警察沙汰、命に関わる事件、紐はダメ、

食べるかも、投げるかも、、、

そういう世界があるのがわかってはいたけれど。


認知症といっても日常生活は普通に送れる。

ただただ自由に生きてきた元気な父を、

"入院"させないといけないのか?


葛藤、葛藤、葛藤、、、で

とっても疲れていたはずなのに全然眠れない夜を過ごしました。

 


 

   

 

 

 

この記事の続きダウン





入院先を探すための電話かけ


長い長い老健と自宅の往復をして帰宅車


まずは、無料相談の電話番号にかけたスマホ

状況を説明すると、「精神科への入院は待ち人数が結構あると思いますので今日の明日は難しいかもしれません」と言われ、ダメ元で…と2つの病院を紹介してくれた。

なんと、その2つは私が調べていた病院だった(車中のリサーチ力、自画自賛ひらめき)

いかに緊急性をアピールするか…
それを念頭に置いて電話をかけた。


1つ目の病院は3ヶ月待ちですね」
まずは診察を受けていただいて、そこから入院の必要性を判断する」とのこと。
…無理。そんなに待てない。はい、次。


そして、2つ目の病院が、疲弊した心身をえぐられる反応だったのだネガティブ
あの電話の向こう側の男性の無機質な声、いまでも忘れない。

「状況をお伺いする限り、入所したくない場所に入所を拒否して暴言を吐く、というお父様の行動はあくまでも一般的で想像がつく状況です」

「精神科への緊急入院、いわゆる医療保護入院というのは、例えばご家族に暴行を加えたとか、誰かに刃物を向けたとか、生死に関わるような事件や警察が介入する出来事が起きた場合におこなわれます」
↑すべての病院がそうではないと思いますが…

「そのような状況であればすぐにでも受け入れできるのですが、今のお父様の状況は認知症の方の一般的な思考回路だと思いますので、すぐ入院できる方には当たらないです」

暴言は一般的な思考回路。
警察沙汰が起きてないとダメ。

一気に疲れが襲いかかってきた。

電話を切った私は、泣くどころか放心状態になった真顔



隣県の病院へ3つ目としてダメ元で電話をかけたのは16:58。

「空きがないですね」で終了。


電話を切る頃には17時をまわっており、入院手続の電話受付時間は完全に終了。

(コロナ禍だったので今よりもっと短い情勢だった。)


近隣で入れてもらえる病院は、見つからなかった。




家族全員を守るための、決断。


脱力しながらも、スマホで検索したのは

今日入所できなかった老健が話を通してくれていた精神科のS病院のホームページだった病院



今後ずっと入院するわけではない。

入所先の施設を探すまでの間だけだ。

遠いけれど仕方ない。


だって、今もうすでに、父が飲酒してる音が聞こえてきてる。

きっと今日のことだって全てもう忘れていて、また今夜も迎え酒をする。


もし暴れたら?

夜中に起きてきて火をつけて、火事になったら?

酔っぱらって3階のベランダから落ちたら?

 

0歳9ヶ月の娘も、がんばって耐えてくれている夫も、父自身も、家族を守るためにはこれしかない。


そんな言い訳をして自分に言い聞かせ、

S病院にお願いすることを心に決めた。

もう、揺らがない。


もちろん電話の受付時間は終わっているので朝イチで電話することにした。




精神科の入院準備に衝撃を受ける


ホームページの入院手続のページを開き、必要な物を確認したスマホ

といっても今日老健に入る予定で準備したセットは、写真に撮られただけでそのまま車のトランクに乗っている。

全て名前つけ済みだ。


そのホームページで目にしたものは、私の人生では身近にない環境だった。



    

靴は、なし。スウェットなどの調整用で付いているは取り外すこと。ベルトは持込禁止。


そして翌日、病院に行ったときに追加で言われ、未だに印象に残っていること。


    

置き時計、投げて壊れてしまうかもしれないので。

あ、ゴミ箱も同じで。

ティッシュペーパーのBOXは、他の認知症の方が誤って食べてしまうことがあるので。


精神科では一般的なことなのかもしれないが、私には一つ一つが衝撃的だった悲しい


もう揺らがない、と決心したはずなのに。


この環境に、あの自由奔放の父を預けるのか?

本当にいれるのか?

私が辞めると言えば辞められる。

でも、辞めてどうする?

ずっとお酒に溺れさせるのか?ダウン



悩みに悩んだが、そのときの私たち家族には入院するしか選択肢はなかった。


後悔はないが、、、本当につらかった。


 


  

 

 

 

私の経験談が、プレジデントオンラインに掲載されました。

 

このもしゅだきではまだ更新されていない、母の亡くなったあとの父のことも触れています。

 

「もしゅだきの更新が遅すぎるから待てない」

「いままでの経緯をざっと知りたい」

そんな方におすすめです合格

 

介護に携わる方、育児に翻弄されている方たちにとって、少しでもお役に立てますようににっこり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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