0歳の娘を抱えながら、相続手続と父の入所準備に奔走していた2022年9-10月。
どう考えても半日かかる手続をワンオペでこなす壁はもちろんありましたが、育休だったからこそフットワーク軽く日程の調整もできました。
この頃から"「母の事後処理(相続&納骨)」も「父の入所」も絶対に復職までに終わらせなければ"という強い焦燥感を感じるようになりました。
結局納骨は終わらなかったけど。
2023年春には、片道1.5時間以上かかる職場への復職が待っていました。
育児しながら、(時短といいながら)ほぼフルタイムで働き、両親の事後処理。
想像の中だけでも詰んでました
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老健に電話
Oさんからの連絡のあと、伺った担当者Hさん宛にすぐ老健に電話をした。
声から判断するに、20代と思われる事務スタッフだった。
これがまた、人あたりの優しい頼りになる女性だった
Hさん「一度アキさんに来ていただいてお申し込みいただくことになります」
アキ「現地で申込…ですよね」
Hさん「施設のご説明もありまして。当日お父様の介護保険被保険者証などをお持ちいただいてコピーとらせていただきます。お申し込みいただいてから、入所の審査となります」
アキ「つかぬことをお伺いしますが、最短で入所までどのくらいかかりますか?」
Hさん「ケアマネージャーのOさんから伺いました、迎え酒のこと。1日も早く入所をご希望ということですよね?」
アキ「そうなんです」
Hさん「申込してから審査がおりるまで、最短でも1週間ほどでしょうか…入所の際にはお父様の荷物などの準備もしていただかないといけないですし」
ここで私は(当然のことに)気がついた。
そうか、すぐにはいお願いします、とできるわけではない
入所となると、指定された荷物の準備が必要なのか(当たり前)。
入所のその日まで、全てを父にバレないように進めなくてはいけない…
Hさん「あと…申込にあたり、ゲンさんのいまの症状などをまとめた資料が必要となります。診療情報提供書というものなのですが、ご準備いただけますか?」
アキ「それは、いまデイに通っている看多機に作成してもらうものでしょうか?」
Hさん「もしくは認知症外来の病院ですね。まずOさんに確認していただくのがよろしいかと思います」
アキ「承知しました。お話しが戻るのですが、申込に伺うお日にちですが…所要時間はどのくらいでしょうか?」
Hさん「そうですね…審査が通ったあとのお話しで、施設のご説明や入所に必要なもののお話しもあるので…最短で1時間半から長くて2時間というところでしょうか…」
アキ「ご対応いただける日ってもちろん平日ですよね…」
Hさん「申し訳ないのですが初回の面談だけは平日でお願いしています。でも入所は土曜日でも大丈夫ですよ!」
アキ「わかりました。一度夫と相談させてください。このあと書類の件もOさんにも確認して、改めてご連絡させていただきます」
老健へいつどうやって行くか…
この時期、夫は繁忙期を迎えていてほぼテレワークができていなかった。
私は、電話を切って、脳内で即座にシュミレーション
生後9ヶ月の娘を抱えて、
ベビーカーで電車に1時間+施設まで20分徒歩。
そこから長くて2時間の打ち合わせ…
で、また帰ってくる…
雨だったらベビーカーどうする…
雨避けカバーでいけるか?使ったことないけど…
かといってずっと抱っこひもで荷物もあったら無理だな。
オムツはどこで替える?
あんな辺鄙な駅(失礼)にオムツ替えスペースがあるとは思えない…
ミルクはどこであげる?
お湯は持っていくとして…帰りまでに冷めないか?
打ち合わせ中にぐずったらどうする?
いや、まず電車1時間って乗れるのか…?
1回乗り換えるあの駅ってエレベーターってある…?
えぇーーー、半日かかるじゃん。
どう考えてもワンオペでは無理だ…
そう思い、夫にすぐLINEして、休める日を確認すると、幸いなことに「翌週の水曜日だったら休めそう。それ以降だと2週間後だな」と言う。
これも私が育休だから合わせられるが、もしお互い仕事をしていたらどうなることやら…そんなすぐには絶対動けない。
老健に行く日は水曜日一択。
老健側の都合もあるだろうけど、この日でごり押しするしかない
診療情報提供書の手配
そのあとOさんに連絡したところ、「病院で作成していただいた方が、初回受診のときからの経過を教えてもらえるからいいと思うんですよね…私から病院に問い合わせしてみます!」と引き取ってくれた。
そしてすぐに電話&メッセージで連絡が来た(しごできケアマネ)。
・診療情報提供書は私から病院窓口に申請。予約不要。
・病院の連絡先は、脳神経内科の受付。
・△△県の介護老人保健施設Cホーム。医師が常駐しているので○○医師名宛で。
・ゲンさんが来院しない場合は、任意フォーマットの委任状とアキさんの身分証明書が必要。
・申請してから作成まで1週間~10日ほど。
できるまで1週間…
水曜日の老健の申込に持っていきたいが間に合わないなぁ
そう思いつつ、
即座に委任状を手書きで作成し、
父の診察券と保険証、私の身分証明書を準備。
あ、とりあえず印鑑も持ってっとくか。
ここまでさっと準備できるのは、この時期に同時並行していた相続手続の経験が生きている
抱っこひもに娘を入れ、急いで自転車で病院に向かった
(次回は、予期せずに判明した父の認知症の自覚症状について)
私の経験談が、プレジデントオンラインに掲載されました。
このもしゅだきではまだ更新されていない、母の亡くなったあとの父のことも触れています。
「もしゅだきの更新が遅すぎるから待てない」
「いままでの経緯をざっと知りたい」
そんな方におすすめです
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