先祖のお墓がある場合、親族が亡くなったら、まずそのお墓があるお寺に連絡すること。


突然降って沸いた墓問題で学んだ知識です。


四十九日にするはずだった納骨が、

まさか一周忌ですることになるなんて。

1ミリも想像もしていなかった展開でした。



 

   

 

 

 

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葬儀翌日、お寺へ逝去のご報告。


葬儀の翌日。 
「納骨は四十九日にするもの」と漠然と思っていた私は、早速お寺に電話をかけた。

家から車で10分。
母の"育ての"両親のお墓がある、いわゆる我が家の"菩提寺"だ。

「私は、お母さんがいるお墓に入りたいから」
常々そう言っていた母は、"生みの"母のお墓への分骨も希望しなかったダウン

「お母さんが悲しむから、あっちのお墓には入らない」
そう断言する母を前にして、母にしか分からない気持ちがたくさんあるんだろうなぁとなんとなく思っていた。

まさか息を引き取る前の最後の言葉が「おかあさん」だとは想像もしてなかったが赤ちゃんぴえん


お寺に電話すると、数コールですぐ坊守さんが出た電話
50代くらいの若住職の奥様だ。

"ぼうもり"。
寺家系の夫と結婚していなければすんなりと出てこないワードだ泣き笑い


アキ「おはようございます。○○家の墓守りをしていたキミエの娘のアキです」

坊守「あぁ○○家の。お世話になっています」

アキ「突然のご連絡ですが、母キミエが亡くなりまして」

坊守「え?お母様?あれ…数ヶ月前にお見かけしましたが…」

アキ「今年に入って体調を崩して入退院を繰り返しておりまして。このたび急逝しました」

坊守「そうでしたか…それはそれは、、、御愁傷様でございました。お若いのに…言葉もありません…ご葬儀のお日にちはお決まりになりましたか?」

アキ「葬儀は昨日終わりまして。四十九日の頃に納骨をお願いしたいと思ってお電話しました」

坊守「え?ご葬儀終えられたんですか?!?!」

アキ「あ…はい(え?なに?)」←坊守さんの勢いに圧倒された。

坊守「読経は…」

アキ「夫の父にお願いしました。義理の父です」

坊守「あぁ。。。えっと、ご葬儀を既に終えられているとのことですので、こちらへ納骨はできませんね←お怒りの様子でまくし立てられた。

アキ「え?!納骨できない?!え、どういうことでしょうか…」←あまりの驚いた声に、ぼーっとスマホを見ていた夫がこっちを見た。とりあえずとっさの判断で、スピーカーホンに切り替えた(偉かった)。

坊守「私どものお墓に納骨される場合には、葬儀でこちらの寺の住職が読経した場合です。檀家さんでないということになりますので、ご納骨はできません。お墓を最初に建てられたときの契約書にもそのように明記されております」

アキ「いますぐに契約書は見つからないのですが…えっと…母は祖父母と一緒のお墓に入ることを望んでいたのですが…」←動揺しすぎ

坊守「うーん………どうしてもお祖父様、お祖母様と同じお墓に納骨されたいとのことでしたら、こちらで葬儀と同じようにお経をあげ直させていただいて。あとすでに法名がついていると思いますが、法名もつけ直させていただきます

アキ「え?葬儀も?法名も…もう一度ですか?!←唖然。夫の方をちらちら見ながら答える。

坊守「たしかアキさんはご主人様がお寺の関係の方でしたよね。お義父様もご住職でいらっしゃるとお母様からお伺いしていますけど。でしたら、お義父様が当然お分かりでお詳しいと思いますが??確認されてみてはいかがですか?檀家さんでないと納骨できないというのは、お寺では普通のことだと思います」

アキ「………」義父から提案されてこうしてるんですけど、と喉元まで出たけど想定外の流れに驚きすぎて言えなかった。すると、畳み掛けてくる。

坊守「以前、ご友人がご住職をされているとのことで、檀家さんのご家族がそのご友人に読経をしてもらって葬儀をしたことがありました。そのときも、こちらで葬儀と同様の儀式をしてから納骨していただいています」

アキ「そうですか………えーっと、ごめんなさい。想定外の流れ過ぎて驚いてしまって。。。今このお電話でもう一度読経をして法名をつけ直すということに「お願いします」とは申し上げられません。夫の家族といまのお話を相談して、また後日ご連絡させていただきます」

坊守「わかりました。えーっとお墓に入られてるのは3名でしたよね?」

アキ「え?祖父と祖母の2名だと思いますが………3名?え?」

坊守「あ、そうでしたか。では、またご連絡いただくまでにこちらでも契約書など確認させていただきます」

アキ「はい…では今日は失礼いたします。またご連絡します」


電話を切ったあと…

アキ「どういうこと?!もう一回葬儀とか無理だよ?!」

ユイチ「あぁー、ごめん。本当に親父のせいでごめん」

アキ「納骨できないって、、え?なんで私が怒られるの?お義父さんに言われたとおりしただけなんだけど」

ユイチ「親父が読経するって言ったときに、寺(菩提寺)に言わなくていいのかなって思ったんだよ、そのとき親父に言ったんだよ。そしたら「大丈夫だ。浄土真宗だしなおさらそんなの気にすることない」って聞かなかったからさ」

アキ「えぇ、、、それ言ってよぉ無気力知ってたら先にお寺にせめて連絡したのに。。。私は素人なんだから分かるわけないじゃん…

ユイチ「そりゃそうだよ。アキは本当に何にも悪くない。ごめん。母親も言ってたんだよなぁ「勝手に決めて大丈夫なのか」って」

アキ「えぇぇぇぇ………どうすんの、これ。モモもいてまた葬儀とか嫌だよ………お父さんになんて説明するの…理解できるわけないじゃん」←お金がかかるのはもちろんだが、0歳を連れていくのと父に説明しないといけないという労力の心配の方が大きかった。

ユイチ「ごめん。来週親父に相談するから」

アキ「来週………1週間待てばいいのね…」


葬儀が終わってすぐ納骨できるものだと思っていたのに、想定外すぎる展開で墓問題が勃発真顔

次から次に壁が立ちはだかる2022年だった。



 

私の経験談が、プレジデントオンラインに掲載されました。

 

このもしゅだきではまだ更新されていない、母の亡くなったあとの父のことも触れています。

 

「もしゅだきの更新が遅すぎるから待てない」

「いままでの経緯をざっと知りたい」

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介護に携わる方、育児に翻弄されている方たちにとって、少しでもお役に立てますようににっこり