本日5月28日は、師である緒方知行先生の3回目の命日です。もう3年になるのかぁという想いもありながらも、いつまでも消えることのない哀しみと寂しさ。同時に、人としてのあり方を教えていただき、未熟だった私を導いてくださったことに対する感謝の念は、ますます深まるばかりです。緒方先生に、逢いたいなぁ。
単行本を出すたびに、私の労をねぎらって、見えない目で、真っ先にサインをしてくれていました。
2005年といえば、秘書として活動していた頃。編集も取材もしていません。その後、そういうことを仕事にするとは思ってもいませんでした。文章を書くことに対する苦手意識が、強くありましたから。
「縁あって花開く」
大好きな言葉です。人とのご縁で、自分では自覚していない、気づいていない才能が開花することがあるんだよ、と。今の私があるのも、緒方先生が私の良いところを掘り起こし、磨いてくださったから。
「縁あって花開く」
この言葉には、続きがあることを、緒方先生が亡くなった後に私は知ることになります。
「縁あって花開く
恩ありて実を結ぶ」
恩着せがましいことを、一切言うことのなかった先生。見返りも一切求めることをしませんでした。人から頼まれると、どんな人でも断ることはありませんでした。普通なら、紹介料やコンサル料が発生してもおかしくないことも、請求することをしませんでした。会社としては、それでは困るものでしたが、、、。
私に対しても同じで、親のような惜しみない愛情と忍耐で、赤の他人である私を我が子のように温かく育ててくれました。
「恩ありて実を結ぶ」
この言葉をあえて教えてくれなかったのは、緒方先生らしいなぁと思うのですが、生きている間にもっともっと恩返しをしたかったと、後悔の念が押し寄せてきます。
「あなたが成長してくれることこそが、私への恩返しだよ」
と言われていました。
「そんなに早く成長できないですよ。緒方先生が生きているうちにお見せできるかわからない💦」とお話ししたら、「それでもいいんだよ。あの世から見ているから。焦ることはないよ」と言いながら見せてくださった優しい笑顔を、今でも思い出すのです。
70を過ぎても執筆意欲は衰えることなく、徹夜もしていたようなお元気だった先生が、まさか76歳であっという間にお亡くなりになるなんて、思いもしなかった。
ただ、「どれだけ長く共に過ごしたかが重要ではない。どのように過ごしたかが、大切なんだよ」とおっしゃり、「厳しくしすぎて、時に可哀想に思うこともあるけれど、あなたには毎日、精一杯教えられることは教えているつもりだ」とも言ってくださっていました。
「恩ありて実を結ぶ」-----悲しんでばかりいたこの3年間でしたが、多くの方のおかげで、今日までこれました。周りの方々への感謝、そして育てていただいた先生の恩に報いるためにも、以前のように積極的に活動していきます。
4月24日には、「2020流通戦略研究会」も本格的に再開しました。これは、30年前から緒方先生が大切にしてきた研究会です。クローズドな会なので、ここでは詳細を書きませんが、次回の開催は7月5日です。9月の開催も、ほぼ決定しました。
緒方先生が遺してくださった事業を大切に受け継ぎながら、緒方先生が目標にしていた2020年を一つの節目として、私も活動をしていきます。よろしくお願いいたします。

