNGO。パレスチナの農民の作ったデーツなどを販売

JVC:老舗の国際協力NGO。ガザでの緊急支援や子供の栄養改善支援等を行っている。

 

お久しぶりです。
およそ9年に渡って、月一回ブログを更新するノルマを自分に課していましたが、今世のノルマもカルマも解消することにして、時間がある時にぼちぼち更新するスタイルにすることにしたら、あっという間に前回ブログを更新してから4ヶ月。

夏に更新したのに秋をすっ飛ばしてもう冬です。今年ももうすぐ終了という時期になってしまいました。

 

というわけで、簡単に夏の終わりから冬の初めまで振り返ります。
今年は酷暑に加え、色々忙しくて管理の手が回らなかったこともあり、作物全般が大不作。毎年、ツル植物のカナムグラは旺盛に繁茂しているのですが、今年は特に勢いが凄まじく、刈っても刈っても伸びてきて、気が付くと畑全体が覆われ、サトイモやサツマイモが大分飲み込まれてしまいました。そして、大根、カブなどの冬野菜はここ2~3年、以前の暦のように8月末~9月上旬に種をまいても長引く暑さで発芽しなかったり、発芽してもまだまだ勢いの強い虫に食われたりしてしまうようになりました。しかし暑さが長引いたからと言って、冬が遅く来るとは限らず、夏からいきなり冬に移行したりしてしまうので、あまり遅蒔きすると間に合いません。というわけで、種蒔きに適した時期が非常に限られてしまうのですが、それにしても今年の大根は成長が悪い。一部まともに育っているものもあるのですが、12月に入ってもこんなネズミの尻尾みたいな大根もゴロゴロ。

一体何が問題なのでしょう?

 

毎年よく出来た大根の内の何本かは、12月の内に穴を掘って埋め、種取り用に保存しておくのですが、今年は穴が浅過ぎたのか、あるいは埋めたのが湿気が溜まりやすい場所だったのか、みんな腐ってしまっていました。

畑に残った地表に白い根っこが顔を出している部分の少ない小さい大根は、そのままでも冬を越せるものが多く、冬越ししたものは春に花を咲かせて種をつけます。大きな大根の種が残せなかったので、10年も自家採種を続けてきた大根を絶やすのも悔しいので、その小さな大根から出来た種をまいたのですが、蒔いた時期だけでなく、やはり種にも問題があったのでしょうか。しかし、購入した種も全般的に相当な不作です。

ごく短くなってしまった適期に種まきを集中させられなかったこと、長くなった草の勢いが旺盛な時期に、きちんと草刈り出来なかったことなど、野菜をちゃんと育てるための手間が増える一方で、補佐がやる畑以外のことも増えてきているので、野生農園ザ☆ばんのあり方を見直す時期なのでしょう。

育てようと思ってた野菜が育たない一方で、味噌づくりで余った大豆を適当に播いておいたら、雑草の下で意外と元気に育ってました。ちゃんと育てようとしてた時は実が入らなかったのですが…。
お金に執着しない人が、うっかり金持ちになったり、命に執着しない人が、うっかり長生きしたりするのもよくあることで、何事も執着を捨てるのがよいのかもしれませんね。

ちなみに、なぜかこのブログの数少ない読者にはスピリチュアルな方が多いようなので、冒頭で触れた「カルマ」のハッシュタグをつけてみました。

うっかりすると死ぬほど暑い夏ですが、まだその時じゃないようで生きています。
7月は更新する暇がなく、8月も気付けばもう終盤に!
というわけで、今回は7月8月合併号で二か月分の報告です。4コマも豪華?二本立てにしてみました。

野生農園ザ☆ばん、夏の作物で売るのは基本スイカだけでしたが、毎年アライグマに食われてしまうので、販売用にスイカを作るのはついに断念。でも少しは食べたいし、10年も繋いできた種ももったいないので、自分用に少しだけ作ることに。

だけど少量であっても、アライグマは容赦してくれません。
どうやって対策するかなと考えましたが、youtubeでみつけた竹を周りに刺して防ぐという方法を採用。
広範囲でやるには竹も時間もたくさん必要ですが、今年くらいの面積ならなんとかなりそうです。

スマホのバッテリーが昇天して撮影出来なかったのですが、スイカはきれいに食べられてました。竹の間をくぐって簡単に中に入れたようです。係長補佐には効果があったんですが・・・。
というわけで、今のところ食べられたスイカはアライグマにみつかる前に収穫出来た一個だけです。
まだ幾つか実がなっているので、アライグマが通る隙間もないくらい、もっと高密度に竹を差しまくってみようと思います。

しかし近年の夏の暑さは、人間が耐えられるレベルを超えてきてますね。黒くて日光を吸収しやすい上、大分お年を召してきたアーナック部長も辛そうです。


暑さに加え、係長補佐はビビ係長と共に皮膚炎に苦しんでいたり(これも暑さが原因のひとつと考えられますが)、色々と他のことで忙しかったりで、草刈りも十分できていなかったら、あっという間に畑が草に飲みこまれてしまいました。
特に元気なのがツル植物のカナムグラ。何か利用方法がないか調べてみましたが、利尿効果や健胃整腸の効果があって、漢方では使われるらしい。しかし、そういう効果のある野草は他にも色々あるので、よほど美味しくなければ、わざわざ収穫して乾燥し、お茶にして飲もうとも思わないですね。
どうせ刈っても刈っても生えてくるので、美味しいかどうか試してみます。

以前お伝えした、北米先住民のやり方をまねたカボチャ、トウモロコシ、インゲンマメの混植地も、インゲンマメがかなりカナムグラとの競争に敗れていなくなってしまいました。
最初はインゲンの生長が早く、ツルを伸ばした時にはまだトウモロコシが10~20㎝の高さしかなかったので、周囲の雑草に巻き付きながら成長していました。


しかしトウモロコシが大きくなってくる頃には、カナムグラが台頭。うっかりしていたら、あっという間にインゲンがカナムグラに負けてしまって虫の息です。今年はそもそも種をまくのが遅れてしまったので、来年はもっと早くに種まきし、夏草が台頭してきて競争になる前に、しっかり育ってもらう必要がありそうです。
異常な暑さや水不足がデフォルトになり、食糧危機も現実のものとなっていく今、もう少し自家用の野菜もちゃんと育てようと思う今日この頃でした。

この夏、野菜や加工品の販売は、自然栽培のジャガイモとフェアトレードのパレスチナオリーブオイルを使った「救いがたい理想主義者のためのポテトチップス」のみ。

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ガザでイスラエルによるパレスチナ人の虐殺が続く中、パレスチナオリーブオイルを少々使ったところで焼け石に水ではありますが、平和を希求する同志の皆さんは、ひとり一人が出来ることをしていきましょう。