娘の高校受験に悩む父のメモ(神奈川)
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勉強時間

大学受験に関する情報収集を始めています。これまでも、時折見ていたyoutube CASTDICE TVが参考になります。 
高校のカリキュラムでは大学受験を突破できません!
https://www.youtube.com/watch?v=SqZTcZrbTqU
先日見た上記では、GMARCH関関同立以上に行くなら勉強時間目安:3,000〜4,500時間 とありました。長女はこれからまたしっかり勉強しないといけなくて、大変だと改めて思いました。では、中学時代はどのくらいやっていたのかとざっくり計算してみると、予想外に、塾+家庭学習でおそらく6,000時間以上、勉強していたことに気づきました。相当やっていたんだなと改めて思います。残念ながら、一般受験は失敗しましたが。結局、正しい取り組みができておらず、学習時間に見合った学力が蓄積できなかったのだと想像しています。(早寝早起きも最後までできなかったですし)
何十年も前の自分の中学時代の勉強時間も計算してみました。どう考えても3,000時間もやっていません。自分の頃は中3の夏から、本格的に勉強する、それで何とかなっている人がけっこういたのだと思います。時代が過ぎて、学歴重視がますます広がり、皆が勉強するようになり、昔程度の取り組みでは、間に合わなくなったのでしょう。今の受験生は、本当に大変だと思います。
 

大学でのビジネス経験

昔の話です。連携している職場に入ってきた若手社員と一緒に仕事をするようになり、段違いにハイレベルな彼の仕事ぶりに非常に驚いたのですが、程なくして、その秘密がわかりました。彼は大学時代に休学して自分でビジネスを行っていたとのこと。その後、復学して、大学院を経由して入社していました。ものが違うわけです。その数年後に、彼の職場に、同じ大学院出身の後輩が入ってきました。非常に初々しい、とても数年違いと思えないフレッシュさです。新人にありがちが失敗をやらかしたりして、やっぱりこれが普通の若手だよなとホッとしたものです。抜群の彼は、残念ながら会社に飽き足らず去っていきました。後輩の彼は、既にかなりの中堅となり、活躍しています。
大学時代に、取り組み方によりますが、仕事経験があると、就職活動でアドバンテージになると思います。最近では、仕事をガッツリ任せるようなインターンもあると聞きます。あんまり深く入り込むと大学生活との兼合いが難しくなりますが。たいていの大学生はまともに大人の会話ができないので、大人と同じベースで会話が出来れば、就職では大変な差別化になるでしょう。就職に強いと言われるあの大学は、際立って大人びた学生が多いです。

生涯賃金

学歴により生涯賃金が大きく違う。猫も杓子も大学を目指すようになった理由だと思いますが。自分の父の時代の大学進学は10人に1人くらいだったようです。自分の頃は4人に1人くらいでしょうか。今は55%と2人に1人以上のようですね。自分の頃ですと、中学校の時点で、本人の学力と意欲で、将来大学に進むかどうかは、概ね決まっていたように思います。
昔であれば、至極当然の事実も、世の中の変化に伴い、変わっていくもので。現在の受験で、全く競争なく入学できるような大学を卒業した場合で、高卒に比べて、4年間の高額な教育投資に見合った収入を得られる人は、ほとんどいないように思います。大学の名に値する高等教育が行われていないようなので、それも仕方がないことだと思いますが。その4年間に生きた仕事経験をするほうが、はるかに人的資本を高めることができるでしょう。少し考えるだけで、想像がつきそうなものですが、様々なと大人の事情が絡んでおり、今の状況になっているようです。奨学金という借金を背負って行くような人もいると聞くと胸が痛みます。
しかし、今後、世の中の社会変化だけでなく、世界秩序も変わるような時代に、大学教育の在り方は、意外と早く変わるかもしれない、そんなふうにも思いました。

同じ土俵

様々な理由で、私立中学受験を避けて、高校受験に臨んだわけですが、結果は大学受験を目指すことになりました。
他のお友達は、小学校時代に概ね3年間受験勉強を行い、長女は中学校の3年間で受験勉強を行い、ともに、これから大学に向けて受験勉強をするという意味では、まあ同じ土俵に戻ったなと思います。(諸々違うことはありますが)
自分としては、高校時代に伸び伸びとした生活で、多様な経験を積んで、人間的に成長してほしいと願っていましたが、大学受験があるとなると、相当程度、勉強に時間を割くことが必要になるのだと思います。生活と勉強の最適なバランスはどの程度なのか、正解があるわけもありません。そもそも、どういうゴールを設定するのか。大学受験に悩む日々が始まりました。
 

就職活動時の学力検査

リクルート社の適性検査「SPI」は、知的能力を測る指標として、かつて、そして、おそらく今も企業の採用活動で重用されていると思います。(今は他の検査もあるようですが)その結果は、必ずしも、大学の入試偏差値に正比例するわけではなく、レベルの高い大学の学生でも、あまり振るわないケースは、まあまあありました。一方で、レベルのもう一つの大学で、非常な高得点を取るようなケースはほぼありませんでした。(昔はSPI対策本もありませんし。今は対策本がかなりあるようです。形式に慣れるのには有効だと思いますが、結果を変えるほど点数が上がるような人がいるのでしょうか)

学力を学校歴ではなく、SPIのような検査で判断し、ふるいにかける、極端に走るとそんなこともありえるかもしれませんが、それでは本人の大学入試への取り組み努力を全く無視することになるので、最優先の指標として使っている会社はまずないと思います。あくまでも、面接評価を補完する材料として、自社の基準を満たしているかどうかの確認に使うことが多いのだと思います。(最初に足切りに使うケースもあるとは思います)なので、面接を突破した人が、SPIの不振を理由に落ちるようなことは、あまりない気がします。遥か昔の個人的

な経験に基づく感想なので、あまり信用しないで下さい。

子供の幸せを願う

経済的に可能であれば、私立中学や高額な塾に行かせ、よい大学へ。長じて本人が子供に対して同様に高額な教育投資を行う。子供の幸せを願う親の行動としては、当然なわけですが。

子供の時分(昭和の時代です)、他の家と特に違いがあると感じたことはありませんでした。(まあ所詮、小中学生でしたので) しかしながら、今の時代は、ご家庭によって、かなり状況の差異があることを様々な場面で、肌身に感じます。今後10数年間の社会変化により、ますます格差が広がることも容易に想像がつきます。(同様に、一歩間違うと取り残されることも)
一方で、世の中全体として、家庭の経済的格差の広がりが、世代を越えて継承されていく状況は、果たして持続可能なのか、疑問に感じるところもあります。学歴にしても、能力主義(メリトクラシー)にしても、今と違った形になることも十分あり得ると思います。その中で、長女には、真に生き抜く力を身に着けてほしい、そう切実に願っています。

ミライコンパス mirai-compass

ミライコンパスは、三菱総研DCS社による入試サポートシステムで、オンライン学校説明会から、入試出願、入学手続きまで、非常に多くの学校で利用されています。(自分の知る範囲では主要校で未利用はICUくらいではないかと)
出願手続きとしての利用は以前からあったのかもしれませんが、オンライン学校説明会での利用は、コロナ以後なのではないかと思います。

我が家と推薦入試を受験した明大明治との接点は、長女が中1のときの文化祭が唯一でした。そのときに学校説明会にも参加しました。文化祭は申込不要でしたが、説明会には多分記名して参加したと思います。それ以降、オンラインの学校説明会等のイベントには一度も参加していません。情報入手としては、それで十分と考えていましたので。しかしながら、中3に一度も参加していないのは、今思うと第一志望として推薦入試受験に臨む立場として、学校への意思表示が、不十分だったかもしれません。入試で、全く同じ条件の2人から1人選ぶとき、学校説明会への参加回数が、もしかすると志望度の判断材料とされる可能性もあります。もちろん、長女の場合は、シンプルに学力が足りなかっただけですが。
学校側は、ミライコンパスによって、受験者と自校の接点を容易に把握できるようになりました。一般入試では関係ないかもしれませんが、推薦入試では上記のような利用のされ方を念頭に置かれた方が良いかもしれません。

神奈川県の併願確約(書類選考併願入試)

神奈川県では、公立高校への進学希望者は約8割のようです。公立高校受験は日程的に一番最後ですので、公立高校不合格の場合でも、進学先を確保しておく、そのような発想から生まれた制度のようです。多くの神奈川県私立高校が実施していて、基本的には内申点に基づき、12月の入試相談で合格の内定が決まります。(形式的な試験はある場合もある) 本来は第一志望の公立高校を落ちた場合の受け皿であったのが、他の私立がダメだった場合もよいに変わってきているようです。ただし、慶応義塾、法政二、法政国際、桐光学園、日本女子大付属等、未実施の学校もあるので、その点は注意が必要です。
もしも、以前からこの制度のことをよくわかっていれば。長女の中3の内申点は42でしたが、内申点を取ることを優先に勉強して入れば、44を取ることは可能であったと思いますし、そうすれば中大横浜に進学できたと思われます。ただし、それは中3初めの時点でその意思決定をする必要があります。中3初めの時点では、早慶への挑戦権を手に入れるために、もうひと伸びを目指して勉強していた頃で、そんな方向転換をすることなど全く考えていませんでした。(もうひと伸びが難しいとわかったのは夏期講習後) 仮に早慶は無理となっても、

実際には第一志望となった明大明治の受験を考えれば、中学校優先の発想は生まれません。ですので、このもしもは、ありえない道でした。

コミュニケーションがとれない

長女が自分の言うことを聞かないのは、今に始まったことではなく、はるか昔、小学校低学年の頃からです。自分は本を読んだらと長女に常に勧めていましたが、おそらく、押し付けられていると感じていたようで、全く読みませんでした。そのため、今でも語彙が少なく、四字熟語やことわざ、故事成語を苦手にしています。
中学に入り、受験に関する話も、まともに会話していません。自分も、本人が勉強すればよいとの気持ちが強かったので、塾にお任せでした。前半はそれほど困ることはありませんでしたが、特に3年生になると、保護者面談など否が応でも対応するすることになります。中学校の先生との面談では、自分ばかりが話している状態でした。各校のオンライン学校説明会も、長女は最後まで見ることはありませんでした。(第一志望である明大明治でさえも)
担任の先生からは、併願確約である山手学院について、進学する可能性があるのだから、一度見に行った方がよいと勧められましたが、これも行きません。受験日が初めての訪問でした。
明大明治の推薦入試の際、面接について、自分がアドバイスしようとしましたが、これもあまり話を聞きませんでした。長女にとっては、アドバイスを受けるよりも、自分の話を聞かないことのほうが大事だったようです。本人の選択なので、仕方ありません。最近でこそ昔に比べて話す機会が増えましたが、中学3年間を通して、とても家庭で一致団結しての総力戦にはなりませんでした。これは中学入学時には、想像できなかった誤算でした。

総力戦

受験が終わってみると。事前に考えていたことと、現実にはかなりの違いがありました。受験は、受験生本人の取り組みではなく、(高校受験と限定せず、よりよい大学に行かせることを目標とした)家庭の総力戦でした。
何十年も前の自分の時代は、本人の能力×勉強力の、主に個々人同士での競争だったのだと思います。今は本人の実力×家庭の経済力/人的支援の総力戦に変わっていると思います。本人の素の能力がもう一つでも、受験技術が高度化した今、的確な指導によって、本人の伸びしろの最大限まで成長させることができるようになり、適切なアドバイスで正しい道筋に導くことで、本人同士の実力の差を逆転することも可能になったのだと思います。思えば、多くのご家庭が子供を私立中学に行かせるわけです。もちろん、ある程度そういうことがあることはわかっていましたが、予想以上でした。

今でも、最難関校に行くような受験生であれば、本人だけで結果を出せそうですが、我が家においては、塾に行かせておけば、後は本人が勝手に頑張って何とかなるだろうという昔ながらの考え方は、全く通用しませんでした。

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