【訃報】鎌田誠晧氏(セブン-イレブン・ジャパン顧問/元副会長)
またお一人、流通志士がお亡くなりになりました。夕方、セブン&アイから訃報が届き、突然のことで、とても哀しかった。鎌田誠晧(まさあき)さん。株式会社セブン-イレブン・ジャパンの副会長までされた方です。入社間もないころから、鎌田さんの執務室へ、緒方知行先生とよく行かせていただいたことが思い出されます。流通のことについて、右も左もまだわからない頃、とにかく見聞きすることが新鮮で、頭の中にインプットしていくことで日々精一杯の頃でした。当然、鎌田さんの執務室にうかがう時も、超緊張していたわけですが、いつも笑顔で迎えてくださる、温かい方でした。なぜ鎌田さんのもとへ、緒方先生と頻繁に通っていたか。それは、日本のセブン-イレブン(ジャパン)によるアメリカのセブンイレブン(サウスランド社)の再建について、継続的に取材を重ねていたからでした。鎌田さんは、先頭に立ってそれに取り組んでおられたお一人なので、当然お詳しいし、情報もたくさんお持ちでした。鎌田さんの多大なるご協力のおかげで出来上がった1冊の本があります。『鈴木敏文のセブン-イレブン・ウェイ――日本から世界に広がる「お客さま流」経営』 鈴木敏文のセブン‐イレブン・ウェイ 日本から世界に広がる「お客さま流」経営 1,620円 Amazon 鈴木イズムで、アメリカの小売企業セブン-イレブン・インクが、見事に再建された、その考え方とプロセスと実践を、長い年月をかけて追跡取材をし、まとめあげたものです。鎌田さんはサウスランド社との提携の時も最前線で取り組み、その後の再建、それ以降もずっと関わっておられた、セブン-イレブンの歴史を語る上で、絶対に欠かせないお一人です。詳しくは、またの機会にゆずることにします。ただただ、残念でなりません。今こそ、鎌田さんの歩んでこられた仕事人生について、ゆっくりとお話をお聞きしてみたかったです。セブン&アイグループの成長・発展を共に駆け抜けてこられた鎌田さん。決して表舞台に出たがる方ではありませんでしたが、鎌田さんの果たしたご功績は、一部にすぎませんが取材を通して見せていただきました。ご縁をいただけたことに感謝申し上げ、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・平成30年5月20日、大腸がんのため、お亡くなりになりました。78歳。故人の遺志により、通夜、および葬儀は、近親者のみで執り行われたとのこと。後日、「お別れの会」が開催されます。【略歴】■学歴■昭和38年3月 同志社大学 法学部卒■職歴■ 昭和38年 4月 東京貿易株式会社 入社昭和48年10月 株式会社イトーヨーカ堂入社昭和48年11月 株式会社ヨークセブン転籍昭和53年 5月 取締役企画室長昭和60年 5月 常務取締役企画室長兼財務本部長平成 元年 5月 専務取締役企画室長兼システム本部長平成 4年 10月 取締役副社長企画室長兼システム本部長平成 9年 5月 取締役副会長平成18年 5月 顧問(現任)■関係会社■平成元年12月 Seven-Eleven(Hawaii) Inc. 取締役社長平成18年 7月 同 取締役(現任)平成 3年8月 Seven-Eleven Inc. 取締役(現任)